大間崎を出て


風間浦村の活イカ刺し定食で昼食を済ませた私たちは


県道4号線を通って次の目的地「恐山」へ。


この県道4号線が曲者でした。


かなりのクネクネ道で古いタイプの舗装で車が揺れます。


結構な量がある生ものを


少ないご飯を分け合って食べた直後だけに


私も子供たちも胃がムカムカしてきました。


完全に車酔いです 。(´д`lll)



が、そうこうしている内に着き


駐車場に停めた途端に硫黄の匂いがしてきました(*_*)


そして車を降りると強烈な硫黄臭∑(-x-;)


車酔いの私達にはかなりツライ刺激。


でも目の前には不思議な光景が広がっていました。



澄んだ水色の川に生き物は何も見えません。


量菜倹簿 in 千葉


広がるのは静か過ぎる美しい湖。


量菜倹簿 in 千葉

まるで「千と千尋の神隠し」に出てくる線路のように


水の中に杭打たれた道?があります。



この湖に澄んだ水色の水を注ぎ込む川は

量菜倹簿 in 千葉

三途川。


赤い橋は三途川を渡る太鼓橋。


湖は宇曽利湖(宇曽利山湖)

周辺は刺激の強い硫黄臭があり


車酔いした私たちはいっそう気分が悪くなりそうです。




そのまま道なりに行くと恐山菩提寺に着きました。

量菜倹簿 in 千葉

立派なお寺です。


ここも硫黄の臭いが立ち込めています。


とはいえ、宇曽利湖よりもゆで卵に近い硫黄の臭い。


まだマシかな?


中へ入ると一面に荒涼とした風景が広がります。


ところどころで


黄緑の硫黄がこびりついた地面から蒸気が上がり


何もない場所でも歩くと地面から軽い熱気が上がっているようで


活火山であることを実感させられます。

量菜倹簿 in 千葉

荒涼としているにもかかわらず


石はそこここに小高く積まれ


人の手が入っていることが奇妙な感じもします。


あちこちの小山に名前が書かれた石が置かれ


人の思いを感じるからでしょうか。



順路沿いの草は


なぜか必ず結ばれています。

量菜倹簿 in 千葉

誰が結んでいるんでしょう?


何の意味があるんでしょう?


15分ほど歩いたでしょうか


いきなり先ほどの宇曽利湖が目の前に広がりました。


量菜倹簿 in 千葉


浅いところを見てみると


湖のあちこちでガスがプクプクと出ています。


量菜倹簿 in 千葉

後でこのガスが硫化水素で


これが湖水に溶解している為に


この湖には生き物がほとんどいないことが分りました。


量菜倹簿 in 千葉

この生き物が住めない美しい湖の


湖畔もやはり美しく


極楽浜の名がついているそうです。


ぜひ敷地内にある恐山温泉にも入りたかったのですが


乾燥肌のナオは硫黄が強い温泉に入ると


カサカサになってかゆみが出てしまうので


残念ながら入りませんでした。


いつか子なし(子連れの逆ね)で行ったら入ってみたいです。



県道4号線をむつ市街方向へ走ると


これまでの道とは段違いにスムーズな道。


大型バスだってガンガン通ってます。


こっちからのアクセスが正解なんですね。


途中、湧き水を汲んでいる人がいたので私たちも!


量菜倹簿 in 千葉

「恐山冷水(ひやみず)」と言うそうです。


さっきまであんなに硫黄臭い水(温泉も含めて)ばかりだったのに


冷たくて癖のない、スーッと身体に入ってくる水です。


ペットボトルに入れると


冷たくてペットボトルの外側が結露してきました。



ここが俗界と霊界の別れで


「1杯飲めば10年、

 

 2杯飲めば20年


 3杯飲めば死ぬまで若返る」


と言われる不思議な水ということなので


当然、3杯どころかゴクゴク飲んできました~ヾ(@^(∞)^@)ノ

霊場 恐山 http://www.mutsucci.or.jp/kanko/osorezan/index.htm




この日は、五所川原の『つがる地球村』オートキャンプ場にて宿泊。


バーベキューをしようという事になり


材料を途中で購入して持参しようと思っていたら


つがる地球村のレストランでもバーベキュー出来るそうで即予約。



ところが着いた頃には雨が降り出しました。


レストランと言ってもバーベキューは屋根がない中庭でやるので


ずぶ濡れになるのは明白。


バーベキューはいつでも出来るのに


わざわざ雨の中でやるこたーない。


ということでレストランで食事することに。


ランチセットのようなマンスリーメニューを注文。


量菜倹簿 in 千葉

見た目はまあまあ、味は・・・推して知るべし( ̄ー ̄;


雨の中で肉を焼くべきだったのかな・・・o(_ _*)o


でも、デザートのサボテンのゼリー(だけ)は


サッパリとして美味しかったです。

量菜倹簿 in 千葉

メニューはこちら
量菜倹簿 in 千葉

この価格だから期待はしてなかったけどね。


単品メニューは値段もそれなりにいいし、わりと美味しいみたい。



食事は不発に終わったのですが


ここに宿泊先を決めた理由のひとつは温泉施設があるから。


キャンプ客の温泉利用は別料金ですが


原泉掛け流しで、広々とした大浴場が利用できます。


(キャンプ場にはシャワーあり)


温泉はほんのり赤~黄がかったナトリウム炭酸泉系の美人湯。


肌もスベスベになったし、すごくくつろげました~。




お風呂から上がると雨も上がり、星もちらほら見え始めました。


私たちはイスを外に出して


風呂上りの1杯、2杯、3・・・γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ




お隣のサイトは私達と同じ車中泊、他はみんなテントだったみたい。


キャンプ場の夜は早いです。


10時の消灯を過ぎると大人も子どもも休み始めます。


うちの息子達も10時半には寝てしまい


パパとふたり、夜風を感じながら静かにのんび~りビールの時間。




ところがその後、聞こえてくるのは虫の声ではなく


きゃはははは


ドン!コロコロコロ



トン!コロコロコロ


きゃはははは、きゃぁ~


ドン!コロコロコロ


はい


パシュッ!コロコロコロ


きゃはははは


延々と2~30分は続きました。


さあ、何の音だと思います?


正解は


はす向かいのサイトのお父さんと子ども(小さい)が


仲良くサッカー?してる音。


繰り返し言いますが


もう夜の11時頃です。


すごく立派なテントやタープをサササッと立てちゃうような人なので


きっとキャンプ慣れしてるかと思いきや


とんでもない非常識人でした。



外にいるのは私達と彼らくらいで、みんなもう寝てるはず。


うるさいと思ってる人もいるだろうな


とは思うものの、私たちは気分よく飲んでるとこだし


注意して逆ギレされて、この時間からもめたくもないので放置


…してたら


私達のサイトよりも、ず~っと遠くのサイトのお父さんがやって来て


非常識パパに小さな声で注意して戻っていきました。


お~拍手~!!!


そりゃそうよね~!


と思いつつ


うちのパパはやっぱり事なかれ主義者なんだから!


と、腹立たしい気持ちも半分。


でも、まあ、こういう事は上手に言える人が言ってくれた方が


事を荒立てず、丸~く収まりもするから、そういう人に任せよう!


とりあえず私たちは


「しこたま」飲んでもいるしね(●´ω`●)ゞ(#´ω`#)ゞ



きっと、非常識パパも


普段子どもと遊んであげられない分、いっぱい遊んであげよう


なんて思って一生懸命だったんだろうね。


注意された非常識パパはすぐに謝ってやめたけど


子どもは「なんで~?なんで~?」とまだ遊びたそうだった。


でも、ルールは守らなくっちゃね。



こうやって夜は更けていきました。



つがる地球村

http://www.chikyuumura.co.jp/html/top.html