1年くらい前だったか

よく覚えてないんだけど

本屋さんでパラパラと立ち読みして

なんか気になって買った本。

 

 

家に帰ってから読み始めた時、

途中、戦後何年とかの話の中で

何十年かズレがあって、よく見たら

初版が1984年の本だった。

遠藤周作さん1996年に亡くなってたんだ。

そんな昔に書いた本だったんだ。

その辺りよくわかってなかった。

 

それなのに今の時代に読んでも

共感する部分がたくさんある。

インターネット、スマホ、AIやらで

環境がすっかり変わっても

人や世界の本質的な部分は

ずっと同じなのかも。

 

この本に書いてることで

妙に納得した話。

上手い表現だな、さすが作家さん、

って思ってしまったんだけど。

 

人生の流れを3つに分けて

青年時代、壮年時代、老年時代

と区別した場合、

青年時代は、感覚的、体感的なことを

追求する時代、「肉体の時代」

中年壮年期は体力面で衰えが出てくる。

仕事や家庭面での充実などの

心の喜びに比重が寄ってくる「心の時代」

それを過ぎると…

肉体と心を超えた「霊の時代」

 

この霊の時代は

死に向けての準備期間なのでは

とも言ってる。

霊というより魂って言葉のほうが

私はしっくりくるかな。

 

なんか妙に納得しちゃったんだよね。

別に死にたいっていうことじゃなく。

 

ただいずれ遅かれ早かれやってくる死を

意識すると普段の意識も変わる。

自分の心は何求めてるのかを

考えたくなる。

みんながみんなそうではないけど。

 

 

去年の5月からやってた仕事も

今月で終わり。有給が少しあるから

あと3回行けば終了。

あ~もうムリ、この仕事ムリ~

とずっと思ってて、今年1月半ばに

「もうムリ、次の契約更新しない。

3月いっぱいでやめる」と言ったら

心身共にな~んかラクになった。

 

もう少し続けた方がイイかな…

給料悪くないし、休みも融通効くし…

そのうち面白く感じるように

なるかな…

別の仕事してもまた同じかな…

貯金も大して無いしな…

 

って、こんなこと考えながら

仕事する方が不健全。

 

 

生活が不安になるからと社会保険などの

福利厚生や収入面の条件がイイ仕事を

派遣の案件から選んでも、結局

精神的に不安定になって長く続かない。

求人情報にはできそうな仕事はあっても

やりたいと思える仕事はほとんど無い。

年齢的にも不利。

頭も体もついてかないこともある。

しぶしぶ雇われても迷惑です。お互いに。

 

 

だったら

そもそも安定を条件にしないほうが

いいんじゃないか?

社会保険がつかないとダメ、とか考えず

単発の派遣の仕事で面白そうなのやったり

ピアノサークルで人とのつながり感じたり

ピアノ以外でも、周りの人たちが

幸せ感じちゃうようなコトをやって

自分も楽しい、幸せだ〜って

生きるほうがエネルギー出るんじゃないか??

 

そう生きる、と決断できれば

そう生きれるための方法が出てくるさ。

ダメならまたどうにかするさ。

どうにでもなるのさ。