こんにちは。

THE Knot HAYAMA婚活カウンセラーの中島です。

今日は都心で３０℃超えの真夏日予想というほど、朝から日差しがジリジリ暑いですね。

先日まで雨が続いていたのでこのまま梅雨入りか！？と思ってしまいましたが、新緑の季節、カラッと晴れると気持ちいいですね。

五月は五月病と言われるくらい、心身の不調を訴える人が増える時期なので、なるべくストレスを溜めず、こんな天気の良い日は青空の下でおもいきり深呼吸して気持ちを落ち着かせましょう。

さて、地上波今クールのドラマ木曜劇場『あなたがしてくれなくても』（フジテレビ系）が放送開始前から話題になっています。これは同名コミックの実写化で、”夫婦のタブー「セックスレス」をテーマにした大人の恋愛ドラマ”だそうです。

ドラマが放送前から話題になっていたのは、まさにテーマである『セックスレス』というワードそのものへの世間の関心度の高さが伺えます。

いまや日本人夫婦の５割がセックスレスとも言われていて、世界的に見るとあり得ない数字だとも言われますが、実際はもっと多くの夫婦が当てはまるんじゃないでしょうか。

そもそも、日本では性をタブー視する文化やシャイでスキンシップの少ない国民性など、欧米諸国と比べてセックスレスの割合が高くなるのはごく自然な流れとも言えると思います。社会学者の宮台真司氏もこの問題を一口で言えば「日本的な文化の影響」と仰っています。

外国人と結婚した友人が、第一子が誕生してすぐに夫から「夫婦の寝室とベビーの部屋は別にしよう」と提案され、隣の部屋のベビーベッドに赤ちゃんを寝かせて、夜泣きのときは毎回部屋と部屋を行き来している、と言っていた話が衝撃的で驚いたことを今でも覚えています。日本だと、赤ちゃんは添い寝が一般的な感じですし、夜泣きの時期は旦那さんが別の部屋で一人で寝るというケースはよく聞くものの、赤ちゃんが一人部屋とは初めて聞くケースだったからです。

その理由について外国人の旦那様は、「寝室で夫婦の間にベビーがいると、セックスレスの第一歩になるだろう」と言っていたそうで、当時、自分も第一子を生みたてだった私は、なんて自分勝手な夫なんだ！赤ちゃんをないがしろにしてまで夫婦の夜の生活を優先させたいなんて！と一人で勝手にイラついたりしていました(笑)。

婚活カウンセラーとして、結婚したい男女の相談にのるのが本業ではありますが、夫婦の問題について個人的に相談されることの方が圧倒的に多く、この夫婦やばいかもな、、と思う夫婦はほぼセックスレス末期で、もめ事の内容はまったく別のところにあるものの、夫婦間のコミュニケーション不足、スキンシップ不足が問題をさらにこじらせている感は否めないと感じることは実は多々あります。

性をタブー視する国なので、セックスレスが原因で離婚だなんて当人同士は絶対に認めたくないでしょうし、そのことで夫婦仲が悪くなっているということさえもオープンにはしづらいため、誰にも言えず抱え込んでしまったり、当事者間で話し合うことさえままならず、閉鎖的な負の連鎖に繋がっているのだと思います。

新婚当初、早く子どもが欲しかった女性が勇気を振り絞って夫に夜のお誘いをしてみたら、あっさりお断りをされてしまい、プライドの高かった彼女はその出来事がどうしても許せないと言ってスピード離婚してしまった、という友人がいました。このエピソードを客観的に聞いて「え、たったそんなことで離婚？」と女性側に呆れた反応をする人もいますが、この一件には二人のさまざまな問題点が絡んでいて、たとえそこで離婚をせず婚姻生活を継続していたとしても、うまくいっていたとは思えません。たかがセックス、されどセックス。セックスレスを軽視したり、目を背けている夫婦はいつかそのことで取り返しのつかない大きな溝ができてしまうかもしれないです。

友人の夫（外国人）の赤ちゃんと夫婦の寝室を分けるという話ですが、当時は理解不能な提案だと思っていたものの、やがてそれは夫婦のみならず円満な家庭生活を維持していく上でとても有効な手段なのかもしれない、と思うようになりました。子どもは早いうちから一人寝の環境に適応し、自立が促されることにも繋がりますし、夫婦だけの寝室＝夫婦の空間が確立されていることでコミュニケーションが取りやすくなり、夫婦の時間、会話が増えることにも繋がります。

また、先にも触れた社会学者の宮台真司氏はコラムでご自身の話として下記のような提案をされています。

夫婦中心主義とは、日常の時空間から離れて、非日常の演出にコストをかけること。僕たち夫婦は、毎月カレンダー上に「夫婦の日」を書き入れ、かなり前から保育所や親族に子供たちを預ける手配をして、独身時代の休日みたいに朝からデートします。

　一緒に映画を見に出かけたり、二人の思い出の場所に出かけたり。天気が悪ければ、ＤＶＤやブルーレイを見たり、とっておきのランチを僕が作ったり。そうやって夫婦の時空間を作って、デートをした上で、ちゃんとセックスする。

　日本的なセックスレス夫婦への対処法は、もうお分かりですね。日常と隔離された非日常性の時空を演出する。出会った頃のデートを再現する努力です。

夫婦のセックスレスは日本全体の社会問題と位置づけられているといってもよいでしょう。多くのご夫婦が抱える問題であり、陥りやすいケースとも言えるので、これから結婚されるカップル、婚活中の人たちは、他人事だと鼻で笑っていられませんよ！

そうならないように、あらゆる努力、対策は必要です。

環境を整える、時間を作り演出することは、初期からすべき重要事項だとぜひ頭に叩き込んでおいてくださいね。

あなたのお悩みにしっかりと寄り添った婚活支援をしていきます。

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THE Knot HAYAMA(ザ・ノット・ハヤマ）

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