現地時間5月31日のファイナル第1戦、ダラス・マーベリックスのダーク・ノビツキーが試合終盤、マイアミ・ヒートのクリス・ボッシュからボールをはたこうとして左中指の腱を断裂。怪我の状態が懸念された。だが翌朝起きた時には痛みはなく、同箇所に添え木をそえて練習をこなし、同6月2日の第2戦に備えた。

ノビツキーは負傷した直後は指をまっすぐ伸ばすことができず、全治には通常6週間から8週間を要すると考えられている。
ノビツキーは右利きなので、第2戦で彼がショットを打つことにはほとんど影響はないと見られているが、他の面では影響が出るのではないかと思われる。ノビツキーは通常、左にドライブするのを好み、ドリブルで切り込みベストなシューティングスポットに行くか、リムにアタックをかけるが、それが制限されるのではないか。またディフェンスでも、怪我をしたときのようにボールを激しく叩くようなプレイは期待できないだろう。

だが当のノビツキーは、「ゲームが始まったら、アドレナレンが流れ始め、自分がスローダウンするとは思えない。だから全く心配なんかしていない」と言う。

第1戦ではマブスはヒートにリバウンドで46-36、うちオフェンスリバウンドも16-6と差をつけられ、また3ポイントもプレイオフに入ってから最も多い11本を許した。FG成功率はプレイオフ最低の37.3%に抑えられ、ベンチ陣の得点は合計17得点に終わった。

それでもマブスは第1Q、第2Qをリードし、第3Qも8点リードとしていた。だが最後5分にヒートのドウェイン・ウェイド、レブロン・ジェイムス、ボッシュが本気を出し、マブスを圧倒した。その敗戦は、マブスに2006年のファイナルの屈辱を思い出せたかもしれない。当時のヒートにはウェイドしかいなかったが、今回はより多くの経験を積んだスーパースター3人が揃い、一丸になってプレイすれば、どれほどの強さを発揮することになるのだろうか。

第1戦で左腕を損傷したマイク・ミラーも練習を開始した今、ヒートが第2戦も有利だと言えるだろう。だがマブスもベテランのジェイソン・キッド、ジェイソン・テリー、ショーン・マリオンなども、ノビツキー同様、2連敗してダラスに戻るわけにはいかないと奮起し、死闘が予想される。