キッチンを一新しようとガスコンロを購入しました(リンナイ Vamo.)

レビューで見てもわかる通りほぼ見た目全フリのイカすコンロです。キッチンにファミリー感はいりません。業務用の武骨な感じが好きな人なら確定でしょう。お勧めのガスコンロです。

また、同機種でなくとも、火が弱くなってムカついているだけの人も知識として読んでいただければお役に立てると思います。

 

 

▼プラス要素

  • 見た目が良い(ってレビューはいらんよね。写真あるし)
  • 火力が家庭用最強(4000kcal) ※法令5000kcal(一般コンロ3660kcal)
▼マイナス要素
  • 魚焼きグリルがない ※結局焼いた
  • ちょい高め(定価45500円)
  • 火力が役に立たない(勝手に弱火になる)※温度センサー

------別の選択肢------
グレーでギリ家庭に設置できそうな(してる人がいる)業務用の温度センサー無し(弱火にならない)機種も考慮しましたがセンサーの付いているVamo.にしました。
 
 
 
 


理由は「温度センサーを外すことは可能だが、元々付いていない機種に温度センサーを後から取り付けるのは無理だから」です。

----------------------

まず、値段ですがWEB限定商品とあって競争もなく強気です。周期は不明ですが偶然12%オフセールを公式でやっていました。なお、楽天にも支店があり、そこも(なぜか遅れて)同じ税込39800円に。危うく公式で買いそうになりましたが、楽天だとイベントと重なればポイントが大きい(3500Pくらいついた)ので実質一番安く買えると思います。価格は変動があるのでその都度確認してみてください。
楽天公式サイト↓

 


 


一番の関心事 勝手に弱火になる 問題ですがこれは基本グレーゾーンを通らなければ解決不可能です。2008年から家庭用コンロにセンサーが義務付けされているからです。


 

温度センサーの構造は単純でコンロの中心付近で温度を計っています。例えば油だと370℃程度で発火してしまうのでそうならないように見張っていて、危ない温度(250℃以上)の時には強制的に弱火にします(危なくなくても弱火になるのが問題)。ちなみにVamo.のターボボタン(高火力モード)では短時間だけ290℃まで許されるそうです。

テフロンを一発で焦がしてしまったようなたおっちょこちょいさんには良い機能かもしれません。ですが中華鍋deチャーハン派の自分としては何ともしがたいおせっかい機能です。そこで..


・センサーにアルミを被せて空気の層を作ってみる → ダメでした
・弱火になったら濡れタオル等で冷やす →(成功だが面倒。危険)

・対応五徳を買う(一番無難)

 

 



対策用の五徳は単純な構造で、真ん中に水を貯めてセンサーを冷やす仕組です。したがって真ん中の水が無くなったら足す必要があります。ディメリットも容易に推測できます。

・水を足すのが面倒くさい
・真ん中部分が熱くならない

・常に(魚の)中心部が水蒸気を被る(カリっとするの?)

・純正五徳の上にさらに五徳で火が遠い

ただ、水が蒸発すればセンサーがちゃんと作動するわけで安全性を考えると改造もなく簡単で、王道と言えます。

ただですね、Vamo.の説明書をよく見ると安全五徳だろうが何だろうが「網焼き系のアイテムは使わないでください」的なことがしっかりと書かれています。恐らく一般的な他のコンロにもかかれているでしょうからその時点でグレーなんですね。
「落ちた油などが発火したり、機器の異常加熱の恐れがあります。」とちゃんと但し書きがあります。

「書いてなかったじゃないか!」とメーカーに詰め寄る人が増えたおかげでガチガチの安全志向になり、本当に危険なラインが分からなくなってしまいました。「コンロに魚の油くらい落ちても大丈夫でしょ?」というのも自己判断になりますゲロー

その他にも
「使用後はガス栓(元栓)を閉める」←閉めたことない
「つまみが無い場合、コードを抜く」←余計危なくない?

等の注意書きがあります。実情とはかけ離れています。


「素直に魚焼きグリルを使えばいいじゃん!」

 

 


いえいえ昔、鉄板と炭火焼を同時に使ったバーベキューで、その味の違いを明確、かつ衝撃的に知ってしまった自分にはこれは無理です。部屋内での炭火はあきらめますが、ギリ妥協でガス直火。密閉したグリルなんて使ったら、煮魚に焦げた線が付いただけに思えます。ベランダで炭火焼肉もやりますし、元々アウトドア志向な上に魚好きなんです。

そこで出てきたのがウチの取った方法です。

センサーを取り外す

 

もうそんなもの外してしまい、自己責任で2008年以前に戻してしまえということです。これに至ったにも理由があります。

・調べたところ恐らく法令に違反しない(それがだめなら2008年以前のコンロは使用禁止なはず)。実際実践している人も多い。(グレー)
 

・お湯をかけっぱなしで忘れることは何度かあった(センサーが役に立った)。これからもあるだろう。ただ、センサー外しは片側だけにして、普段使い(ちょっとでも目を離す時や天ぷら等)は必ずセンサーの付いている側で調理する。

 

・溢れたお湯等で火が消えて、最悪のガス漏れを防ぐ"立ち消えセンサー"は温度センサーとは別についているため、温度センサーを外してもちゃんと働く。

・それとは別の "時間で強制的に消える安全装置" もちゃんと動きそう。

というのが理由です。
もちろん他機種もそうでしょうが「絶対に改造・分解は行わない」と説明書に書かれています。

決まれば善は急げ。簡単です。
グレーなので図解はしません。推奨もしません(できません)。


Vamo.温度センサーの外し方(ネジ合計10本。難易度10点/100点満点)

両サイドのプラスネジを外す(合計4本)

上部ガス出口付近のプラスネジを外す(合計4本)
(この時点でトップ部分が外せ中身が触れます)

外したい温度センサー(火が出る場所の中心です)の固定ネジを外す(合計2本)
(ガスの通り道(金属)は邪魔なので一度外す)

センサー部品を除去

センサー部品はコードでつながっていますがそのままその辺に置いておく
(置き場所はつまみのあたりに簡単に見つかります)
 ※針金で縛っておくのもアリ

逆の手順で組み立てる。(完了)

▼注意事項
・中身のネジ2本には塗料でマーキングがしてあります(外したらバレますよ)
・ネジは数か所六角でも外せます(形が六角のプラスネジ)。※六角使用推奨
・センサーはバネで上下しますが、伸びっぱなしのままで大丈夫です。


美味しい魚やタン塩でも食べちゃってください。(非推奨)

"3660kcal+センサー"も4000kcal+センサー無し"も数字的にみてかわらないのでは?

いいえ、使った人間の結論を言うと"できた料理は全く別物"です。

まずは結果が簡単に出る..
煙の出るくらいキンキンの中華鍋で作る肉野菜炒めでGO!(絶対非推奨爆  笑

あなたは数分後にはテフロンの炒め物を鼻で笑うことになるでしょう。

以上、お役に立てれば幸いです。