今日から11月

今の時期、街の一般皮膚科の患者様は、乾燥肌が原因のトラブルの方が、8-9割と言っても過言ではないのかも・・・
というくらい、カサカサの方が多く来られます。
季節の変わり目ですから、12月や1月よりも今がピーク。
そしてまた間違いなく多いのが、カサカサにも関わらず、お風呂でゴシゴシ洗っている方。
粉が吹いたようになるからそれを綺麗に落とした方が良いと思っておられるのかも・・・。
ザ清潔神話。
清潔志向の日本人らしいのかもしれません。
そして一概には言えませんが、特にお年を召した方では、身の回りのことをピチっ
とされている方、

神経が細やかで、お掃除
がお好きな方、

そんな方が多いような気がします。
だから、よくはないと分かっている方でも、カッサカサのお肌を石鹸で洗ったり垢を擦り落とさないと気が済まなかったりするんですね。
「最近は擦ってません、、、
」なんて仰っても、慢性的に摩擦を受けている肌のキメは完全に破壊されてますから、皮膚科医は一目でわかります。

ただ、、、
昔は、石鹸ダメ!タオルダメ!の一点張りだった私も、最近は
「それでその方の気が済むのであれば、、、
」

なんて思うようになりましたw
お肌を守り健康に維持するのが皮膚科医の役目ですが、それはより良い暮らしを送って頂くための手段に過ぎません。
お肌のケアに暮らしを占領されてしまっては元も子もないと思うんですね。そういう方は、洗わないことにとてつもないストレスを感じてしまうかもしれません。実際は肌が潤っていても、その方にとっては、単にベタベタして気持ち悪いだけかもしれない。
なので例えばですが、しっかり洗わないと気が済まない方には、週に2日だけぐうたら日=ただお湯に浸かるだけ、そして保湿剤たっぷりの日を作ってもらいます。
ほかの日は気が済むように好きなように。
そしてゴシゴシ洗わないと何か困ることがあるのか?かゆみはどうなのか?
一緒に確認していきます。
毎日だと抵抗がある方も週に2日くらいならやってみようかな?という気になってくださることが多いです

もちろん、そもそも乾燥肌とかゆみで皮膚科に来た方が、週に2日のいたわり保湿デイでは到底足りないので、だんだん増やしていきたい訳なのですが、そこは一歩一歩ご理解頂ければいいのです

もちろん
急性の皮膚炎の時は治療が最優先になることもあります


アトピー性皮膚炎の急性増悪のように、短期間だけでもグッとこらえて治療に専念して頂かないといけない時もあります。
ただ長〜い目で見たときに、
完璧なお肌を目指して日々無理をしていくのではなく、その方のライフスタイルの中で無理なくできる範囲で、ベストを目指す

そんな治療やスキンケアを、お一人お一人に合わせて一緒に考えていけたらいいなあ、と思います

「お肌の若返り効果」で話題のアスタキサンチンを今試しておりますが、
人参ゼリーのようなビジュアル。
老化の元、活性酸素を取り除いてくれるパワーが、ビタミンCの6000倍、コエンザイムQ10の800倍という超強力美容ジェル。
結構薬っぽい匂いがするのが最初気になりましたが、毎日使っていると慣れました。
ジェル基剤なので、のばすとすぐ馴染みます。
塗った直後はこんな感じにオレンジですが、のばせば色も気にならず。
てことで、何がしかクリームが必要な訳ですが、、
今のお気に入りはこちら。
レチノール配合のクリームです。
ナビジョンシリーズは、以前勤務していたクリニックでもおすすめしていましたが、合わない人がいないんですね。とても評判が良く、普通の化粧水や乳液だけでも十分しっとり、使い勝手の良いブランドです。
そんな中でも、こちらは、小ジワやたるみの改善、ハリツヤの回復を担うビタミンAのレチノールを配合して更なる美肌を目指す高機能保湿クリーム。
ビタミンAと言えば、皮膚の刺激作用(レチノイド反応)がどうしても心配な点ですが、
シミ治療に使われるトレチノイン酸(レチノールの誘導体; 親戚の様なもの)と違い、殆ど刺激なく使えます。
とにかく、お肌がもっちりすべすべになります

単なるヒアルロン酸入りのローションやクリームとは潤いレベルが違いますね〜
ただ、レチノイドの特性として、耐性の獲得、と言い慣れて効果が薄らいでいくんですね。
ですので、使い切るまで特に問題がなければ、レチノアドバンスという少し濃度が高いものへステップアップです

Rパークサイド皮ふ科 院長










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