一応このブログは緘黙ブログなので
たまには真面目な話題を

とりあえずこれを
大人しい優等生タイプを社会に出てから苦しめる
"大人の緘黙(かんもく)症"のリアル


ここで「Aさん」は僕です
2年前の記事ですが
ウェブ紙面デビューです

このインタビューでも僕なりの考えについて
少し触れたのですが

今年の日本特殊教育学会の年次大会で
筑波大学の園山研究室のポスター発表
「選択性緘黙の症状克服に影響を与える要因の検討」
として僕の考えと似たような
研究結果が発表されました

僕の考えでは
克服には3要素が合わさることが必要だと思ってます

1 自力
2 他力
3 環境

です

「自力」は喋れるようになりたい
というモチベーションです
改善する意欲が無ければ良くならないです

そして自信の蓄積です
緘黙の人は大概自分に自信がないので
自信を貯めていく必要があります

そこで「他力」が重要になってきます
自信を付けるには他人からの評価が必要なので

特に1人以上のキーパーソンがいると
より良いと思っています
それは友達かも知れないし
カウンセラーかも知れないし
教師かも知れません

キーパーソンとの信頼関係で
自信蓄積が加速されると思ってます

そして最後に「環境」です
自力と他力から得た
モチベーションと自信があっても
良い環境に身を置かなければ
緘黙を脱出できません

話し出しやすい環境
かつ
話さなければならない環境
があるのが良い環境だと思います


こんな感じで
「自力」「他力」「環境」の3要素
が合わさってはじめて緘黙が克服されるのでは
と思っています

そして今回
筑波大の園山研の研究成果が
ちょうどそれを裏付けてくれた感じです

よく「緘黙症は自然に治る」
と誤解されますが
これはある意味事実でしょう
たまたま3要素が運良く合わさって
治ることもあるでしょうから

逆を言えば
3要素を意図的に用意してあげれば
緘黙症を改善できるはずです

「自力」の部分のやる気は自分次第ですが
「他力」と「環境」はある程度は
コントロールできると思います
特に「環境」は手を付けやすいところだと思います

「他力」の部分で言えば
クラス替えの時に
仲の良い友達を一緒にしてもらうとか

「環境」で言えば
学校以外の活動場所を用意してあげる
例えば習い事とか

あとは進学時にまったく新しい
誰も自分のことを知らない環境に行かせるとか

周囲が支援できることは
思っているより多いと思います


( ・_・)ノ see you
場面緘黙症
↓ (16年)
大学院で寛解
↓ (2年)
就職
↓ (半年)
ストレス反応性抑うつ状態

退職

転々
↓ (9年)
うつ病

こんな感じの人生
現在34歳

緘黙後遺症×社会の洗礼
=うつ病

と言う結果

社会不安障害 (SAD) ではない
(狭義の) 発達障害でもない

強いて言えば「適応障害」なんだろう
会社生活に適応できない

いや支援があれば適応できるかも知れない
(これは最近感じ始めたこと)

今は実家に寄生している
在宅のアルバイトを一応している
IT関連

今度「応用情報技術者」と言う
国家資格を取りたいと思う