妄想竹の樹海を散歩中

妄想竹の樹海を散歩中

アニメ、漫画、演劇、ドラマ等の感想ブログ。
たまーに言葉使いが荒れます。

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赤羽末吉展をやっていたので、行ってきた。
正直「スーホの白い馬」しか知らなかったんだけど「かさじぞう」「わらしべ長者」「鶴女房」等日本の民話を何本も発表していて、もしかしたら、作者を知らずに読んでた作品があったかも。
オリジナルの「おへそがえる、ごん」が面白かった。可愛いし。
漫画みたいな表現方法を取り入れたちょっと変わった内容だった。
得意技が「へそボタン」だし、かえるなのにww
この人の描く動物は凄く可愛い。
仕事場も再現されてて、使った画材とか置かれてた。日本画の手法を取り入れてたとかで、岩絵の具を使用してましたが、独学でって凄いな…

館内カフェで企画メニューのへそもちを食べました。絶対胡麻餡だと思ったら、ドンピシャで吹いた。雷様は素直に胡麻を食べればいいんじゃないのか!?

ちひろ美術館前にも一度来てるんですが、リニューアルしたらしく、随分変わってた。
以前は個人宅の一部解放という感じでもっとこじんまりしてて、カフェやショップもなかった。
公開されてる仕事部屋も多分以前とは展示場所変えてるな(=ω=)マエノガヨカッタ…
でも「ひさの星」の原画見れたの嬉しかったなあ。絵本と色が全然違って驚いたけど。
反面原画の劣化が予想されるため、最新の印刷で再現された物は紙の質感まで再現。
印刷技術の進歩に脱帽。
アガサクリスティー展にいきました。
思ったよりシンプルでこじんまりした展覧会というか回顧展でした。
展示品は娘や孫に送った本や自筆の創作メモや原稿。
愛用のタイプライターとかドレスとか。
貴重な肉声なんかも流れてました。
アガサ・クリスティーってセレブだったんだなーと思ったり。
しかし若い頃はスリムな美人なのですが、晩年の写真が…
白人は太りやすいと聞きますが(^^;)
足首がないって」凄すぎる(-ω-)
しかし展示品を見て納得した。「好物のクリームを食べるカップ」なる物があったのですが。
それがカフェオレボウル2段重ね位のでっかいマグカップ。
クリームって多分生クリームの事だと思うんだ…
砂糖が入ってなかったとしてもあんな巨大マグカップでクリーム食べて(飲んで?)たら
そりゃ太るよ。
砂糖入りならさぞかしハイカロリーだろうし。うーん。凄い。
いやそれ以前によく胸やけしないな、生クリーム美味しいけど、それだけでカップ1杯…
友人は中国語版の表紙見てうけてました。
「杉の棺」が「柏棺」と訳されてたのがツボったらしい。確かに杉と柏じゃ全然違う。
原題「Sad Cypress」なんだが、訳そうと思ったら辞書がみつからなかったorz
そのくせ台所に独和辞典があるのは何故だろう?
英和辞典は新しいの新しいの買おうと思ってたんだ。オススメあったら情報下さい<(__)>

展覧会の後時間余ったので、近くの警察博物館に行きました。
一階は白バイ、黒バイ、赤バイとヘリの展示。
おこちゃまは貸し制服でお巡りさんのカッコして白バイに乗って撮影できます。
大人も乗って撮影は出来ますが、貸し制服なし(´・ω・`)ショボーン
大人だってコスプレして撮影したいやい!!
ドライビングシュミレーターやってみましたが、運転の仕方忘れとるΣ(=ω=)
思いっきり急ハンドルで壁に激突しそうになるし。コンナヤツガゴールドメンキョデスヨ…
しかしそんなとんでも運転を目の当たりにしてなお「引っ越しの時車出して」
と言う友人(爆)
しかし何故無免許の奴はシュミレーターやっちゃいけないのかな?
後はクイズとか音楽隊の楽器とか制服や階級章の編成とか、警察の歴史とか。
そして殉職警官のコーナー…重い。遺品とか展示されてるし。
でも実際はもっと居るんだろうな。ご冥福をお祈りいたします。

後はハンズで買い物してご飯食べて帰ってきました。
寒かったからか、冷えたらしく途中で背中痛くなって、ハンズでマッサージ機を衝動買い
しそうだった。
銀座から大荷物で帰るの考えたら思いとどまったけど。
あれやっぱり欲しいなぁ。
通称ロスキャン。エピG、柳生に続く車田公式同人誌第3弾。
いや「原作」とは言えないでしょ、あれ。設定のみ使用して別人が描いてるんだし。
スピンオフにしても微妙だしな…

まさかアニメ化するとは思わなんだ。とりあえず第1話見てみた。
脚本が管良幸、TVシリーズと同じだね。
監督が鍋島修Dグレに雰囲気が似てる気がするのはそのせいか?
おや、パンドラ、ヒュプノス、童虎、声優変更?
と思ったら、制作がトムスに替わってた~~!!
バンダイ、集英社に続いて東映からも切られたか…
まあ不買運動起こされて売れないと分ってる作品を作らされたら、手を引きたくも
なるよな。

面白かったけどね。コミックスが終わってないからアニメで何処までやるか分からないけど、
最後まで見てみよう。でもDVDは買わないよ。
コミックスは連載が終了したらブックオフで纏めて買います。

しかし車田作品はある程度アレンジしないと映像にしたとき、原作の持つ欠点がモロに
出ますね(=ω=)
コネタ満載。
TRICKシリーズは回を重ねる毎にストーリーやトリック暴きの謎解きの面白さで見せるのでなく、エスカレートしたキャラクターとコネタで見せる方向へ行っちゃって、ストーリーそのものは
つまらなくなってたんですが、今回はおもしろかった。
にしても、今月見た映画の中でこれが一番「一見さんお断り」度が高いな。
新作ドラマを見逃したのでそっちから繋がってるネタとか分んないし。
上田人形は可愛いが(笑)
劇場版2で山田の住むアパートがなくなって、どこに住んでるのかと思ったら、建て直したんですね。あのアパート。しかしその間は何処に居たんだろう?
家賃も払えないのに電話は通じてるし。

ストーリー。
山奥の村を守るカミハエーリを選ぶために自称霊能力者の奇人変人が集まる。
その中には村の財宝目当ての山田、インチキ暴きの為呼ばれた上田の姿が。
かくして各人の能力(大半がトリック)を使った術合戦が幕をあける。

能力合戦の最中にカミハエーリ候補が次々妙な殺され方をされるので、山田&上田コンビは、各霊能力者の能力トリック、殺害トリックを暴きつつ真犯人を見つけていく。

同じトリックが何度も使用されるなど、仕掛けに関しては工夫がいまいち。
又黒幕の過去エピソードがまんま「リング」の(さらに元ネタは福来博士)パクリなのは
ネタとしてもどうなのかと。

又このシリーズ、物語の根っこに曖昧な部分があって、そこに関しては毎回スルーしてるので、見終わった後もやもや感がある。
それは「全ての超常現象はトリックである」「本当の霊能力者なんかいない」としながら、
霊能力を物語の中で完全否定していない事。
だから「事件は終わった、謎は残った」で毎回終わっちゃうんだよな~
今回も1つはっきりしないまま終わらせてるし。

この辺りのスタンスはは全部理屈で説明しちゃう京極シリーズの方がすっきりする。
あの長い薀蓄は読むの大変だけど。

全体的にギャグでめくらまししてるけど、実際は何人も死んでるし、結構陰惨な話です。
ストレートに密室殺人とか扱ってる推理物よりある意味怖いね。
n目黒雅敘園。
「清盛無情縁起」展示場所が階段と聞いていたので、お雛様みたいに並べられるのかと
思いきや、そうではなく。
雅叙園旧館の7つの和室にそれぞれテーマ別に人形が展示されてました。
百段階段ってのはその和室を結ぶ九十九段の階段廊下の事だそうで、東京都の有形文化財にもなってるそうな。
人形作家50周年記念という事で、メインテーマの平家の物語の人形だけでなく、過去に制作された人形や舞台衣装も展示。新八犬伝とか12星座シリーズとか。
でもおいらの好きな「花うさぎ」はなかったよ…あれすっごい可愛くて好きなんだけど、
もう一度生で見たいんだけど、売れちゃったのかな。
八犬士の人形も揃ってなかったな、古い物だから痛んでるのかな。しかしDVDで流れる
坂本九が懐かしい。
寿三郎氏の人形。洋物はなんであんなにエロティックなんだ。
和物の人形にはそういう要素全然ないのに。
人形に込められた情念みたいなのは感じるけど。
衣装デザインも好きなので、次に個展があったら衣装も沢山展示して欲しいな。
「はぐれ雲」でビートたけしが着た着物とか見たい。
しかしなにがべっくりしたって、一番最初の部屋で見落とした人形があったんで、最後まで見てから戻ったんですよ、最初の部屋に。
そしたら、辻村寿三郎本人が現れた!
展示品の解説をしてくれました。
面白かったよ~史実が全てじゃないよって教えてくれて。
淀川長治氏みたいな喋り方でね。聞きやすくて、親しみ易い声。
こんな人が古典とか歴史の先生だったら授業楽しいだろうな~
しかし制作者本人から解説を生で聴けるとは、大変な贅沢を味わいました。
授業料払わなくてスイマセン


で展示が終わった後、トイレを探して雅叙園の中うろうろしてたんですが、トイレの入り口が
豪華すぎて見つけられないという(笑)
螺鈿細工みたいな壁があって、良く見るとそこがトイレの入り口なんですが、所謂マークが埋没しちゃって、最初気づかず通り過ぎてしまった。
しかも結婚式が終わった後&レストランやカフェの近くで中はめちゃ混みで。
結局隣のアルコタワーで借りました。
エレベーターの中にまで螺鈿細工があるような豪華ホテルなんで、トイレの中もどんだけ
ゴージャスなのか興味あったんですけどね(^^;)

トイレといえば百段階段にもかつて使用されたトイレが見学できるようになってたんですが、
(現在使用はできない)
床が板張り!
しかも無駄に広い!入って右側に男性用が2つ。正面に洗面台、左に個室が1つ。
この個室が無駄に広い。
デパートのトイレだったら、個室2つ分ちょい位のスペース。
そこのど真ん中に和式がポツーン。
「ノックされたらどうすんの?」って友人が言ってましたが。叫ぶしかないんじゃないか(=ω=)
映画を安く観よう。と思ってると結局いつまでも観に行けないので、本日は思い切って、
新宿まで行ってきた。
土曜に梯子しても良かったんだけどね。さすがに終電は厳しいかなと。
新宿武蔵野館はHPにクーポンがあったんで、印刷して持ってきました。
これで300円引き。前売りより高いけど定価よりは安いんでまあいいか。

物語の時間軸としてはTVシリーズでウルフウッドが登場してまもなく、でしょうね、
雰囲気的に。ただウルフウッドの武器がからバニッシャーに替わってるんで、そうなると
ガンホーガンズがうろうろしだして物語のトーンが一気に重暗くなる辺りの話になっちゃうんで、まあ、その辺りは軽くスルーで(笑)

誰かのレビューで一見さん御断りな内容とあったが、確かにそんな感じ。
冒頭から物語は始まってるんで、正直TV版を見てからじゃないと、メイン4人の関係とか
微妙に分んないとおも。

内容としては喧嘩しっぱなし、銃撃ちっ放し、始終どこかでドタバタしてるノンストップアクション。
でも基本はシリアス。
ラスボスのガスバックが強盗しながらサイコロキャラメル食べてんのが笑えます。
しかしあの食べ方では中の紙ごと食べてないか?

今回感激したのは声優さんの声と演技が変わってない事です!
今キッズステーションでTV版観てますが、10年ぐらい立ってんのに全くと言っていいほど
変わってない。
前の日記にも書きましたが、どんなにベテランの声優さんでも、間が空くと声や演技が
変わってしまう事がある。声に関しては仕方ないとは思うのですが、演技が変わっちゃうと
やはり同じ人が演じていても別物になってしまう。
だからといって、ファンの声無視して声優交代をしていいとは…cry
御蔭ですんなりトライガンの世界に入れましたよ。

ウルフウッドが指で十字架のベルト外してバニッシャーが現れるとこがかっこいい!
あの巨大武器は映画向きなんだと今回思った。
銃として撃つにも盾にするにも、振り回して敵をなぎ倒すにも、TVの画面じゃ小さい。
映画の大きな画面で見てこそあの大きさが活きるなー。

ラストはメリルとミリイもヴァッシュにくっついていく方が良かったな。
なんか別にメインヒロインのキャラがいるせいで、この二人がおまけっぽくなってるのが
不満でした。

さて、次はコナンかTRICKか
見てきた。立川って都会だね~駅前にデパートが2つもあるよ!

「サンライズお得意の再編集映像に新作カットを継ぎ足した(by万事屋)」劇場版。
いやまったくその通り(笑)
アフレコし直しで、高杉の演技が変わっちゃったのが不満。
TVの時の気だるそうな、ちょっとねっとりした喋り方が好きだったんだけどな。
若干早口気味の普通の喋り方になっちゃたよ。笑い方が変わらないから、かえって
違和感が…。
子安さんがTVと同じ様に演りたくなかったみたいなんでしょうがないか。
神楽も所々違和感あったな~。
やっぱり間が開くと毎週やって時と比べて、変わってきちゃいますね。
劇場版コナンの新一ナレーションも毎年「あんた誰?」だもんな。

映画、始まっていきなりBGオンリーはやられた。
ストーリー自体はTVと同じ。新たに加わったエピソードが銀時、高杉、桂の松陽先生の
塾生時代(子供時代)と真撰組のシーンと、神威の出番。
映画の中で土方自身が行ってるけど、しかしあの真撰組の出し方ではまるっきりの
役立たず武闘集団。真撰組ファンの人には嬉しいのか嬉しくないのか微妙だろう。
神威は良かったけど。

アクションシーンは殆どTVからの流用でした。裏を返せばそのまま映画に使える位の
クオリティで作ってあったというこですよね。
そりゃー予算も早々に使い果たすわwww
銀さんが「宇宙一の馬鹿な侍だー」ってとこでニパーと笑う所と、神楽に傘突きつけられた
高杉が振り向く所は今回の描下ろしよりTVの方が表情良かったな。
それにしても桂は人望あるなーあんな変人なのに。
エリザベスを違和感なくっていうか、エリザベスは天人の一種だから元々は敵なのに、
相棒(ペット?)として傍に置いてる桂も、その事に疑問を持たない攘夷志士も変だよね。


ああ終わってみれば「なんちゃって幕末」な一日だったなー。

さて「戦国鍋」観るか。
L.PRODUCTS新撰組烈伝龍馬編

黒沖田降臨(笑)

ここの劇団は新撰組芝居何度かやってまして、今回シリーズ最新作。
でも今までの話とは繋がってません。
といっても実際の新撰組が活躍した時期ってのは決まってるし、2時間弱の舞台に
できるエピソードというのも決まってくるので、毎回ほぼ同じ時間の中を視点を換えて
パラレル展開。

今回は沖田総司が主人公。NHKの大河では近藤勇と坂本龍馬が知り合いだったみたいですが、(大河未見なんで詳しくは知らない)
この話では沖田が龍馬と知り合います。

正体を隠して龍馬と友人になる沖田の話を縦軸に、観察として中岡慎太郎に近づく島田魁、
処刑をまぬがれ医者を目指すも龍馬との再開で人斬りに戻る岡田以蔵、龍馬を危険視し、
暗殺を企む土方歳三、一番隊隊士後藤等を横軸に、物語は展開。

群像劇でもあるので、毎回屯所で新撰組隊士がわいわいやってるシーンがあって、
それが楽しいのだが、今回は沖田と龍馬の友情や土方の計略、以蔵の暴走何かに
話が取られてるので、屯所のシーンは少なめ、残念。
替わりに沖田が通う診療所に龍馬が入り浸ってるので、診療所の医者を含めたドタバタは
挿入。
最初この医者要らないと思ったのですが、最終的に以蔵の救いになる人でした。
むしろ助手の寺田が要らなかったかも。
この寺田、思わせ振りな奴だったんで。とんちんかんな医者の傍らに常にいて、状況を冷静に見てる。最終的に龍馬暗殺に関わってくるんじゃないかと睨んでたのに、結局居るだけ、の
人でした。ツッコミ役としても中途半端だったしな…

医者の助手と暮らす以蔵が人斬りに戻って沖田と対決する場面はぞくぞくしましたね、
しかし沖田に以蔵を斬る気がなく、むしろ龍馬暗殺に誘導する辺り。
「沖田、黒っ!」
と心の中で思いっきり叫んでしまった。

龍馬が暗殺されるトコで物語は終わりますが、結局暗殺犯が誰なのかは芝居の中で
語られる事はありません。
物語の展開的に十中八九以蔵じゃないか?
とは思うけど、違うようにも取れる終わり方。
史実でもはっきりしてないし、謎は謎のままで。

この劇団女性オンリーですが殺陣をちゃんとやってるんで(何人かは道場に通ってる)
チャンバラシーンはかっこいいです。
でも今回沖田と以蔵の対決位しかなくて、ちょっと残念。
しかも以蔵の役の人はあんま殺陣巧くなくて、沖田とタイマン張る腕前に見えなかったのが、これまた残念。
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スパコミ後友人たちと飲茶をしたのだが…
我々は「そーいやー餃子こないねー」「そのうちくるよー」「なんか人手足りてなさそーだしー」
なんてのんびり話しつつ、次々とやってくる他のメニューを高速で平らげていた。
まさにイナゴ集団(^^;)
その時お店の人が慌ててすっ飛んできてお詫びを述べた。
実は餃子の注文が漏れていたのだ!
しばらくして餃子が運ばれてきたが今度は注文した数と違っていた!
お店の人平謝り。
腹がくちくなってきていた我々はすっかり和んでいたので、別段腹を立てる事もなく、
「あー待ってますからー」「大丈夫ですよー」といいつつ、メニュー見たり、お茶飲んだり
だべっておりました。
やがて餃子が全部やってきて。それも平らげた我々イナゴ集団はデザートを選び始めた。
「マンゴープリンか杏仁豆腐か悩むな」「ゴマ団子もいいな」
なんて言ってたら注文前にゴマ団子がやってきた!
イナゴ集団「へ?」頼んでないよ?(=ω=)?
お店の人「こちらお詫びでございます!」
イナゴ集団は「いいんですか?かえってすみませんねえ」
と言いつつ、ありがたくアツアツのゴマ団子をほおばるのでした。

ワシントンホテルの中華屋での出来事。
いやーおいしかった。ゴマ団子!餃子やショウロンポーもおいしかったー!
皮がねもちもちしてて、さすがホテルのお店だー(^^)
お茶は飲み放題だし。
これで1品380円は安いなーと。
又行きたいです。イナゴ集団で(笑)
2010/04/11観賞

美輪さんの舞台はゴージャス夢舞台。
華やかです。ちょっとグロテスクな所も含めて、耽美というか、幻想的というか、
綺麗な夢を観てきたという感じ。
今回は三島由紀夫の「近代能楽集」より2題「葵上」と「卒塔婆小町」

「葵上」
原典は能の「葵上」さらに原作は源氏物語の「葵の巻」
それを現代劇にに翻案したもの。
三島由紀夫も源氏物語も授業で習ったきり、読んでない(^^;)
「あさきゆめみし」を少ーし読んだくらい。
でも、元を知らなくても楽しめます。

あらすじ:とある病室。入院中の妻・葵を見舞う夫・光。
      看護婦から葵が夜毎うなされる事、真夜中に女の見舞客が訪れる事を
      看護婦から聞かされる。
      そこへ真夜中の見舞客、かつて光と恋仲だった六条夫人が現れ…

病室のモチーフはダリの絵画。だからソファが解けた時計だったり、電話台が引き出しのある
ミロのビーナスだったり。
ダリの絵は眠りに落ちるまどろみの瞬間を描いた物だと聞いたことがあります。
だから、悪夢にうなされる葵とまどろみの中の夢とをかけてるんだろうな、と。
この物語自体が登場人物たちの夢の中、という解釈もできなくない。
しかし、ダリは好きだが実際こんな病室に放り込まれたら、休まらないよ(-ω-)
悪夢も見ようってもんです。
過去の回想シーンで、病室に巨大ヨットがどーんと現れたのは驚いた。
唐突に、病室とは関係ない物を搭乗させて、過去と現在、現実と非現実を繋ぐのは凄いな。
普通こんな唐突な事されたら、頭がついてかなくなるんだが。
何故かストンと納得させてしまう、美輪演出。
きっと美輪さん自身が現実離れしてるからだろうな。
六条御息所が六条康子って」ネーミングはナイスだと思った。

「卒塔婆小町」
これも原典は能の「卒都婆小町」でも知らなくても大丈夫(^^)V
こっちのが観たかったんだよね。以前若手の役者さんが演じたの観てるんだけどね。

あらすじ:夜の公園でシケモクを拾う老婆に酔っぱらった詩人が声をかける。
      老婆はかつて小町と呼ばれた美女だという。
      舞台はやがて80年前の鹿鳴館の夜会へ。
      老婆は小町の姿に詩人は小町の元に百夜通いをしていた深草少将に替わり、
      百夜目のワルツを踊る。

なんだか美輪さんが小町と重なるなーと。
自分を綺麗だといった男の人はみーんな死んじゃって、一人生き続ける小町。
若いころ才能ある作家とかと交友があったけど、やっぱりみんな鬼籍に入ってるし。
そう考えるとこの「卒塔婆小町」ってまるであて書きのような…
夜会のシーンはファンしてる役者さんが出てたのですが、背が高いから夜会服がよく
似合う(^^)しかも今回も花道使用があって、通路側だったから横を通って行ったよ!
こーゆーのはなんか嬉しい。

しかし花道使用演出は美輪さんのブームなのかな?
「黒蜥蜴」「毛皮のマリー」は2回観てるのですが、どちらも2回目は花道使用があったんだよなあ。
もしかしたら、オーソドックスな演出で何度か上演して、その後アレンジを加えて演出してるのかな。全部の舞台観てるわけでないから、何とも言えないけど。
1回目の時より2回目の方が演出が派手になってるし。