このアンプ、現在は全く違う回路で作り変えてしまったのでもう跡形も無いけども、光栄にもMod内容について御質問頂いたので記憶をたどりつつ御紹介致します。
【!!!アンプをいじる前に、以下十分御注意下さい!!!】
*作業前に必ず電源部のコンデンサをディスチャージする事!これをやらないと感電の恐れあり!
何それ?という人はしっかり勉強してから出直し!
*作業は自己責任でお願いします。いじって壊してもだれも責任とれません。
【回路図】
このアンプの回路図はもってないけど、中身をのぞいたらFender Blues Junior(以下ブルジュニ)とほぼ同じ回路。
私思うに、設計費を安く上げたいけど完全にパクるのも悪いから大筋マネしてるんだけど若干味付け変えてバレないようにしときました、という感じで世に出されたアンプなのではないでしょうか。
なので先ずはブルジュニの回路図をどっかから探してDLして、Jordinの基板とよーく比べながら回路を理解しましょう。基板に抵抗はR**、コンデンサはC**と番号が書いてあるので、それらを回路図に書き込んでやるといいと思います。
ちなみに添付図はブルジュニの回路図を引用してます。
【改造内容】
私が施したのは以下3点。
①カップリングコンデンサ追加
ゲイン用Volの後に100k抵抗と250pのコンデンサを平行につっこみました。
古いマーシャルでよくみられるやり方ですね。
これでより高域が強調されます。なお抵抗とコンデンサの値は色々試すとおもしろい。
(抵抗は1/2W、コンデンサは耐圧400V以上)
②カソードバイパスコンデンサ追加
3段目にはコンデンサがついてなかったので追加。
これでゲインが増えます。ゲインはもう十分、という人は不要。このコンデンサは耐圧16Vとかで平気。
コンデンサの値が小さいほうが高域強調されます。
③マスターボリュームのローパスコンデンサ取外し
なぜこのコンデンサがついているのかよく分かんない(発信防止?)けど、高域をスポイルするのでカット!
①、②は難しそうでやりたくない、という人には③は簡単なのでまずはこれから試すことをオススメします。
マスターボリュームにくっついているコンデンサの線をニッパーで切るだけ。
【改造で注意すること】
このアンプの基板、半田のノリが悪かったので、私はフラックスを使いました。
くっつかないからって、無理矢理くっつけようとして半田ごてでグリグリやってると熱で部品をダメにする恐れあるのでダメだと思ったらさっさと諦めてフラックスなりなんなり、武器を用意しましょう。
また、改造するには分解行為が必要で、コネクタをいくつも外す必要があります。再組み付け時に間違えないよう、テープを張って接続先をメモしておくといいと思います。写真を撮っておく、というのも使えます。
それと当たり前ですがスピーカーを繋がずに電源入れると、アンプ壊れます。アウトプットトランス若しくはアウトプットチューブあたりがイッてしまいますので御注意を。
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