こんばんは。
今日は、集団指導と個別指導の授業形態による差を考えてみます。
一般には、集団よりも個別の方が学力向上には効果があるようなイメージを持たれています。確かに、「学習環境が同一」であれば、集団よりは個別指導の方が効果は上がるでしょう。
しかし、塾側には経営というものがあります。一人の講師に何人の生徒を担当させるかというのは塾の経営にダイレクトに響く問題ですから、腕の良い講師であればあるほど、集団指導でより多くの生徒を受け持たせたいというのが本音です。
逆に、個別指導をウリにするのであれば学生講師にするなどして、人件費を抑えなければ塾の存続自体が危うくなってしまいます。親の希望としては腕の良い、指導力のある講師に個別指導してもらうのが理想ですが、なかなか現実は厳しいということになります。
ただし、学生講師だからといって学力の向上が見込めないかというと、実はそんなことはありません。集団指導タイプの塾で、評判の良い講師のクラスにいてもなかなか成績が伸びなかった子が、学生講師の個別指導塾に変更したとたんに成績がグングン伸びたなんていう話も良くある話です。
まとめると、以下の通りです。
【集団指導長所】
1.周囲の目と、競争相手がいるため、取り組む姿勢が前向きになる。
2.緊張感があり、集中して授業に取り組む時間が長い。
3.授業料は個別指導と比較して割安。
4.週当たりの授業時間が多く取れる。
【集団指導短所】
1.カリキュラムがあるため、中途入塾やレベルがあっていないと成績向上に時間がかかり、入塾当初は苦労する。大人数だと講師の目が行き届かず、教室に居るだけの時がある。
2.わからなくても質問がしにくい。
3.講師のスキル、クラスの雰囲気で成績向上が大きく左右される。
4.授業は猛烈なスピードで進むので、ついていける生徒にはメリットが高いですが、スピードについていけない生徒には全然理解できないスタイルです
【個別指導長所】
1.完全にその生徒に応じたレベル、カリキュラムで対応
2.全くの基礎からや、意識の相当高い生徒にはプラス
3.自分から質問が出来ない性格の生徒には気軽に質問できる
4.授業時間設定に融通が利くため部活等で忙しい生徒には便利
【個別指導短所】
1.なにかと講師側が生徒に合わせてしまう傾向が強く、お互いにある程度の満足感が得られるため、一定のレベルで止まってしまう可能性が高い。
2.宿題をしてこなくても対応が出来るため宿題の質は平均的に見て低いと言われる。
3.刺激となる相手がいないため危機感が持ちにくい。
4.費用がかかり、それほど多くの授業を組めないのが一般的で学習量が比較的少なくなる
では、従来の形の塾を超越する指導形態はないのでしょうか?
あるんです、それが…。
『自立指導型』指導というタイプの塾です。最近、様々な場所でこの形態をとる塾が多くなってきました。
そもそも、「その塾の講師がその塾の塾生へ授業する」という発想を180度転換したものです。ですから、講師は授業をするのではなく、塾生をフォローする・導くのが役割になります。ここで、いくつかお話しなくてはならないことがあります。それは「見守る側の経験」と「受ける側の姿勢」と「コストの削減」です。
「見守る側の経験」とは、講師の力量と言い換えればよいでしょうか。いわゆる、指導経験です。ともすれば、授業中の仕事の大部分を採点と簡単な指導と勘違いすると、大問題が起こります。ここから「自立学習は自習と変わらない」と言われてしまっているのでしょう。違います!!自立型指導塾の講師は、塾生の入念なチェックが一番の仕事です。採点が主ではありません。
どういうことか…。
続きは明日。ではまた…。
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