先日、ある女性(仮名 ユリさん)の祓いを手がけた時のこと...
ユリさんは、神仏大好きっこ![]()
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視えない世界の色んな事に興味があり、全国各地を旅歩いています
こういう方が、ここ数年爆増しましたね~
コロナが早く根絶するといいのになぁ...
そんなユリさん...
大量の未成仏霊に憑りつかれてる?!![]()
しかもその未成仏霊達は、因縁まみれで魔物化し真っ暗で巨大な霊団になっているのです
こえー
普通に生きていて、これほどの霊団に憑りつかれることはまずありません
例外はありますが
一体何をしたら、こんなに大量の幽霊に憑りつかれるのか…![]()
戦々恐々としていると、幽霊の1人ががこんな話をしてくれました。
ユリさんは、某県にある石碑(慰霊碑)を尋ねました。
道端や野っ原、神社仏閣の境内でたまに見つけるタイプの石碑です![]()
目的は、そこに鎮まっておられる方々(幽霊)に話を聞くこと![]()
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未成仏霊曰く、霊能力のあるユリさんは、石碑で鎮まっている彼ら(未成仏霊達)に霊的なコンタクトをとったとのことでした。
ユリさんからすれば、この行動にたぶん悪意はありません。
このくらいの気持ちだったと思います![]()
あとはまぁ、「幽霊のお話が面白かったらブログ等を書く際のネタにしようかな?」くらい?
興味本位ですね...
ですが、鎮まっていた幽霊達からすれば
彼女の行動は、怒髪天をつくほど許せなかったらしく…
幽霊達はユリさんを呪うため、憑りついていたようです![]()
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生きている人間の感覚で、たぶんこう思われる方は多いのではないかと思います。
私達の感覚だと、
「眠いのを起こされるのはイラっとするよね![]()
分かるわ~」
ここまでは共感は出来ても、
「だから起こした奴を呪う
」
ここに共感するのは、きっと難しいからです![]()
ではなぜ、眠りを叩き起された未成仏霊がユリさんを呪わんばかりに怒っていたのか。
この石碑で鎮まっていた幽霊達は、子取り村の関係者でした。

子取り村とは、忍が子孫を絶やさないようにするため、女性に子どもを産ませるためだけに作られた村のこと。

イラストにすると可愛いですが…![]()
大抵の場合、村はその存在を外部に知られないようにするため、深い山奥に作られていて…
村の女性は、死ぬまで延々と忍の子どもを産ませ続けさせられたのだそうです![]()
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子取り村は、近親婚が続く超閉鎖的な場所![]()
そんな村で生き、亡くなったとしたら…
子どもを生み続けた女性陣だって…
その他村の関係者だって…
多くの苦しみや憎しみ、恨み…たくさんのネガティブ感情を引きずったまま、死後も苦悶し続けることは想像に難くありません![]()
きっと慰霊碑を建てた方はその事情を知って、「少しでも彼らの魂が安らかでありますように
」と供養の心で彼らに向き合ったのではないかと思います。
だからこそ子取り村の関係者たちも、すぐに成仏は出来ないけれど、永い眠りにつく(鎮まる)ことでようやく心穏やかな時間を手に入れたのではないでしょうか?![]()
だとすれば![]()
ユリさんの行動は、死後ようやく手に入れた彼らの平穏をぶち壊したことになります。
石碑で鎮まっている側からすれば、ユリさんは平穏を壊した加害者になってしまうのですね…
悪気はなくとも…
加えて、幽霊さん曰く、
とのこと
え!
未成仏霊達は、
・自分達を供養の気持ちではなく、話のネタにするために起こしたこと
・子取り村に関する誤った情報(ユリさんに憑依していた魔物が、ユリさんに伝えた情報)を、世の中に発信されかけたこと
ユリさんのこういう行動にも腹を立てていたようでした
そら怒るわ…
さて![]()
ユリさんがこの日連れていたのは、子取り村の方々ばかりではありません。
続いて現れたのは、日本髪に和装の女性...
ピンと背筋の伸びた中年の女性が、厳しい表情でユリさんに伝えて欲しい事があると姿を現しました。

姿格好のイメージはこんな感じ…
実際は静かに怒っていましたが…![]()
私は生前、お屋敷勤めの使用人でございました![]()
私達の主様は、身寄りのない使用人が亡くなると屋敷の敷地内に墓を建てそこに埋葬して下さるような方でございました。
私の他、数名の使用人がその場所にて供養されています。![]()
私達の墓は、今はもう石碑のみが残っています。
お屋敷も既にありません。
ユリさんは、私達の墓までやってきて話を聞こうとしました。
その時の彼女の説明を聞くに、恐らく彼女は他の土地に眠る方々(鎮まっている方々)にも同じことをしているのだと思います
。」
女中さんの幽霊は、「何卒、何卒お伝えください![]()
」と深々頭を下げていました![]()
祈祷師になって、まだ数年の私ですが…
幽霊に「大迷惑!![]()
」と叱られる人は初めて見ます![]()
神様に諸々確認したところ…
どうもユリさんは、これまでも目に視えない世界の住人に対するこのような不敬行為を行っていたらしい…
当たり前田のクラッカー
的な話ですが…
懐かしのお菓子…
でも、個人的にこれ系のお菓子はミレービスケットが好きです![]()
幽霊だって、人間です![]()
「もと」ですが…
個人的な感情や考え方、価値観を持ちますし…
その人なりの人生の歴史(生前のストーリー)だって持っています![]()
生きている(肉体がある)。
死んでいる(肉体がない)。
幽霊と私達(生者)で違うのは、ほぼそれだけだと私は思うわけです。
ユリさんは、ごく一般的な社会性を持つ女性です。
今回ユリさんがやったことを端的にまとめると、
①石碑や慰霊碑、個人的に祀られている神仏等に突撃し、鎮まっている方々に話を聞く
②その話が面白そうならSNS等のネタに使う
こういう事なのですが…
この行動を生きている人間verに置き換えた時、
①他人の家に突撃し、眠っている所を叩き起こして個人情報をあれこれ聞きだす
②聞きだした個人情報が面白かったら、SNS等のネタにする
ユリさんは決して、この手の不敬行為はなさらないでしょう
犯罪ですしね…
でも、どうして?
なぜ相手が幽霊なら、上のような行為をしてしまうのか。
なぜその行為が、相手(幽霊)にとって不敬だと考えないのか。

ユリさんの話を聞いていて、私は漠然と「想像力の足りなさ」を感じました。
「私が○○をしたら、相手はどう思うのかな。」
人間付き合いでは必須スキルの「相手を慮る精神(想像力必須)」が、相手が幽霊になった途端なくなってしまったようです![]()
幽霊に叱られたユリさんは、そう言っていましたが…
以前、古墳巡りをした結果、古墳の被葬者に怒られた依頼人がおりました![]()

前方後円墳程大きくない、地方の小さな古墳の被葬者です![]()
大君(被葬者)は「最近なぜかこういう者が増えた!困る!![]()
」とたいそうご立腹…![]()
大君に使える従者達も、
古墳巡りをする人が増えた事で、大君の安眠が妨害されていることを困っているようでした。
依頼人に確認したところ、確かに古墳を巡って写真を撮ったり、お願い事をしたりして楽しんだとのこと…
めっちゃエンジョイしよるやんけ
古墳や慰霊碑、石碑…。
そこに眠る全ての幽霊達が、生きている私達の訪問を迷惑だと思うかは分かりません。
ただ、幽霊にも感情があります。
身体や(大半の生者に訴えることのできる)声を持たないだけで、
嫌な事は、嫌!![]()
本当にやめて欲しい!![]()
そう思う事はあるわけです。
「…でも、私は幽霊の声は聞こえないし…
」
「どうやって迷惑になるかどうかを確かめたらいいの?
」
もしそう思う方がおられましたら…
自分がされて嫌な事は、幽霊相手にもしない![]()
この一点に尽きると、私は思います![]()

思いやりとは、相手の気持ちを想像する事かもしれません![]()
因みに私は、
・眠っている所を起こされる
・赤の他人に興味本位で個人情報を聞かれる
こういう行動は嫌いなタイプ
安眠妨害されると、一日機嫌が悪いタイプのアラサーです![]()
だから幽霊は視えるけれど、石碑や慰霊碑、古墳に(興味本位で)赴き、自分から被葬者に話しかけて話を聞くことはしません
自分がされたら「うっせーわ!
」としか思わないので…
※被葬者から話しかけてきた場合でも、聞く必要のない話(私が聞いたところでどうにもできない話)は聞きません。
※天皇陵は天皇を神様として祀る場所ですので、今回の話では除外します。
でも、あくまでこれは『私(橘)が私なりに考えた、幽霊達への思いやりの表し方』です![]()
もしお時間があれば、読者の皆様方も「自分だったらどうするかなぁ…![]()
」を考えてみてください。
最後になりますが…
ユリさんは、今後も行動を改める気はないようです。
古墳の大君を憑けていた依頼人は、
「被葬者にご迷惑をおかけしていたなんて思いませんでした!ごめんなさい!もう二度とやりません!
」
とのこと。
同じような経験(幽霊に叱られる)をしても、考え方や今後の生き方は人それぞれです![]()
だから、
どちらが正解か
どちらが間違いか
大切なのはそこではなく、
自分であればどうするか
自分が同じことをされたら、どういう気持ちになるか
生きている人・亡くなった人のどちらにも、相手の気持ちを想像しながら対峙することではないでしょうか?![]()
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