高校野球、県大会予選(この映画では埼玉県)の1回戦。あんまり強くない県立高が、甲子園出場クラスの強豪校と対戦。話はその試合の5回、野球のルールを知らない女子高生同士の会話から始まる。犠牲フライのルールも知らない。野球に全く興味のない女性。そんなもんだろうか。

 

この県立高が、一応、僅差のまま試合を運べるのは、(エース)ピッチャーがいいから、という設定。野球は投手がよければ、何とか試合になるスポーツだ。ぼろ負けする可能性は低くなる。

 

野球の話としては(と言うより、スポーツが題材の映画としては)きわめて珍しいことに、作中、スコアボードは一切映らない。役者のセリフ(例えば2ストライクだ、2アウトだ、42になった)で、試合の進行状況が知れるだけである。

面白い作り方をした映画だなあ。

 

 

ぼくは地方の市立高の出身。野球部は弱く、地区予選の1回戦敗退ほぼ決定という学校だった。

でも、ぼくらの期に、突如、130/h台半ばの直球を放れるヤツが現れた。まあ、地区予選の12回戦ではまず打たれないレベルの球。

しかし、大変残念なことに、彼はノーコンだった(汗)。球速を落としてストライクを取りにいくと(「球を置きにいく」とも言う)、カンコン打たれて、やっぱり勝てなかった(涙)