私にとって旦那さんは、幼馴染であり宿敵、ゲーム友達でただの同居人、唯一の理解者、一番キライな人、親友、一生解り合えそうにない人、ラスボスであって尊敬する人だ。

 

私の人生はそんな彼との闘いの歴史だったと言っても過言ではない。

家はいつだって休まる場であり戦場だった。
 

彼の繰り出す攻撃は常に私の想像を超えた所からやってくる。

そして彼は絶対に逃げない。どんな罵倒からも、どんなツライ真実からも。

大乱闘の末たいてい私が勝って終了するのだが、その後ニヤニヤしながらやってきて「ワシ、刺激的な男やろw」と言い放つのだ。
 

そんなことを20年以上続けていたら遂に闘うネタがなくなってしまった。
別に闘いたくて彼と一緒にいたわけではないはずなので素直に終戦を喜び、記念にチームリングを作ることにした。
 

どの指にしようかと色々考えた結果、指切りげんまんの小指のペアリングを作った。

そして彼の結婚指輪は「調和」の願いを込めて中指用に作り直して、私は「精神力」の願いを込めて人差し指用を作った。

 

ふたつも指輪をつけて洗い物なんかしてるとカチャカチャ鳴って鬱陶しい。
でも今は鬱陶しさから生まれる連帯感を楽しむのも良いかなって、それが我が家の終戦祝いの音なんだろうと思ってる。