Now traveling

Now traveling

映画をみる、本を読む、
それは旅に出ることに似ていると思う。
あるいは日常生活そのものが旅のようなもので、
日記とは、旅行記のようなものかもしれない。

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いっぷう変わった家族のロードムービー。
この変わり方がなかなかのもので、
ニーチェに影響を受け一言も話さない兄、
自殺未遂で要観察・同性愛者の叔父、
ヘロイン吸引で老人ホームを追い出された祖父、
独りよがりの勝ち組理論を説き家族を罵倒する父・・・
といった感じ。


そんな家族のもとに、
オリーブ(妹)が美少女コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」の最終審査に通過したという連絡が入ります。
はからずも家族みんなでオンボロVWバスで会場に向かう旅に出るのですが、

道中はトラブルの連続。

しかし、逆に旅で巻き起こる負のエピソードの連続が、

家族にまとまりをもたらし、
徐々に愛に満ちた家族へと変化していきます。
家族の誰かが、負荷や圧力を外の社会によって与えられた時に、
ほかのみんなが抵抗し、励ましあうというのは、

とても心あたたまるものがありました。

心を閉ざしてしまったドウェイン(オリーブの兄)が

家族への愛情を取り戻す過程がよかった。

ナイト・オン・ザ・プラネットは、
ロサンゼルス、パリ、ヘルシンキ、ローマ、ニューヨークを舞台とした
5つのショートムービーから構成される映画です。
それぞれのストーリーで、タクシードライバーと乗客のやりとりを描いていて、
それらのやりとりは、意味深なものから、滑稽きわまりないものまで、様々。
ジム・ジャームッシュ監督ならではの独特なおもしろさは、
全編に共通していています。
自然と言うべきか、婉曲的というべきか、
一見わかりづらいところに、
監督ならではの哲学が潜り込んでいるところがいい。

★★★★★5/5

ナイト・オン・ザ・プラネット [DVD]
ナイト・オン・ザプラネット (米・仏・伊・フィンランド)
監督:ジム・ジャームッシュ
出演者:ウィノナ・ライダー、アーミン・ミューラー=スタール、ロベルト・ベニーニ、他

2/17に公開された映画「TIME」をみてきました。
遺伝子操作によって、
不老不死が可能になった近未来の物語です。
「TIME」の世界は、人々の成長は25才で止まり、
残りの寿命は、資産をどれだけもっているかによります。

この映画のテーマはずばり「格差」です。
現実世界の所得の格差を、時間にも反映させている。
時は金なりとはよく言われますが、
本当に、時を金にした世界。
そういう仮想世界を、
できる限り、整合性のあるかたちで表現しているのは面白い。


持つ者と持たざる者がいるという現実、

あるいはそういうシステムを、

違う世界のものとして客観的に眺める。

そうすると、あらためて格差に対して配慮が乏しい世界というのは、

悲しい世界であるという当然の感覚を思い出させてくれる。

★★★☆☆3/5

TIME (米)
監督:アンドリュー・ニコル
出演者:ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・サイフリッド、キリアン・マーフィー