[US/ドローン]リモートIDルール、パブコメ開始(12/31/2019から60日)
https://www.faa.gov/uas/research_development/remote_id/米国連邦航空局(FAA)が、管制システム構築に向けた第1歩となる、リモートIDに関するルール案を公表し、パブコメ期間に入っています。テロその他の安全保障に対する懸念の強い米国はもともと登録制をとっていますが、今回の新ルールでは、250g(0.55ポンド)以上の重さのドローン(商用、娯楽用を問わず)が、飛行中、IDを、FAAやその他の第三者に、送信する義務が課されることになりそうです。Standard Remote IDは、飛行中、IDと位置情報をbroadcastし続ける必要があり、Limited Remote IDは、broadcastは不要だが、インターネット経由で、発信する必要があるとのこと。ただし、これらの例外として、FRIA(FAA-recognized ID Area)という限定的な地域では、このようなID送信は不要となります。米国で飛行するドローンは、そもそもこのようなID送信のできる発信機を備え付ける必要があることになります。現状の案は、3年のimplementation periodが設けられていて、完全施行はまだ先のようですが、管制システム(UTM)の完成が近づいてきたことが感じられます。このリモートIDの送受信に用いるシステムや周波数帯その他の仕様・標準の内容が気になります。(原文はこちらのようです:)https://www.federalregister.gov/documents/2019/12/31/2019-28100/remote-identification-of-unmanned-aircraft-systems 米国航空法上のレギュレーションの基本は、https://www.hklaw.com/en/insights/publications/2019/12/drone-regulation-in-usaや、情報ネットワーク・ローレビュー(第18巻・2019年11月)に、寺田麻佑先生が書かれている、「ドローンの利活用に関する法的規制の現状と課題―米国、ドイツにおける規制との比較を中心に」という研究ノート(日本語)にあります。