【訓読文】
其の 雄 を 知り て、 其の 雌 を 守ら ば、 天下 の 谿 と 為る。 天下 の 谿 と 為ら ば、 常徳 離れ ず、 嬰児 に 復 帰す。 其の 白 を 知り て、 其の 黒 を 守ら ば、 天下 の 式 と 為る。 天下 の 式 と 為ら ば、 常徳 忒 わ ず、 無極 に 復 帰す。 其の 栄 を 知り て、 其の 辱 を 守ら ば、 天下 の 谷 と 為る。 天下 の 谷 と 為ら ば、 常徳 乃ち 足り て、 樸 に 復 帰す。 樸 散ずれ ば 則 ち 器 と 為る。 聖人、 之 を 用い ば、 則 ち 官長 と 為す。 故に、 大 制は 割か ず。
【意訳】
男性の剛強さを知りながらも、その事にとらわれず、女性のような柔軟さを大切にしていけば、まるで雨水が渓谷に自然と集まるように、他者からも慕われるようになります。
その様な状態となれば、『道』の素直さを体得した赤ん坊の様な状態に復帰することができます。
知恵を使い自分だけが得をする方法を知りながらも、その事にとらわれず、愚鈍な状態で他者との共存を大切にしていけば、宇宙の法則を知ることが出来ます。
その様な状態となれば、『道』の法則と一体となり、自分と他者と区別のない差別観のない心に復帰することができます。
名誉や栄冠を知りながらも、その事にとらわれず、名誉や栄冠を求めない生き方を大切にしていけば、まるで渓谷から水が川に流れ万物を潤すように、他者に恵みを与えることが出来るようになります。
その様な状態となれば、『道』の働きが満ち足りて、樸(山から切り出したばかりの木)の様に何ごとにも変化できる状態(『道』)に復帰することができます。
樸(山から切り出したばかりの木)は職人が加工することで、家の材料や日常生活の便利な道具になるのと同じように、宇宙ができる前は『道』として一つの存在であった万物も、宇宙ができて個々の存在として細分化されました。
その結果、宇宙は様々な存在で満たされ賑やかに広がり続けています。
ただ、悪い面としては自己と他者を区別するあまり、自分だけが得をしようと奪い合い競い合い、争いが耐えることはありません。
『道』を体得した王様は、王様自身も国民も他国の人々も、元々は一つの存在として捉えて国を治めます。
その為、国民間や他国間での争いは起こらず、皆が仲良く楽しく暮らすことができるのです。
新曲３曲の最後である「愛すべきHUMAN LIFE」のプロモーション動画が発表されました。
ひと目見た感想は、100%スイートなアンジュルムだなと。
AKB48のヘビーローテーションと似たイメージだなと感じました。
今までのアンジュルムは、ビターとスイートが混じり合った結果、スイートがより際立つのが良さだと私は思っています。
今回の曲は、ハロプロ以外のアイドルのようなベリースイートなテイストで、アンジュルムのメンバーの演技も慣れていないのか、少しぎこちなさを感じさせました。
でも、この曲を見続けていると、このテイストはアンジュルムに始めてもたらされたもので悪くないよなと私は思いました。
堂島さん、やるじゃない。
新曲3曲を個人的に順序をつけると
1位『ハデにやっちゃいな』
2位「愛すべきHUMAN LIFE」
3位「愛・魔性」
になります。
アンジュルムのメンバー、スタッフの皆様、今日も楽しませていただきありがとうございます