基礎化粧&ちょこっとアロマ | 知らない自分へ はじめの一歩

知らない自分へ はじめの一歩

普段鏡で見慣れた自分が、本当はもっと違う顔や心を持っているかもしれません。そんな自分へ、一歩踏み出してみませんか?

メイク云々を謳っておきながら、普段私が余り取り上げない話題が「基礎化粧」です。これは個人差が激しいので一律にこれ、というのを言いにくいのと、人によって考え方が違う所ですので、中々万人向けのお話の仕方ができない為、言及しないというのもありますが、何よりもまず、私自身が最低限の基礎化粧しかしていないから、というのも大きいです。
まあそれを言ったら365日のうち363日位はすっぴんで過ごしている私がメイクの話をするのも、如何なものかという話になってしまいますが、その分他人様の顔を塗らせて頂いているというので勘弁して頂くとして(^^;;

私が基礎化粧に余り言及できないもう一つの理由としては、私自身の顔の肌が結構丈夫なようで、肌荒れというものをまず経験したことがない、という鈍感さですので、敏感肌の方や、アトピー、アレルギーの方に対して、「メイクの知識」としては何か申しあげるのは非常に危険だというのもあります。
自分で言うのも恐縮なのですが、私は比較的「その年齢にしては肌がきれいに見える」と言われる方ではあります。その場合の理由ははっきりしていて、もう十何年の勢いで日常生活の大半をすっぴんで過ごしているせいですね。美しくなりたくて化粧をする訳ですが、肌は皮膚呼吸をしていますので、それを阻害する「化粧」という行為は、肌自体には決して良くない、というのが、切なくはありますが本当のところです。
ただ、近寄って良くみて頂けるとお判り頂けるのですが、私の肌も決してきれいとは言い難いです。これは若い頃、まだきちんと片頭痛の治療を受けておらず、闇雲に強い薬を飲みまくって内臓を荒し、結果肌も吹き出物で酷い有様、そして吹き出物が気になるので弄る→悪化するの繰り返しで、今はすっかり吹き出物自体は良くなりましたが、ニキビ跡的なもので顔の肌中ボコボコなのです。なので、本当のところはぱっと見で言って頂く程には全然きれいでも何でもありません。

という長い前置きから、丁度つい先程自分の基礎化粧品の一つを作り終えた所なので私自身の基礎化粧について少しばかり、どなたかの参考になるかどうかわかりませんが、お話ししてみようかなと思った次第です。
先程私が作り終わったのは、洗顔後、化粧水的な何かを使用した後に、その水分が飛ばないように押さえる役目をする油分的な何か、です。「的な何か」を連発しているのは、「これを化粧水だ美容液or乳液だとはいえないだろ、幾ら何でも(__;)」という頭があるからで、やっていることは非常にシンプル過ぎる位シンプルです。

化粧水的な何か、というのは、精製水にグリセリンを5%程混ぜただけの代物です。本当にそれで以上終わりです(笑)。肌に必要なのは水分ですから、混じりけのない精製水がまず必要、ただ、そのままだと中々水分は肌に入っていってくれないので、お肌を柔らかくするグリセリンを少々入れる、というだけのことです。5%というのは、私の肌に対しての適正であり、個人差はあると思いますが、私の使用感では8%にまでするとちょっと肌がへにゃっとしすぎるかなと感じました。

で、その水分を飛ばさないようにする油分として、私は馬油とそれを希釈する為のキャリアオイルとアロマオイルを使用しています。
ベースに馬油を選んでいるのは、馬油は何せ浸透力が高いというのがあります。ですので、後述するアロマオイルの吸収を良くする為にもってこいです。それだけではなく、馬油自体が昔から怪我や火傷に使用されるように殺菌や消炎の効果を持っていますし、なにより酸化しにくい上に口に入れても大丈夫というもの凄い優れ物です。我が家というか、私自身は馬油は欠かしたことがありません。自分が使う為というのもありますが、我が家には猫がいなかったことがないので、猫自身がちょっとしたひっかき傷などを負った時、人間の薬を使用すると舐めてしまって躰に毒と言うことがありますが、馬油は舐めても全く問題のないものなので、猫達の為にも切らさないようにしています。

で、馬油だけですと重たすぎて伸びが悪いので、そこに何らかのキャリアオイルを入れて希釈するのですが、このオイルはお好きな物で構わないと思います。小麦でもファーナスでもスイートアーモンドでもセサミでも。ちなみに私が使用しているのはホホバです。他のキャリアオイルに比してちょっとお高いのが玉に瑕ですが、一般的に精油を希釈するキャリアオイルとして知られている物の中では格段に非酸化作用が高いので、馬油と合わせて強力に酸化を防ごうという狙いです。毎日使用するとはいえ、もの凄く大量に使う訳ではありませんから、ある程度の期間普通に洗面所に置いておいても大丈夫なように、という意図ですね。
で、そこにアロマオイルを入れます。これはその人その人の肌質や肌トラブルによって全く違うオイルが必要になるので、あくまでこれは私の場合ですから、私と同じ肌質&トラブル持ちの人以外は、このレシピをそのまま真似はしないで下さいね。

私の肌は若い頃はややオイリーでしたが、昨今ではまぁノーマルスキンと言っていいと思います。そして、本人が気にしているのが「赤ら顔」でして、とりたてて寒かったり何かあったりしなくても、ほっぺたや鼻の頭が赤い事が多いのです。人が見て気になる程かどうかは判りませんが、こういう事は本人のコンプレックスと直結してますので、気になる所には手をかけるが吉と私自身は思います(笑)。赤ら顔対策としては、やはり毛細血管の収縮が一番ですのでそれをメインにチョイスし、後は炎症を抑えるものをちょっと足しています。
上記の結果、私が化粧水を使用した後に使う油分のレシピは以下のような感じです。
  • 馬油 25ml
  • ホホバオイル 25ml
  • フランキンセンス 3ml
  • ダマスクローズ 1.5ml
  • ローマンカモミール 0.5ml
フランキンセンスとダマスクローズには血管を収縮させる作用があります。ローマンカモミールは皮膚の炎症を抑える効果があります。顔の赤らみを抑え、ついでに吹き出物予防、もしくは出来てしまった吹き出物の炎症を軽減する、という目的でのブレンディングです。肌、しかも非常に敏感な顔の肌に使用する訳ですから、希釈率はこの程度が限度かなと思います。

洗顔後、グリセリン入り精製水を顔に吸い込ませるように押し込んだ後、馬油アロマを手で良く伸ばしてから、肌を押さえるように乗せていきます。どっちの時もそうですが、擦るのは厳禁ですね。で、馬油アロマを顔全体に塗り終わった所で、もう一度少量、グリセリン入り精製水を叩き込みます。これは馬油の浸透力の高さを利用して、再度水分を入れ込もうというだめ押しですね。これで余りにも顔がてかてかしすぎているようでしたら、その後すぐ出かけるとかであればティッシュで押さえますが、私の場合起床直後に出かける事は余りありませんので、てかてかしているそのまま放置です(笑)。馬油の浸透力なら少し経てば気にならない程度になりますので。
あと、肌荒れというのを余り感じたことがないのでそう頻繁にはやりませんが、ちょっと水分が欲しいな、若しくは毛穴の黒ずみが気になるな、という時には、薄くのばしたコットンにグリセリン精製水をがっつり染みこませ、顔中において20分位そのままにしておきます。パックというのも申し訳ない程の事ではありますが、この程度の一手間をかけるだけでも結構効果がありますので、気になった時や、時間のある時などには、日頃ほぼ100%すっぴんで、女子力なんてものは落第点の遙か後方な私でも ちょっとの一手間くらいはかけてあげることにしています。

皆さんは、忙しい中、日々のお手入れにどんな事をされているんでしょう?やっぱりSKIIはすごいんでしょうか。ドモホルンリンクルって試したことある方いらっしゃるんですかね(笑)。
これは私一個人の意見として、決してどなたかを非難するとか誤りを指摘するとかいう意図ではないと強く念押しさせて頂いてから申しあげると、お高い美容液とか長時間のがっつりパックとか、確かにもの凄く効果が違うのを自分も体感したことがありますけれども、結局経済的に、もしくは時間的に、ずっと継続してできるのか、というのが基礎化粧の一番のポイントかなと思います。毎日少しずつ積み重ねることですから、負担に感じない範囲で、というのが良いのかなと私自身は思っています。ですからこんなシンプルを通り越して、変なたとえですけど「男の料理」みたいな事になってますけど、手間いらずで苦にならず普通に続けられて安上がり、しかもアロマも活用というところで、私には合っている基礎化粧法だと思います。



以上、彼崎(ひさき)がお送り致しました。