ブログ開始にあたって | 知らない自分へ はじめの一歩

知らない自分へ はじめの一歩

普段鏡で見慣れた自分が、本当はもっと違う顔や心を持っているかもしれません。そんな自分へ、一歩踏み出してみませんか?

はじめまして、彼崎(ひさき)です。
ブログ開始に際して、軽く自己紹介と、ここで何をお伝えしていきたいかをお話しします。

まず一番始めに、私はセクシャルマイノリティ当事者です。性自認(女性)にズレはありませんが、性的指向はヘテロセクシャルではありません。最近では性的少数者LGBTsなどと言われる事もありますが、そういうサークルに所属していたり、支援活動にささやかながら協力したりすることもあります。

LGBTs支援のトレードマークは、六色のレインボーカラーです。日本では虹は七色ですが、海外では六色と考えられているので、最初に海外で活動家の方達が掲げたのは六色の虹でした。虹のように性の在り方、性的指向の在り方は人それぞれであり、グラデーションで、どれ、何、と決めつけることはできない、それを認めて欲しい、そういう願いが六色のレインボーには込められています。

私は自分のセクシャリティに関して家族、友人などにはカムアウト済です。ですからどこで誰に知られても痛くも痒くもないので、出来るだけ外出する時には六色レインボーの何かを身につけるようにしています。何故かというと、自分自身が街中で、明らかに支援パレード・イベントなどでしか入手できなさそうな、六色のレインボーグッズを持っている人を見かけた時に、「あぁ、やっぱり私だけじゃないんだ」ともの凄くほっとした経験があるからです。

六色の虹、というアイコンに敏感に反応してくれるのはやはり事情を知っている方が殆どですから、支援活動の一環としてマジョリティ側の人達に訴えたいというよりは、そういうお仲間に「大丈夫、私もそうだから。一人じゃない」というメッセージを伝えたくて身につけている、という気持ちの方が大きいです。そうして身につけるレインボーグッズは、丁度良いものが中々見つからないので、工具で工作をするのが大好きな私はそれを自分で作るようになりました。

元は自分の為にだけ作り始めた物ですが、地方にいて中々LGBTs系のイベントに出られない方、自分もレインボーグッズを身につけたいのに入手出来ない方もいるというのを知って、シェア出来たら素敵だなと考えました。

現在、LGBTs支援の六色レインボーグッズのコーナーを設けておられる東京吉祥寺の「にじいろ小町」さん(@nijiro_komachi          @nijiro_komachi2)という、ハンドクラフト専門のセレクトショップに幾つか商品を置かせて頂いています。
また、新たな作品が出来たらここで直接紹介していきたいとも思っております。



更に、私はポートレイト(人物写真)を撮るのが大好きです。
大学時代は写真サークルに所属し、モノクロのポートレイトを沢山撮っていました。
どういう人なのか判らない人を撮るというのが私にとっては難しいので、モデルさんは身近にいた人達にお願いしていました。

出来上がった写真を見た周囲の人が「この人がこんな風になるなんて!」とか、「この人こんな表情もする人だったんだ」とか、今まで知らなかったように驚くのを見るのは本当に楽しかったですし、時にはモデルさん本人まで驚くのに、私自身が驚いたりしていました。

昨今スマホのカメラの性能も良いですし、皆さん気軽に持てて、気軽にお互い撮ったり自分を撮ったりしているかと思います。ただ、中には「写真は嫌い」「カメラ向けられると緊張する」「自分は写真写りが悪い」などと思っている方もいるかもしれません。

私はポートレイトを撮るのが大好きですし、人が写っている写真を見るのも大好きです。きっと私は人を見つめるのが好きなのでしょう。ですから、出来れば苦手な人にも、こんな魅力があるのだとか、こんな写り方もあるのだと、知って欲しいと思ったりもします。

プロフィール写真、アーティスト写真、CD等のジャケット写真、イメージ写真など、こういう方向性で撮って欲しい、と明確なプランのある方は勿論のこと、写真は苦手なのだけれど克服できるならチャレンジしたいとか、今までの写真のこういう所が嫌いだからそうでなく撮って欲しいとか、そういう方にも是非、ご自身のたな一面を発見して頂けるようなご提案をしていきたいと思っています。



写真を撮ってきた上での副産物ではあるのですが、私は自分以外の人にメイクをするのも大好きです。
大学時代に撮っていた写真は室内でモノクロ、強いライトを使用しての撮影でしたので、すっぴんや通常のメイクではライトに負けてしまう為、かなりはっきりその人の骨格や個々のパーツ自体を意識してメイクをする必要がありました。

そういう事を繰り返すうち、この人の顔にメイクをしたらどんな風になるだろう、と人の顔を見ると考える癖が付いてしまっています。

恒常的にメイクをしている人は、意外と冒険をしない、無難な色遣いに落ち着いていく傾向があるように思うのですが、お顔立ちからしたらもっと違った色遣いも似合うのに勿体ない、と思う方も沢山いますし、逆に、その色は多分お好きだから使っておられるのだろうけれど、残念ながらお肌の色やお洋服に似合っていない、というケースをお見かけする事もあります。その度に、ああ、これをご提案できたらなとずっと思ってきました。また、セクシャルマイノリティの方で、生物学的には男性であるため、化粧品の入手や化粧法について知ることが困難である、というような方にも是非是非ご協力したい気持ちで一杯です。

普段使わない色、普段しない冒険、そんなことで心が晴れやかになったり、気分が良くなったりすることもある、というのを、ご一緒に体験できたらとても素敵だと思いますし、メイク方法に自信がない、色選びに迷いがある、何に気を付けたらよいか判らない、そういう方のお役に立つご提案が、ジェンダーフリーでできればと考えております。



最後にもう一つ、私は「完治しない」と言われている持病を二つ抱えています。西洋薬・漢方薬両方からの薬物治療で、ずっと上手に付き合って行かなければいけないものです。薬を頂いていても、色々複合要因があって効果がないこともあり、苦痛を少しでも和らげる為に代替療法にも興味を持ちました。そうした中でイギリスでがっつり二年間アロマセラピーを勉強してきた人に、実際にトリートメントしてもらったり、参考資料を教えて貰ったりして、自分の症状にあったオリジナルのブレンドを自分でするようになりました。

アロマセラピーは、一般的に軽く思われている「良い香りで良い気分」というだけではなく、医学的、化学的な方向からのアプローチにも一定の成果を出せています。勿論効果があると言ってもそれが不快な香りであるよりは心地よい香りの方が良いですし、アロマオイルというのは元は西洋の錬金術から生じた副産物ですので、それぞれのオイルには実は個性や意味があったりもします。

自分のイメージをより深めたい、または逆に別の方向へとベクトルを変えてみたい、自分が良い香りと感じるものからそうした効果を得られるだけでなく、風邪気味の時の喉の痛みや咳に効果があったり、神経過敏になっているときに落ち着く効果があったり、そういう複合的なアプローチで、私が自分の為に自分専用のブレンドを作っているように、オリジナルのブレンドを気分や症状で使い分けるご提案で、少しでも心や不調を軽くして頂けたらこんなに嬉しいことはありません。

上記のようなことを、具体的に色々書いていきたいと思っています。


ひとまず、概要をざっくりとお話ししました。



以上、彼崎(ひさき)がお送りいたしました。