4月の読書メーター
読んだ本の数:29
読んだページ数:8126
ナイス数:5
時空争奪: 小林泰三SF傑作選 (創元SF文庫)
読了日:04月30日 著者:小林 泰三
劇光仮面 (5)
読了日:04月30日 著者:山口 貴由
その昔、N市では
読了日:04月29日 著者:マリー・ルイーゼ・カシュニッツ
仮面ライダーBLACK SUN
読了日:04月28日 著者:和智 正喜
黒執事(34) (Gファンタジーコミックス)
読了日:04月26日 著者:枢やな
スイリ先生、はしたないっ! 2 (2巻) (YKコミックス)
読了日:04月24日 著者:井上 とさず
銃夢火星戦記(10) (KCデラックス)
読了日:04月23日 著者:木城 ゆきと
きりひと讃歌 オリジナル版 (立東舎)
読了日:04月23日 著者:手塚 治虫
いろいろな幽霊 (海外文学セレクション)
読了日:04月22日 著者:ケヴィン・ブロックマイヤー
殺人小説大募集!! (実業之日本社文庫)
読了日:04月21日 著者:辻 真先
おまえは生きなければならない (徳間文庫)
読了日:04月18日 著者:太田忠司
The JOJOLands 3 (ジャンプコミックス)
読了日:04月18日 著者:荒木 飛呂彦
鬼怒楯岩大吊橋ツキヌの汲めども尽きぬ随筆という題名の小説
読了日:04月17日 著者:西尾 維新
酒処 春來荘日乗 3 (3) (書籍扱いコミックス)
読了日:04月17日 著者:丸岡九蔵
葬送のフリーレン (13) (少年サンデーコミックス)
読了日:04月17日 著者:
生き残った6人によると 6 (ハルタコミックス)
読了日:04月16日 著者:山本 和音
それは令和のことでした、 (単行本文芸フィクション)
読了日:04月15日 著者:歌野 晶午
何故エリーズは語らなかったのか? Why didn’t Elise speak? (講談社タイガ)
読了日:04月14日 著者:森 博嗣
雨宮さん 2 通常版 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
読了日:04月12日 著者:あらゐ けいいち
創約 とある魔術の禁書目録(10) (電撃文庫)
読了日:04月11日 著者:鎌池 和馬
観測者の殺人
読了日:04月08日 著者:松城 明
ポケミス読者よ信ずるなかれ (ハヤカワ・ミステリ)
読了日:04月06日 著者:ダン・マクドーマン
1日外出録ハンチョウ(18) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:04月05日 著者:上原 求,新井 和也,福本 伸行
可制御の殺人 (双葉文庫 ま 28-01)
読了日:04月04日 著者:松城 明
続テルマエ・ロマエ 1 (愛蔵版コミックス)
読了日:04月04日 著者:ヤマザキ マリ
超音速の魔女 2 (楽園コミックス)
読了日:04月04日 著者:あさり よしとお
ぼくらは回収しない (ミステリ・フロンティア)
読了日:04月02日 著者:真門 浩平
永劫館超連続殺人事件 魔女はXと死ぬことにした (星海社FICTIONS)
読了日:04月01日 著者:南海 遊
カードキャプターさくら クリアカード編(16) (KCデラックス)
読了日:04月01日 著者:CLAMP
読書メーター
最終話 猫は自由を愛す
1
その部屋の床一面には多くのロボットの残骸が散らばっていた。
「ここはかつてのルートヴィヒの研究所だった……。ルートヴィヒが死んだ後はぼくが引き継いで使っている……。ぼくもお前もこの場所で生まれたのだ……。」
ルシファーはブレスレットを装着して叫んだ。
「サタンモード!」
ルシファーのマントが黒い翼に変化して、2本の角と長い尻尾が生え悪魔のような姿になった。
「どうしても僕に従わないというなら仕方がない。リリス。先にインフェルノで待っていてもらおう。」
「私はもう過去には囚われない!みんなの未来を守るため、ルシファー!お前の野望を絶対に止めてみせる!」
猫娘はルシファーにスタンロッドを叩きつけた。
「ふふふ……ルートヴィヒが作りあげたこのデビルレザーにはスタンロッドの機能は一切通用しない……。」
ルシファーはほくそ笑んだ。
2
その時、ユーゴが部屋に入って来た。
続いてマナブ、フトシ、カケル、シーザー、八木沢、松池も助けに来た。
ルシファーの手から放たれた光線が猫娘の胸を直撃した。
猫娘は床の上に倒れた。
「猫姐さん!!」
ユーゴが叫んだ。
ユーゴが猫娘に駆け寄り、猫娘を抱きしめて言った。
「猫姐さん!お、おれは……あなたの事が好きなんだ!!だから死なないでくれ!!」
ユーゴが猫娘に口づけをした。
すると猫娘の全身から金色の光を放ち、白い衣を纏った女神のような姿に変身した。
浮き上がった猫娘が放った光がルシファーを包み込んだ。
「なんという優しい暖かい光だ……。ぼくも……パライソに……行けるのか……」
「ルシファー。いいえルートヴィヒ。あなたは誰も憎しむ必要は無いのです。さあ、この母の胸でお眠りなさい……。」
「か……あ……さ……ま……」
ルシファーは倒れ、元の姿に戻り目を閉じ動かなくなった。
3
「怪盗猫娘様。邪魔者を始末してくださってありがとうございました……。」
部屋の奥の扉が開きグレイが現れた。
「貴様!よくもまあ抜け抜けと……」
ユーゴが叫んだ。
「これをご覧なさい。」
グレイが言った。
壁が開き十字架が現れた。
そこには神堂十蔵が生きたまま磔にされていた。
「神堂十蔵!生きていたのか!」
ユーゴが叫んだ。
「イコマイヤーで起こった出来事はルシファー様が仕組まれた芝居でした。」
グレイが言った。
「ルートヴィヒ様もルシファー様も私の手駒としてよく働いて下さいました。ああ、それからウィルスは既に私が無効化してありますのでご心配無く。十蔵様はブラックジャックを殺したのはルートヴィヒ様だとお思いになっていらっしゃっていましたが、本当はこの私なのです!」
「何~ッ!?お前一体何歳なんだ!?」
八木沢が叫んだ。
「私が何歳だったかはもう忘れてしまいました。それに私のこの顔は素顔ではありません。私はどんな顔にでも変装出来るのです。」
「私の目的は全ての人類を私の思い通りに動く操り人形にする事です。何も考えずただ私の指示に従って生きればいい……。これぞ人類にとって真の楽園!」
「アレマ天導会の黄金の女神像は「大災厄」以前の旧時代に作られた洗脳装置の試作品でした。しかし、全人類を完全に支配するには力が足りませんでした。」
「私に幻覚は通用しません……。怪盗猫娘。お前の力で私が神として君臨する世界「光の帝国」の礎を築くのです!」
4
その時、マナブが抱えていたピコの全身が輝き、倒れていたルシファーと合体して一体化した。
「猫娘。ぼくはルシファーと合体する事によって真のアダムとなりました。アダムとイブが力を合わせる事によって真の力が発揮されるのです。」
女神の姿の猫娘と光輝く真のアダムが一緒にグレイに光線を浴びせた。
「ぐふっ‼」
グレイは壁際まで吹っ飛んでいった。
猫娘は本来の黒いスーツの姿に戻っていた。
「姐さん!今だ!」
ユーゴが叫んだ。
猫娘「夜の世界をひた走り!」
ユーゴ「悪を見据える二つの目!」
猫娘「その名も怪盗猫娘!」
二人「悪党どもを退治いたします!!!」
猫娘とユーゴが一緒にグレイに飛び蹴りを食らわせた。
グレイはその場に倒れた。しかし意識を失ってはいなかった。
「ふふふ……どうやら今回は引き下がるのが上策のようですね……。」
グレイは懐から出したスイッチを押した。
「時限爆弾によってあと10分でこの館は崩れ去ります。さらばです。怪盗猫娘。命があったらまたお会いしましょう。」
グレイはルシファーが降りてきたエレベーターに飛び乗り、上がって行った。
アダムが十字架から十蔵を解き放った。
「お父様……。ぼくはお父様に申し訳ない事をしていました……。」
「ルシファー。私はお前が死んだルートヴィヒの生まれ変わりだと思ってお前のやりたいようにやらせてきた。しかし、それは私の間違いだった……。ルシファー。私を許してくれ……。」
十蔵がアダムに言った。
一同は元の道筋を引き返し、1階で博士と合流した。
「おお!待っておったぞ。猫娘を無事助け出したようじゃな。」
博士が言った。
アダムがタマスケに触れた。
「サザンクロス、いえ、タマスケのエネルギーを充填しました。早く脱出しましょう。ここに隠し通路があります。」
アダムが壁のスイッチを押すと、壁が開いて隠し通路が現れた。
5
全員が館の外に脱出したとたん、神堂邸は爆音をあげて崩れ去って行った。
「ぼくはもうみなさんとはお別れです。猫娘さん。後をよろしくお願いいたします。」
そう言うとアダムは機能を停止したバットモードのピコと意識を失ったルシファーに分離した。
「ピコ!」
猫娘が叫んだ。
博士がピコを調べて言った。
「ピコはただのバッテリー切れじゃな。イコマイヤーに帰って充電すれば元に戻るはずじゃ。」
「お前ら!今日の所は特別に見逃してやるからさっさと帰れ!だが次に会った時は必ず捕まえてやるからな!」
八木沢が叫んだ。
「先輩!いつもそうだからいつまでたっても出世出来ないんですよ……。」
松池が言った。
「姐さん。帰りましょう。俺たちの船に。そしてまたみんなで一緒に夜の冒険を続けましょう!」
ユーゴが猫娘に言った。
マナブ、フトシ、カケル、シーザーが高らかに歓声をあげた。
6
それから数日後の朝。
マオは玄関を出て母親とピコに言った。
「行ってきます!お母さん!ピコ!」
「おはよう!マオ!」
途中で想一と未央奈に出会った。
「おはよう!想一!未央奈!」
爽やかな秋の風がふいていた。
ご存じ怪盗猫娘 完
Special thanks to
石ノ森章太郎
手塚治虫
永井豪
藤子・F・不二雄
藤子 不二雄Ⓐ
水木しげる
諸星大二郎
モンキー・パンチ
横山光輝
(敬称略)
怪盗猫娘は今夜も夜の街を駆け巡っているのだろう。
1
ユーゴとシーザーはカッシウスの入って行った赤い扉に入った。
部屋の中央ではカッシウスが待ち構えていた。
部屋の奥には他の部屋と同じようにもう1つ扉があった。
カッシウスがフードマントを脱ぎ捨てた。
その下から現れたのは長槍を携えた筋骨隆々とした短髪の男であった。
「改めて自己紹介しよう!我はルシファー様を護るためにルートヴィヒ様によって作られたアンドロイド三魔将が首席カッシウスである!ルシファー様の命によりお前達にはここで朽ち果ててもらう!」
カッシウスが名乗りをあげた。
「俺は怪盗猫娘を支えるクロネコブラザーズの長男スペードのユーゴ!こいつは俺の相棒のシーザーだ!あんたには恨みは無いが、猫娘姐さんのために力づくで鍵を渡してもらうぜ!」
ユーゴも名乗り返した。
カッシウスは長槍を頭上に掲げ、大きく振り回した。
ユーゴはカッシウスから距離を取り、攻撃のチャンスをうかがった。
カッシウスは長槍を正面に構え、ユーゴに向けて走り出した。
その横からシーザーがカッシウスの持つ長槍の柄を噛み砕いた。
「よくやったシーザー!」
ユーゴが叫んだ。
「くっ!小賢しい真似を!」
カッシウスが叫んだ。
シーザーは飛び上がって再びカッシウスに襲い掛かった。
「ふん!!!」
カッシウスはシーザーの腹部に正拳突きを食らわせた。
シーザーは呻き声をあげて床の上に転がり、意識を失った。
「シーザー!」
ユーゴが叫んだ。
「邪魔者は消えた……。ここからは我とお前の1対1の戦いだ……。」
カッシウスが言った。
2
ユーゴとカッシウスの素手での戦いとなった。
カッシウスの激しいパンチの連打に、ユーゴはかわし続けるのが精一杯であった。
そしてついにユーゴは顔面にパンチを喰らい、眼帯が千切れ飛んで行った。
ユーゴは床の上に倒れ付した。
「若き戦士よ……この我を相手によくぞここまで闘った。安らかに眠りに就くがよい……。」
カッシウスが床の上のユーゴに言った。
「ちくしょう……体が動かねえ……この俺もこれまでなのか……マナブ、フトシ、カケル……猫姐さんを頼む……。」
ユーゴの脳裏に親しい人々の顔が走馬灯のように駆け巡った。
「猫姐さん……マナブ……フトシ……カケル……シーザー……おやじ……母さん…………母さん!?」
ユーゴは不意に思い出した。
ユーゴの母ユウナの家系には稀に金色の瞳を持つ者がいた。
その瞳はある特別な力を宿していて、その力を1回使うとその両目は一生見えなくなるのであった。
ユーゴは母から左目に金色の瞳を受け継いでいた。
トウマはその力をうかつに使ってしまわぬようにユーゴの左目に眼帯をかけて育てていた。
ユーゴが左目を開きカッシウスを見据えた。
ユーゴの左目の瞳は3秒先の未来を視る金色の瞳であった。
右奥の燭台が倒れる光景が見えた。
ユーゴは全身の力を振り絞って立ち上がり、右奥の燭台に向かって走り出した。
「無駄な事を!」
カッシウスはユーゴの後を追った。
突然、燭台がカッシウスの上に倒れてきた。
「何イッ!!!」
カッシウスは倒れてきた燭台の下敷きになった。
すかさずユーゴは動けなくなったカッシウスの脳天に渾身の飛び蹴りを食らわせた。
カッシウスの頭部が砕け、電子部品が周りに飛び散った。
倒れていたシーザーもようやく動き始めた。
「見える!見えるぞシーザー!」
ユーゴはシーザーに叫んだ。
「どうやら俺の右目は普通の瞳だったから、視力を失わずに済んだようだな……。」
そしてユーゴはカッシウスの体から鍵を取り出した。
「今助けに行きますからね!猫姐さん!」
ユーゴはシーザーとともにその鍵を持って奥の扉に進んで行った。
3月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:4252
ナイス数:1
切断島の殺戮理論 (星海社FICTIONS)
読了日:03月31日 著者:森 晶麿
VR浮遊館の謎:探偵AIのリアル・ディープラーニング (新潮文庫)
読了日:03月30日 著者:早坂 吝
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けいおん!Shuffle 3 (まんがタイムKRコミックス)
読了日:03月28日 著者:かきふらい
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葬送のフリーレン (7) (少年サンデーコミックス)
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ゆるキャン△ 16 (まんがタイムKR フォワードコミックス)
読了日:03月14日 著者:あfろ
葬送のフリーレン (6) (少年サンデーコミックス)
読了日:03月08日 著者:
アトム ザ・ビギニング (20) (ヒーローズコミックス)
読了日:03月07日 著者:手塚治虫,ゆうきまさみ,カサハラテツロー,手塚眞
彼岸島 48日後…(43) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:03月07日 著者:松本 光司
兎は薄氷に駆ける
読了日:03月05日 著者:貴志 祐介
暗号学園のいろは 6 (ジャンプコミックス)
読了日:03月04日 著者:岩崎 優次
ひぐらしのなく頃に 巡 (5) (角川コミックス・エース)
読了日:03月04日 著者:赤瀬 とまと
走無常
読了日:03月03日 著者:田中 芳樹
たまのののののちゃん
読了日:03月02日 著者:いしいひさいち
読書メーター