ども。Frederic FekkaiスタイリストのTOMOです。
突然ですが、質問です!
年収1000万円貰えて、自分以外皆年収2000万円の世界に住むのと、
年収500万円貰えて、自分以外皆年収250万円の世界に住むの、
どっちがいいですか?
「今の年収との比較」とかはさておき…単純にこの2択で選んでください。
…決まりましたか?
もちろん正解なんてモノはないのですが
どちらかと言うと後者を選ぶ人が多いようです。
つまり、資産に関しては「相対的に」豊かでありたいと願う人の方が多いという事ですね。
ではこれはどうでしょう?
夏休みが10日貰えて、自分以外皆20日貰える世界に住むのと、
夏休みが5日貰えて、自分以外皆3日貰える世界に住むの
これまた、単純にこの2択で考えてみてください。
どうですか?決まりましたか?
こみらは、前者の方を選ぶ人が多いようです。
つまり…休みに関しては「絶対的な」数字が多い方が選ばれやすいという事です。
さてさて、なんでこんな事を急に聞いたかというと
先日日本で美容師をしている友人が遊びに来て、いろいろ話してる時にふと思ったのです。
彼の滞在日数は5泊7日。これでも、今までNYに旅行で来た友達の中では「長め」な滞在です。特に美容師の中では。僕も初めてNYに旅行で来た時は3泊5日の弾丸旅行でした。
理由は簡単。
休みが少ないから。です。
僕が勤めていた東京のサロンでは、「夏休み」といわれるやつが年間10日と決まっていました。これはもちろん、10日ぶっ続けで取ってもいいし、5日×2という感じに分けてもOK。
ところが!
僕がいた頃のシステムでは、定休日が週に1日と、公休が月に2回で、月に約6日休みがありました。(この公休も取れなかった事の方が多かったけど…)
そして「夏休み」を取る際は、定休日も「夏休み」の1日としてカウントされます。
しかも「定休日を絡めなくてはいけない」という縛り付き。
しかもしかも!「夏休み」を取る月は、月に2日もらえるはずの公休もありません。
つまり!もしぶっ続けで10日夏休みを取るとしたら…
自然と2週に渡って定休日を含む事になります。そして、その月にもらえるはずの公休2日もまらえません。ですので
夏休みは実質年間で6日
(10日−定休日2日−公休2日=6日)
という事になりますね。
ちなみに5日×2回に分けた場合は、それぞれ定休日を絡めるので、定休日で2日。それにそれぞれの月で2日ずつ取れるはずの公休も取れないので…
夏休みは実質年間4日
(5日−定休日1日−公休2日=2日 ×2回)
という事になりますね…
いやいや…そりゃあ「NYに遊びに行くよ!」とか言って実現するのに5年もかかる人もいるわけだわ。
そんな暇ないもんね。
僕は当時は「当たり前の環境」としか思ってなかったので、特に不満が募ってたわけじゃないんだけど
今考えると恐ろしいです笑
いやね、例えば新規のお客様をガンガンもらってるジュニアスタイリストなんかは、休みがあればあるほど「もらえるはずだった新規のお客様」をもらえないわけだから、休みを返上してまで働きたい人もいるでしょう。
(今時、新規がガンガンもらえるサロンなんてほとんど無いだろうけど)
でも、そうでもなければ…ちと少なすぎやしませんか?と思ってしまうのです。
「時間」というのは有限で、「経験」をするのに必ず必要になってきます。
だから「時間」というのはとても大切なんですよね。
僕は今は週に1日しか休んでないし、むしろ週に1日も休みが無い事もあります。
Fekkaiに入った当初は何ヶ月も週7で働いてました。
でも
おばあちゃんが亡くなってしまった時は、すぐに飛んで帰り、1週間家族と共に過ごしました。
息子が生まれた時も1週間、妻と息子との時間を作りました。
年に1回は家族や友達に会いに、2週間ほど日本に旅行に行ってます。
去年はカンクン、その前の年はハワイ、その前はマイアミ…と、日本以外にも「行きたいところ」に行きます。今は家族と一緒に。
今年は2月にドミニカ共和国に行く予定です。NYは寒いので、カリブ海のビーチに行く為に。
3月には2週間の日本旅行。
それでも「年間13日」しかない今年の有給の半分ちょっとしか使ってません。
あとは休みを動かしたり、くっつけたりで。
もちらん先輩方はもっともっと休みがありますけどね。僕はまだこの会社では新しいほうなので、休みも限られてるんです。
僕の給料は「完全歩合制」です。だから「売り上げ」はとても大事なのですが
上手くやると、夏休みを取っても月の売り上げはほとんど変わらないんですよ。
例えば、2週間ぶっ続けで休みを取るとしても、締め日を跨げば、2ヶ月にわたって1週間ずつ休んだ事になります。
残りの3週間で取り戻せばいいのです。
事前に計画し、お客様の来店頻度などを踏まえて事前に告知していれば、ほとんどの人はその前後で来てくれます。
もちろん「どうしてもその日」というお客様はお会いできませんが、誠意を持って他のスタイリストを紹介します。
これは人数的には大した事もないし、逆に他のスタイリストに頼まれる事もあるので、実際売り上げ(給料)に影響する程の事ではありません。
売り上げが落ちないのであれば、会社的にも問題無いですし、むしろ余分にアシスタントを出勤させなくて済みます。
まぁ、何が言いたいかというと
美容師は比較的休みがとりやすいはずの職種である
という事です。
随時いなければ回らなかったり「予定」が立てづらい職種だってたくさんあるわけですから。
なのに、この業界全体の「休みの少なさ」は改善すべき所ではあるのかなと。
「上司」が休みをしっかり取らないと、その下は取れませんからね。だから組織単位で意識改革をして、上から率先して実行する必要がありますが。
上でも述べたように、休みに関しては「絶対的」な数字が「幸福度」へと繋がります。
まして「旅行の計画を立てるだけで脳が感じる幸福度は上がる」というデータがあるくらいですから
「社員の幸せ」を願うなら、外さないポイントでもあると思います。
「フットワーク」が重い会社が多いのも事実なので、なかなかそこは変更に時間を要するかもしれませんが
もし仮に「バリバリ売り上げて、バリバリ稼いで、ガッツリ休みを取りまくっている先輩」がいたなら…
それは「後輩に夢を与える」という意味でもかなり貢献できる事になるかと思います。
(現にウチのディレクターがそうなので)
それに、業界全体がシフトしていくのには時間が要するからこそ、「しっかり休みの取れる企業」というのは働き手にとっての魅力になるかもしれませんね。
「あー休みたーい」という怠惰な感情の為ではなく「様々な経験する時間」を提供する為に。
それが「人としての魅力」に繋がるかもしれないし、間接的に「美容師としての魅力」に繋がるかもしれませんからね。
※「元気が出る沖縄の筆文字言葉」より