物凄く久しぶりのブログ更新です…。


絶対ないと思っていたYZ-834B 初代ドッグファイター復刻決定のニュースを知り書き込んでおります。


事情によりラジコンから離れておりましたが、全く知らぬ間にスーパードッグの復刻がされ界隈は大騒ぎ、そしてなんと初代ドッグの復刻が決定した模様で、先日遅れて知りました。


初期ドッグの復刻はない!と数年前のドッグミートの際聞いてたんですが、時代の流れ〜方針が変わったみたいですね。


初代ドッグ好きを公言しており、ドッグミートまで開催したのに全くノーマークでよもやよもや、初代ドッグ好きとして不甲斐なし…。


しかし離れていたにも関わらず、ふと復刻を知る事ができたのはやはり何かの縁?

で、早速予約しました。


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近年のドッグファイターの高騰は凄かったですね。


作りは頑丈ではなく、セッティングが難しく、おまけに操縦テクニックが全くないのでスペランカー状態。

パーツは折れるわ割れるわ、いつの間にか脱落しているわで。

本体だけでなく残存パーツもマジかよな金額になってましたし、維持して走らせるには中々気合いが必要な車でした。


しかしハマればハマる程、復刻されないという希少性、必死に調べて集めたパーツなどを惜しみ無く投入して容赦無く走らせるという、わかる人には分かるその 変態さ が楽しかったのです。


復刻に際し色々思いはありますが、単純に嬉しい事ですし、旧車バギー界隈が盛り上がればよろしという事で。

一時期の復刻の話題〜その後諸々もお聞きしていたので、かのお方含め単純に関係者の皆様には感謝ですね。


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で、復刻のものと思われる画像。

私見ですがフワッと試作段階な雰囲気がするのは私だけでしょうか。

でも箱写真の車体はコレっぽいですね。


ワンダードッグのリブ付きシャーシであろう画像もありますね。

バンパーは置いといて、全体的な完成度からみてこっちが希望ですが…。


他、ショック含めアップデートされたパーツもあるとの事で、諸々旧車ドッグに流用出来れば万々歳なところです。

個人的には足周りのパーツや素材が強化されてたらうれしいなと。


触発されて久々にMY初期ドッグを引っ張り出してみました。



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<回想>


80年代当時、空前のラジコンバギーブームの最中、小学5〜6年頃だったか、ラジマガであろう雑誌で見たこのずんぐりした変な形に何故か一目惚れし、ドッグの載っている記事や漫画のラジコンボーイでドッグが登場した回は何度も読み返し、想像ばかりが膨れ上がっていきました。


クソ田舎ではドッグファイターなど誰も持っていない為実物を見た事もなく、どうしても欲しくて必死で小遣いを貯めて(親の助けも少しはあったんでしょうが)、キット+05Rモーター(復活シェイクダウン時に燃えたやつ)+ヨコモ急速充電器AC72(黄色いやつ)を、多分東京の五洋ラジコンという店だったかな?に電話で注文して現金書留でドキドキしながら代金を送った様な記憶が。


で、届いた現物。

 ↑こんな感じの雰囲気で入ってました





届いためちゃくちゃカッコいい箱絵を開けると、紙一枚の説明書、箱に貼られた厚紙に昆虫標本の様に固定してある半完成の車体…。

え?タイヤは差し込んで瞬間接着剤で付けるだけ?

え?デカール付いてないやん…。

タミヤ脳の私にはなんとも質素で尚且つ玄人仕様の特別な車に見えました。

分かる人には分かる?野球用品に例えるとミズノやゼットではなく、玉澤のソレです。


いざ組み立てに入ると、決められていない場所にサーボを両面テープで貼り付けるという小学生には失敗の許されない難しさ、無段階式スピコンのバックがスイッチ式でいきなり全開バックするというのにも度肝を抜かれたものです笑


ぐにゃぐにゃのカイダック一枚シャーシ他(後にこのぐにゃぐにゃがあの走りを生み出している事を知る)、タイヤ浮かして全開にしたらぶっ壊れるんではないかと思ったチェーン駆動独特のあの音、フロントワンウェイベアリングによる訳分からないがなんか凄いんであろう性能。


そして走らせたら尻下がりで滑る様に加速していくカッコ良さ!

小学生には暴力的に速そうに見えたものです。



撮影:yagiさん


小学生の分際でありながら最強(自分的に)のマシンを手に入れたその時、クソ田舎ではラジコンブームは完全に終息しており(みんなファミコンに流れた)、中学生が暴力的な参加費を巻き上げていた草レースも行われなくなり、その希少な存在(田舎では)感で皆の度肝を抜く事もなく、空き地の試走のみでひっそりとその役割を終え、復活まで数十年の眠りにつくのでした。


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購入当時のボディ。

小学生レベル筆塗り、デカールがないので手元にあるものを貼ったんでしょう。

ポリカ剥がしの存在など知らず、一時期灯油に漬け込んで塗装を落とそうともがきましたが、ボディが割れてきて断念。


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京商の凄いマシン達と比べると、プラパーツばかりで流石におもちゃ感は否めないのですが、この中に当時の横堀模型の開発陣の思いを感じますし、YZ-834Bの歴史や詳細を知れば知るほど、自分のレベルは知れてますが沼にハマっていくんですよねえ。



という訳で、長く熱く語ってしまいした。


復刻はないと脳か決めつけていたのでいきなりのアドレナリン注入となりましたが、スイッチが入らないと全くやらない人間なのでそれはそれでよかったなと。


"復刻記念のイベントがありそうな気がする" 

ので、入手したら急いで作らないといけませんね。

オリジナルを踏襲なら半完成車体ですが、多分一旦バラすでしょう。


何はともあれ楽しみです。