皆様こんにちはイッキです。

ロウドキエ『HYPNAGOGIA〜ヒプナゴギア〜』が終わり

もう一ヶ月近く経つんですね・・・。

早いな~~と思っていたら2月って短いんですよね。

にしても、にしても早いです!

この分じゃ今年もあっと言う間に終わりそうですね。。。


さてさて『HYPNAGOGIA〜ヒプナゴギア〜』を振り返ってみて

と言うことですが・・・。

あれからバタバタとありまして、なんか遥か昔の事のようでもあり

なかなか記憶を引っ張り出せないのですが・・・。

まずは、ロウドキエに参加させて頂いて本当に良かった!!

そして今回の公演に関わった全ての方々に感謝いたします!!


思い返せば不安もありました。

初めての朗読、メンバーも殆ど初めての方ばかり・・・。

稽古してみて思ったのですが、朗読って武器持たずに戦場に立つようですね。

芝居や、コントは動きや衣装(時にはメイクを駆使して)で誤魔化す事もできる、

それらしい嘘をつく事が出来ると勝手に思っているんですが(←これは悪い意味じゃないんですけど。それについては後日)

それが出来ない!!

しかも間違ってもナンチャッテって言える台本じゃない!!

プレッシャー~~~~~。

その上、役があんなに繊細なピアニスト!!

ありえないじゃないですか!

僕がピアニストなんてパラレルワールドを何層めくってもありえないじゃないですか!

衣装が着れれば、メイク出切れば、整形ができれば、「僕は繊細なピアニストです」って紙を額に貼れれば

少しは繊細なピアニストっぽく見せることが出来るかもしれない。

しかし、今回はそれができない・・・。


だから、嘘をつくのは止めようと思いました。

稽古の時からずっと自分に嘘禁止令を出すようにしてました。

少しでも盛ってしまう自分を自覚したら、戒めるようにしてました。

ま、演出の石田さんと演出補のかとうさんにはすぐに嘘は見破られてましたけど・・・。

そう考えると2人ともコワい女ですね。。。


でも、嘘をつかないでいると伊瀬さんと亀さん、そしてピアノの森さんが

台本読んで予想していた世界とは違う世界に僕を連れて行ってくれました。

毎回、違う地形の違う世界だったけど、それが稽古の時から心地良かったです。


人間には多かれ少なかれ自我がある。

僕なんか自我の強い人です。

それは決して悪いことではないけれど、ピアニストを演じるときはいらない。

そんな当たり前の事を気付かされました。

完全に裸でいられたと思わない。

むしろ、もっとと思ってます。

反省すべき点もたくさんあります。

だけど

だけど

役者として確かな手応えがあったのも事実。

「あの時のあの感触、あの手触りの頻度と鮮度を高めて行きたい!」

ロウドキエ『HYPNAGOGIA〜ヒプナゴギア〜』は

僕にそう思わせてくれた、とてもとても大切な公演です。


そして、池澤さん、帆世君、宗悟チームも素敵でした!

正直、ダブルキャストって少し苦手で。

同じ役の人が少しでも良い芝居されると悔しくなっちゃうんですよね。

いい意味で悔しくてしょうがなかった・・・。


少し長くなりそうなので

またロウドキエがあるときは参加したいな

と心の中で呟きつつパソコンの電源を切ります。


最後に

お忙しい中、劇場に足を運んで頂いたお客様

本当に本当にありがとうございました!!

今後ともロウドキエを宜しくお願いいたします。

イッキ