こちらのブログでは初めましてでございます。
この度、ロウドキエの『ヒプナゴギア』に参加させて頂く、どーもごきげんよう。亀岡孝洋と申します。
さて、池澤先生から始まりました、朗読とはなんぞや的なやつ。
正直わたくし、朗読をトヤカク語る以前に、朗読劇をさせて頂くのが今回初めてでございまして。
朗読とは、
"えー、声に出して文章を読む。感情的に"。
うん、そんなレベル。
わたくし亀岡、元々演劇というものをずっとやっておりまして、その演劇をはじめた当時も、演劇とは、"えー、舞台の上で台詞を話して、なんかするやつ"。
うん、そんなレベルでした。
で、そんなレベルだった当時、演出家に、
「それじゃ伝わらない!もっとイメージしろ!」
そんな事をよく言われておりました。
"役者がイメージしていないものは、見ている人にも伝わらない"。
イメージひとつで、言い方や、間やニュアンスも全然変わってきます。
例えば距離感とか、周りに人がいるのかいないのか。室内か屋外か。
舞台では、ある程度の視覚的説明があるけど、朗読はね、そこのイメージも強く持ってやらないと、あれなんでしょうね。きっと。
きっと。ほんとに初めての朗読なので、あくまで推測。
そして、そのイメージをどれだけたくさん聴き手の皆様にお伝え出来るか。
つまり、我々と聴き手の皆様のイメージをどれだけ近づけられるかが大事なのかもしれません。きっと。
今回の作品、いっぱいイメージが膨らむほんとに素敵なお話。
「女の存在」、「夢の中の出来事」、「金色の麦畑」。
イメージをいっぱい持つ分には損はありません。いっぱい読んで、いっぱいイメージして、少しでもそのイメージを聴き手の皆様にお伝え出来れば幸いでございます。
まあ朗読に限った事ではないかもですが、なんかそんな事をひっくるめると、
朗読とは、
"お客様と演者の、イメージの共有"。
って感じなのかな。きっと。
是非とも、皆様のご来場をお待ちしております。
それでは。