昨今、裏方業界には女性が多い。
メイクとスタイリストくらいしか現場にはいなかった。
タレント対応用のお飾りAPがフジテレビにいたくらいでした。
ジェンダー平等を謳うリベラル社会の日本。アメリカに押し付けられたリベラル教育だったと知らないままだ。
伝統より個を良しとするようになると、今まで先輩たちに叩きのめされて退職していた人たちが生き残るようになったんですな。
一昨日、昨日とテレビウーマンと仕事をした。
一昔前なら現場に存在し得なかった女性たちについて記す。
一昨日は、PもDもアラフォーウーマン。15年来の付き合いだ。
Dについて書く。
美大を現役で卒業し、新卒で入社したクリエイティブエリート。頭も良いしセンスも良い。旦那は現役の俳優。生き残こる理由がそこにあるのかもしれない。
でもね、性格や見た目も生き残るにおいて重要だなと思うのです。
とにかくご陽気。
とにかく体力があり身体が丈夫。
とにかく身体がデカい。
よく食べよく寝る。
そして、コレ語弊があると思うが美人ではない。
そして、昨日。
全く同じタイプの女性Dと初めて仕事した。
明るくて笑顔が人懐っこくて、取材先の人を言いくるめて人心を掌握して演出していく。
その手腕は素晴らしいと思う。
だから生き残っているんだろう。
ロケ帰りコンビニで遅いお昼を買って食べようとなった。
ごんちは運転しなければなかったんで、サンドウィッチを買っていただいたが手を付けず帰路を急いで運転した。
しばらくすると車内にプ〜ンと揚げ物の匂いがしてきた。
セブンイレブンのななチキだ。
バックミラーを見るとそのD女子がむしゃぶりついていた。
ちょっと笑ってしまった。
年の頃、32歳くらいだろうか。
豊満な身体つきでななチキを頬張っているのは違和感なく平和な画だった。
ふと、バックミラーを見ると2個目のななチキをニッコニコで食べ始めた。
こりゃ本物だ。
綾瀬バス停付近で渋滞した。プ〜ンとおでんの匂いがしてきた。
バックミラーを見るまでもなく彼女がおでんを頬張っているんだろう。
渋滞が解消されて、チラと見ると真剣な顔でスマホを見ている。
仕事をしているんだろう。
大橋ジャンクションで渋滞だ。バックミラーを見ると、グッスリ寝ていた。
ほんの1時間弱に、ななチキ2個、おでんを食べ、スマホをして寝る。
ミラー越しにダイジェストで彼女の行動を見てホッとしてしまいました。
平和だなぁとね。
彼女は恐らく私大を現役で卒業し、コネで六本木の局に入社し、年功序列や伝統を守るという社風が薄れているから平和に仕事ができているのだろう。
時代が変わったとつくづく思う。
上司に蹴飛ばされ、殴られ、行儀から指導されていた若きテレビマン。
移動中に寝るなんてありえなかった。
平和だよ。


