外国人労働者の受け入れ規制の緩和を決めるのは、政治家等のいわゆる少数の富裕層である。

一方、外国人労働者受け入れ規制の緩和によって、最初に影響を受けるのは貧困層や中間層と呼ばれる人達である。

仕事や生活面において、最も、かつ、最初にそのような外国人と接し、触れ合うのは彼等である。

そこには文化や価値観、習慣、言語など様々な調整・理解が必要であり、今まで経験したことのない不便や障害が生じることもあるだろう。

富裕層である政治家等は言うだろう。他者への理解、異文化への理解、多様性の理解、国際理解が人間として、また、国の発展のために大事であると。

それは理解できる。ただ、覚えておいて欲しい。富裕層の人達は経済面や自身の地位などでそのような不便や障害を回避、あるいは、直接影響を受けないようにすることができることを。

一方、貧困層や中間層は、無防備で規制緩和の影響に晒される。また、最初にその影響を受ける人達なのである。

そのことを念頭に規制緩和の議論をしてほしい。実際に何が起こるのか。人と人との間でどんなことが起き、どんな感情が生まれるのかを想像してみてほしい。