終わりました。
終わらないかと思ってましたが、終わりましたね。
2週間以上経ちましたか。
今回本当に色々挑戦だったり、出来るのかこれ?!
と思ったり、
お客様混乱するんじゃないか?とか
笑われるんじゃないか?とか
色々不安を抱えて本番を迎えましたが、
(普段ほぼ緊張しない私が、緊張してお腹壊したほど(笑))
お客様には「分かりやすかった」「面白かった」等 なかなか好評だったようで、ほっとしております。
今回の売りは「早替えして複数役を1人の役者がこなす」
ということで
私がやったのが……、

この3人と
だいぶ加工されてたので、お客様には分かんなかったと思いますが。
稽古中「神仏よ!」と言いながら、
何度「まあ、私やけどな…」と心で呟いた事か。
そして他の主な登場人物を
役者別にご紹介~。
ヒトマロが女帝にした一人目「史上最も名高い女帝(ヒトマロ談)持統天皇」←演者『ほりちゃん』

流石親族!皆よく似てますな~。←おいっ
文武天皇は持統の孫にあたるので、隔世遺伝ですね。←おいおいっ
首皇子は後の聖武天皇です。
教科書に出てきたな
え?!何、あなた天皇を3人もやっとるやん!(笑)
実はこの写真の加工が1番最後に作ったやつなので、1番凝ってますな。
さて、ヒトマロが女帝にした二人目!
「息子から母へ譲位された稀な位譲りな女帝元明」←演者『やぎ』
冒頭中大兄もやって入鹿を殺っちゃってるので
なかなか複雑ですな。
長屋は元明の同母姉の子なので、
二人の顔が似てるのも頷けます、うん(笑)
今回やぎも男役率高かった。(実はほりも高い)
背が高くてスラッとしてるから長い丈の衣装もよく似合うよね~。
今回の衣装は彼女がデザインし、手伝ってもらったとこも有るけど、
ほとんど彼女一人で縫ったのでした。
凄いよ!やぎ!ブラボー!
(多分、夜中に覗いたら羽を抜きながらトンカラリトンカラリしていたに違いない……。
その証拠に本番にはかなり痩せていた。)
さてヒトマロが女帝にした三人目、
「母から娘に譲位された唯一の女帝元正」←演者『あやっぺ』
そして、宮子の衣装、鬼可愛いやないか!!
藤原安宿は後の光明皇后(我が国で皇族以外から皇后になった一人目)で、
驚くなかれあの「橘三千代」と「藤原不比等」の間の子なのだよ。(両方ワシですがな!)
実は安宿と不比等が喋るシーンもあったんですが、時間の都合で泣く泣くカット
作品をスッキリ分かりやすく観ていただく為に、数多くのシーンをバッサバッサ伐採していく演出さんはまるで持統天皇の様でした。
作家和泉さんの書きたかった事を、
演出和泉さんが切り捨てていく……心を鬼にして。
そりゃ壮絶な作業ですよね。
あーーー、あのシーン好きやったのにな~なんて言えない……気迫。
で、色々なシーンがお目見えすることなく幻のシーンとなった訳です。
でも、それでお客様に分かりやすい作品になったのだから凄い英断ですよねー。
とりあえず今回
VS
この図式です。
この蘇我氏復興に全力を注いだ船 恵尺(ふね の えさか)=ヒトマロの数奇な人生を描いた物語でした。
役者四人で演じてるので、皆、蘇我側も藤原側もやっていたので
まさに敵は自分!(笑)
なのでした。


















