電車に揺られ、

家へと向かう。

静かな空間が心地よい。


駅に停車する電車。

ドアが開くと

男性の大きな声が響いた。

「座らせてくれ!」

と言いながら乗り込んできたのが

なんとなくわかった。


乗客の1人が席を立ったようで、

その男性に席を譲った。

大きな声に驚いたのも束の間、

席を譲った乗客は

「もちろんです。」

「どうぞ、座ってください。」

ととても気さくで柔らかい話し方で

仰っていたのです。


席についた男性は

「悪いな。ありがとう。」

とその方に伝えていました。

穏やかな話し方に変わっている。


電車の中は数秒前の緊張感が消え、

とても穏やかに感じました。



軽やかで柔らかい雰囲気は、

他の誰かも軽やかで柔らかくする。

この穏やかな雰囲気が連鎖していくと、

どこへいってもどこにいても

心も体も居場所もゆるっと洗われる

のかもしれない。


ゆるっと与える。

自分を整えなくてどうする。