相場材料と相場結果

ランキング銘柄とストップ高ストップ安銘柄

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太陽光発電関連が　逆行高

リスク回避の姿勢が強まる
　日経平均は大幅続落で、心理的な節目の9500円を割り込んだ。前週は9502円で下げ止まり、その後反転した経緯があるだけに9500円を死守できるか否かが焦点だったが、あっさり割り込んでしまった。今後は4月19日につけた直近安値（9405円）、3月29日につけた安値（9317円）などが下値メドとして意識されそうだが、これらも割り込むと9000円程度まで下げが加速する公算が大きい。前場段階でTOPIXが1％超下落していたため、後場に日銀ETF買いが入り下げ渋るシナリオも期待されたが、不発に終わり今後尾を引く可能性がある。

　きょうの相場を象徴したのは建機株の急落。直接の引き金は、野村が「中国建機の変調」を指摘して、日立建機やコマツなどの目標株価を引き下げたことだが、上海総合指数が景気減速懸念から大幅安（今年2番目の下落率を記録）したことも売りを加速したとみられる。米国では市場予想を下回るマクロ指標の発表が相次いで景気減速への懸念が台頭し、欧州ではソブリンリスクへの警戒感か強まっている。格付け会社フィッチは20日に、ギリシャの信用格付けを従来の「BB+」→「B+」へ3段階引き下げ。「B+」は投資適格を4段階下回る水準で、さらに一段の引き下げ方向で見直す「ウォッチネガティブ」に設定し、欧州連合（EU）当局者が検討している「ソフトな」債務再編でもデフォルトと見なすと表明。これを受けてユーロは対ドル、円などで急落し、ユーロと連動性の強い商品市況も下落しており、投資家のリスク回避の動きが落ち着くまで静観するしかないだろう。