RONNY SUNNY 2 -319ページ目

真夏の東京 ③

『うん。捕まった訳じゃねぇんだけどさ…』






心で思いながらもう一度潤滑スプレー1個の為に荷物を預ける所からやり直し…






財布やら携帯やらアクセやら全てをメンバーに見てもらい1人でゲートの横の扉から出てった。





そしたら次の便の受付も始まってたせいか最初よりも全然並んでた。





『あぁ~こりゃちょっと時間かかんなぁ、アイツ等は人を待つの嫌いだし、飽きて散り散りで行動してたら財布も携帯もなんも無くなっちまうなぁ…』





って、一瞬思ったけど、流石にタバコ吸うとか、ビール買うとかトイレ行くにせよ誰かはいるべって思い潤滑スプレー1個だけを預けに行った。





んで、レントゲンみたいなの通してる時に『荷物と一緒にこんなちっこいスプレーだけで流れてくんだべか?』なんて疑問に思っとったらちゃんと封筒に入れてくれてて、なるほどっと小さく関心した。





んで、金属探知器に戻り初の全くの手ぶらで通り無事にクリア。





そして、最初に目にした景色に少しの奇跡を見た。





メンバー全員が俺の荷物の入ったカゴと一緒にいるじゃん!






この時に今回のツアーは成功するって確信した。






って、言うのは冗談だけど奇跡って思ったのは本当。






今回は夏休み時期っつう事もあり家族連れの人達も多く俺は憂鬱だった…





何故ならいつかは忘れたけど、東京行きの飛行機で睡眠を取るぞっと思っていた時に赤ちゃんが乗っていて、終始【断末魔の叫び】と言わんばかりの泣き声をあげていて寝る所の話じゃなくそれが軽いトラウマになっていた。






今回も寝てねぇし、赤ちゃんいるし、まいったなぁって思ってたら離陸する時にかかるGでも一切泣く事もなく、それより空調効き過ぎて寒いぜぇ毛布貰わんとヤっとれんわぁって思っとったら、いつの間にか寝てた。






飛行機で寝るとマジで、あっという間に着いた感じがするからイイもんだね。





んで、東京はもう何度も行ってるから移動の手段も何で行くかとか余裕になってて、俺1人じゃ何もわからんけどメンバーが詳しいから『なんぼの切符買えばイイ訳?』でOK!





特にジッタがそばにいたら『2枚ヨロシク』って俺の分のお金を渡しさえすれば買ってくれるからね。





みるみる土地勘が上がるメンバー、俺は1人じゃ無理だからヨロシク!

真夏の東京 ②

んで、なんやかんやで買い物も済ませ、いざ空港へ向かった。





ドライバーはリョウ。





まぁ、車の運転っつうのは性格なりこだわりなんかが出るよね。





シンジは車の持ち主だし乗り慣れてる事もあり、俺達の中で1番運転が上手く車庫入れや駐車の時には常に1発で決める。





ジッタは基本マイペースで、何がイイのか俺には良くわからんのだけど、『ウインカーを出すのが好きだ』って言っていて何の違いがあるのかは知らんけど左折ウインカーを出すのが好きらしい…


右折だったかな?



まぁ、ウインカー好き。




俺も基本的にマイペース派で止まる時には一旦ブレーキを軽く戻して、仮にグラスになみなみの水が入ってたとしてもこぼれない様なデリケートな停止と発車を心掛けてる。





まぁ、ずっと運転しとらんけど…






リョウはワイルド!





基本的に急発進、急加速、急停止!





エンジンが唸るぜ。





空港に着くまでにシンジが『危ねぇな!ちゃんと前見ろや!頼むぜぇ!』って1セットで何度か言っていた。






毎度の事で残念ながらも、ツアー初日の朝は極端に睡眠時間が少なく出来る事なら移動中に睡眠を取りたいとは思ってる…




けど、唸るエンジン、吠えるマフラー、急な可動だと当然寝れない。





それでも、何度か眠ろうとするけど無理だってなる度に隣りのジッタに話しかけ、たわいもない会話をしてたけど、今思えばジッタから話しかけて来る事はなかったかも…





今回はリョウが何度か変な所に突っ込みそうになった以外はトラブルもなく時間にも余裕があり、旅慣れしてる感を満喫しつつ空港での手荷物検査に挑んだ。






機内に預ける分の重量制限がある為に軽い荷物と重い荷物でメンバー全員で重量を分け合ったり、金属探知器をスムーズにクリアする為に指輪やらブレスレットやらネックレスやらベルトはサッサと外し、サングラスも携帯もカゴに入れライターは1人1個までとか完全に把握し、1発でクリアするはずだった…





『ビィ―――!』





マジ?





まさかの潤滑スプレー





今まではベースと一緒にハードケースに入れてたけど、今回はエフェクトボックスに入れて手荷物としてだったからダメだった…





『ミツが捕まったぜぇ』って声が聞こえた…


真夏の東京

書こう書こうとは思っていたけど、既に10日経っちゃった…





今年の夏は横浜と高円寺の2dayっつう事で、熱い夏を過ごしましたよ。





東京に行く時は、シンジがメンバーを拾って空港に行く流れが暗黙の了解的になっていて俺達からしたらスゲーありがたいんだけど、今回は前日にリョウがシンジとの約束を守らなかったっつう事で空港までのドライバーはリョウだった。





んで、道順的にもリョウを最後に拾ってリョウんちの向かいのコンビニに寄ってから空港に行く流れがパターン化してるんだけど、今回はリョウがいつもとは違う行動をとり何分か出発が遅れた。





まぁ、そんなんたいそうな事じゃないんだけど、リョウが家のゴミをゴミステーションに出そうとしてたら『今日はゴミの日じゃないから出さないで下さい』って優しそうなマダムに怒られてた。




たぶんだけど、俺達がいたし飛行機の時間もあるからっつうのでなんも言わず家に持ち帰ってたけど、俺達もいなくて時間に余裕があれば『何よ!ウッセーな!俺だけじゃねぇべ出してんの!だったら他の奴ら全員に言えや!』って言って優しそうマダムを困らせたと思う。





っつうか、アイツはそういう男だから間違い…





だけど、期待してほしい!





我がドラマー渡辺亮に!





アイツの売りはタクシーに嫌われる事でも、酒飲んでバッファローの様なイビキをかく事でもなく、ワイルドなドラムを叩ける事だ!






って話しがスゲーそれたから続く…