先日ご紹介した「五味太郎」さんの本。

読み進んでます。

 

議論をしつくした後、

「じゃあどうする?」という時は

多数決も必要だし、有効でしょうね。

 

でも、やっぱり

「声が大きい人」「力が強い人」が

勝ってしまうということは

往々にしてありますよね。

 

次男が小学生の頃のこと。

次男の学年は男子10人くらいに対して

女子が20人くらい。

 

初めの頃は幼い男子が女子に

お世話をしてもらえて

ラックチンというか平和というか…

な空気感だったのですが、

 

学校に行っても「お母さんがいる」的な(笑)

同級生に「あれこれ指図されるのも納得いかない」的な(笑)

男子なりの不満が出てきて

 

何かを決める時も

「必ず多数決。そうしたら、

最初から(人数の多い)女子に勝てない」

となる、

 

「女子の中には、

男子の意見がいいと思ってる子もいるけど、

男子の味方すると

やられる(仲間外れとかいじめとか)のわかってるからできない」

なんてことになり、

 

もともとやりたくない女子の意見に

従ってるから

「つまんない、やる気が出ない」となり

 

「男子、もっとまじめにやんなさい」と

先生に怒られる。

 

「女子が同じことをやっても怒らないのに」と、

「別に女子がいやなわけじゃないけど」と言いつつも

男女の仲がどんどん悪くなっていく。

 

そして、学級崩壊への道、まっしぐら(笑)

 

で、男子の保護者だけが学校に呼び出され

「何とかしてください」的なことを

学校から言われる。

 

次男から話を聞いていた私は、

どれだけ「男子」の話を

聞いてくださいましたか?

というようなことなどを質問し、
話もしましたが、
 
「とにかく言葉が通じないので」
みたいな返事が
返ってきたことを覚えています。
 
とはいえ、この学年の後半には
「それはおかしい」と
声をあげる女子たちも出てきたりして
成長の姿が見られ、
 

翌年、クラス替えがあり、

担任の先生もかわり

平和になりました。
 
先生が悪かったという話ではなく
 
「多数決」の難しさと

こうやって、

「男だから」とか「女だから」は

作られていくんだなあと思うエピソードです。

 

ちなみに長男の学年は

男子が20人くらい女子が10人くらいという

3学年違いで男女比が逆。

 

「こういうもめごとなかった?」と

すでに中学生になっていた長男に

聞いてみたら、

 

「あ~?女子の言うこと聞いとけば

とりあえず平和だからね~」

という返事が。

 

男子が我慢していたわけではなく

「男女」はあまり関係なかったようでした。

本来の姿ですよね。

 

でも、やっぱり、数の力には勝てない。

だから、男女比は公平な方が

世の中的にもいいです。

 

森会長の「女性蔑視発言」もありましたが

 

教育って大事です。