今年、父は年男でした。

 
 
84回目の誕生日に
 
なんとなく年男だと思い
父の大好きな果物を送りました。
 
父が電話をくれて
「年男だから」って言ったら
 
「最後の年男だと思うからね
大事に食べるよ」と返ってきました。
 
そんなこと
考えていませんでしたが
 
言われてみれば
次の年男は96…
 
口では
「わかんないよ
今の時代大丈夫じゃない⁉️」
と言いつつ複雑でした。
 
昨年の
夏に大病を克服し
 
今は元気にしていますが
そうは言っても84歳ですからね…
 
ところで私の実家は福岡です
 
昔は電話をするにも
「長距離電話」と言って
1通話がとても高い時代がありました。
 
両親はやはり昔の人なので
 
「長話をすると高くなるから」
と言って
 
私がかけても
向こうからかかってきても
 
すぐに電話を切ろうとしていました。
 
高いと言っても
 
せいぜいビールを2、3本
我慢すれば済む程度の
金額だったのにです。
 
そんな頃もありましたが
 
今では携帯会社の
家族割というサービスができ
 
「何分話しても無料」
 
これはとても助かります。
 
お金の事ももちろんですが、
以前のように両親が
 
「高くなるから」と
言わなくなったからです。
 
それでも両親は
滅多に電話をかけてはきません。
 
例えば
私や子供たちの誕生日
クリスマス
お正月…
何かのイベントの時だけです
 
自分たちが
具合が悪い時などは
一切電話をしてきません。
 
入院をしても、
退院した後に
「実はね」
という感じで話すだけです。
 
たまたま病院にいる時に
私が電話をして
「バレちゃったね」
なんてこともありました。
 
「心配をかけるだけだから」と。
 
東京と福岡はやはり遠く
往復するだけでも
かなり高額になることもあり
 
「わざわざ来なくていい」とも
言います。
 
私としては
何かあっても
すぐに駆けつけるわけにもいかないので
 
あらかじめ
大したことない時に
知らせておいてほしいのですが。
 
母が入院すれば
父のことが心配になり
 
父が入院すれば
母のことが心配になります。
 
以前は私たち家族が
元気に
暮らしていることそのものが
 
何よりの親孝行だと
思っていました。
 
また自分に子どもができてからは
いろいろ心配するのは親の務めだし
 
あれこれ心配をかけるのも
親孝行だと思っていました。
 
もちろん限度はありますが
心配することがなくなると
 
それはそれで寂しいからです。
 
ですが、だんだんにそうも
言ってられなくなってきました。
 
今までもたくさんの
親不孝をしてきたと思うのですが
 
子どもたちの成長を
間近で見せてあげられなかったことや
 
何かあっても
走っていけないことは
 
どうしようもないだけに
 
親不孝だなあと
思うのです。
 
もちろん両親は
私が幸せであれば
それでいいと思っているでしょうが
 
やはり、いろんなことを考えます。
 
そう言えば、母は
成人した長男と
 
「お酒を飲むのが目標」
と言っていて
 
一昨年それが実現した時
 
「これで思い残すことはない」
と言うので
 
「そんなこと言ったら
トモ(次男)は?」と言ったら
 
「そうだった。あと何年⁉️」
 
と言っていたのを思い出しました。
 
2020年の8月です。
 
きっとまだまだ大丈夫。
 
今は、孫たちのこれからを
心配しててください。
 
そうやって
元気でいてください。
 
そう願わずには
いられないです。
 
そして、今年も終わろうとしています。
 
一月生まれの父は、すぐに
85歳になります。
 
 
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