6月7日から
シリーズ⁉で書いていた
絵本「はじめてのおつかい」
続き⁉です。

読んでないという方は
バックナンバー⁉を
ぜひご覧ください😅

2007年のことです。

我が家は
タイの首都
バンコクに住んでいました。

バンコクは
とても都会で
豊かに見えますが

「クロントーイ」スラムは
かわらずありました。

日本もそうですが
豊かさと
貧困とは
背中合わせなのでしょうか…

伊勢丹バンコク店の本屋さんで
タイ語の
「はじめてのおつかい」
を見つけました。

数年前に私が贈ったときとは違い
立派なハードカバーで
細かいところまで
タイ語に翻訳されていました。

不思議な縁を感じ、
もちろん、迷わず購入

子どもたちも大喜びでした。

暗記できるくらい
繰返し読んでいたこの本を

初めて読んだときと
同じくらいに
目を輝かせて
日本語版と見比べて…

「ここは日本語のままだ!」

「30円って!
10バーツだね!」

間違い探しじゃないけどね…

うちにはイヤーさんという
タイ人の
お手伝いさんが来てくれていました。

日本だと
贅沢なことに聞こえるでしょうが

「雇用を生み出すということも
住まわせてもらっている
日本人のつとめ」
ということを
夫の上司の奥さんに言われましたし、

日本の感覚だと
申し訳ないくらい
お給料も安いのです。

まあ、暑いし、
渋滞もひどいし
海外に暮らす苦労も
それなりにあるので

イヤーさんには
本当にお世話になりました。

彼女はタイ語しか
話せませんでしたが

タイ語版
「はじめてのおつかい」を
子どもちに
読み聞かせしてくれていました。

もちろん、
子どもたちは
日常会話以上の
タイ語は「⁉⁉」なのですが

暗記できるくらい
慣れ親しんだ本なので

タイ語の独特な
音というか響きを
楽しんでいたようでした。

タイ語版
「はじめてのおつかい」を
買えるのは
それなりのお金持ちかもしれません。

それでも、
一冊の絵本が

心をつなぐ助けになったことは
間違いなく…

あれからもう
何年もたちましたが

イヤーさんとの
大切な思い出になっています。

元気かなあ~