2004年の12月26日、
スマトラ沖地震が発生し
それに伴う津波で
多くの方が亡くなりました。

中には思い出したくない方も
いらっしゃるかとは思いますが…

タイは地震なんてほとんどないようで
それは、
工事中の高層マンションを見れば
よくわかります。

それまで
津波のことも意識されることはなく
タイ語でもでも、そのまま
「Tsunami」と表記されるくらいです。
 
わが家は2004年の4月から
タイに住んでいたのですが、

前の週にプーケットに行っていて、
泊まったホテルも
遊びに行ったテーマパークも
みんな被災したと聞いて
 
とても複雑な思いをしました。
 
今は、すっかり再建してるようですが。

バンコクも余震がありました。

情報は少なく、
実家の母からの電話で
詳細を知り、

タイ語のニュースと
少し遅れてのNHKニュースとで
やっと何が起きているかが
わかりました。

わかってみて初めて
恐くなったのですが、
海外に暮らすというのは
こういうことなんだなあと
思いました。

バンコクは日本人も多く
日常はとても快適ですが
病気の時や
非常時は
やっぱり、不安です。

2006年くらいだったかと思いますが、
「tunami-saori project」で作られた
コースターを買いました。

saoriというのは
日本(確か大坂だったかと…)で
うまれた織物で

震災前からタイでも
手仕事として広まっていたようでしたが

震災後の
復興プロジェクトのひとつとして
製品化されました。

チャリティーでしたし
少しでも復興の力になればと
思いました。

あれから10年
今でも、かわらず
手の温もりを感じます。

タイでは
10年を記念したセレモニーも
予定されているようです。

忘れないこと
備えること
IMG_20140510_080702.JPG 

それが何よりの鎮魂なのかな
と思います。