「2リットル近いコーヒー」を飲み続けた日々・・・・
と言う所で昨日は終わっていました。



その後ですが、
そうこうしているうちに、
見事に胃をやられてしまいまして・・・

のちに、実は、
胆石だったと判明するのですが、
この時は
「とにかく、胃が痛い、
どうにかしてください!」って
病院に、何度も駆け込むという状態で、
胃カメラを飲んでも(胆石なので)異常はなく、

「とりあえず、お酒とコーヒー、やめましょ」

ドクターストップという奴ですね。

(念のために申し上げると
悪いのは、コーヒーやお酒だけではない
ってことです。)

調子が悪いので、すぐにやめられるのですが、
調子が良くなれば・・・

なんてことを繰り返しているうちに
5年が過ぎ、

ふと、お花を飾ってみようと思い立ち、
初めはペットボトルに。

それを見た技術の先生が
竹を切って花入れをいくつも作ってくれ、
それを廊下の壁にかけたら、
なんだか、心があったかくなりしまして・・・

やがて、
生徒たち、初めのうちは主に女子ですが
少しずつ、世話をしてくれるようになり、
家からお花を持ってきてくれるようになり・・・

ある日には、
髪の毛真っ赤の、今で言うヤンキーの男の子が、
道端で摘んだらしい、かわいらしい草花を
こっそりと入れているのを見かけたり・・・


そこにあるのは、ただのお花なのだけど、

心を伝えあうことができたという出来事だったと思うのです。

荒れていると言われていた子どもたちも、
決してお花にいたずらしたり、
投げたりはしなかった。

それが全てを物語っていたと思うのです。

今とは時代が違うので成り立ったことかもしれませんが、
お花の持つ力は、
今も、
変わらないはず。

イライラを鎮めるために、お花を身近に置けば
胃を痛めることもないし、
ホッとするためにお花屋さんに行けば、
ケーキを買うお金で、
1~3本は買えるから、
ダイエットにもなる(はず)

コーヒーもお酒もケーキもみんな大好きだけど、
お花は、いつでも、しかも一度買うとしばらくはそばにいてくれる
実はとっても経済的な癒しアイテムです。

最後の卒業生が、
先日、同窓会に招待してくれました。
あいにく私は行けなかったのですが、
参加した先生のお話では、
みんな、立派な社会人になっていたそうです。
そりゃあそうだ、
みんな30歳過ぎてるのですもの!
びっくり!

教壇を降りた私が、
同じ社会人として
彼らに伝えられることって・・・

「君たちがお花に出会わせてくれたおかげで、
今の私がいるんだよ」ってことですかね…