えーと、あまり感想書くことがないのだけど(笑)

今週も波瑠さん演じる穂香は可愛かった。

今回のハイライトは、花妻(前田拳太郎)との買い物シーン、お出かけファッションで、髪もメイクも素敵にきめて、外光の下で輝く容姿の美しさは抜群。花妻でなくても、見惚れてリアクションが止まる(笑)。

あ、そうそう、ストーリーのハイライトでは、もちろん山本(高杉真宙)とのファースト・キス。きれいで、優しく、ナチュラルなキス・シーン。ほんと、ナチュラルというのがぴったりの波瑠さんのお芝居。

これまでの作品で波瑠さんのキス・シーンはたくさんあって、どきどきしたり、うっとりしたり、胸が熱くなったり、いろいろなお芝居を観てきたけど、今回は一番自然ですうっと引き込まれるシーンだったかな。まあ、確かにその分、ドラマのプロット上でもインパクトはあまり強くなくて、心地よく眺めていられたんだけど。

 

ま、総じて、今回のエピソードは、穂香と山本が恋人関係になって、キスまでたどり着く、って、それだけと言えば、それだけ。相変わらず、内容的にあまり深いものはなく、主眼は、風邪の穂香を見舞いに来た山本の兄二人(竹財輝之助・古川雄大)、赤嶺(仁村紗和)、花妻という癖強い4人のキャラ渋滞でのわちゃわちゃコントの面白さ、かな。

確かに、お粥頂上決戦とか、結構笑わせてもらえて、面白かった、けど。

 

このドラマ、波瑠さん演じる主人公が、可憐で、誰からも愛される、という、波瑠さん主演ドラマにしては、珍しい設定。婚約破棄されることもなく(笑)、性格に難ありで周囲から敬遠されることもなく(笑)、情熱で突っ走って空回りすることもなく(笑)、その他諸々何だかんだこじらせてることもなく(笑)、非常に人格円満なキャラクターで、人間関係も順風満帆。

唯一の欠点は、私生活がだらしなく、家事がまったくできない、って設定だったんだけど、その設定もいつの間にか薄れてしまって、ただただシンプルなラブ・ストーリーになってる感じ。

他方で、仕事ができる「バリキャリ」の描写もさほど前面には出てこないし。

この二面性のギャップにもっと深みをもたせて突っ込んで描けば、穂香という主人公もさらに魅力的になったのになあ、と少し残念。例えば、家事が苦手な理由に、実は過去のトラウマや、秘められた事情や複雑な思いがあるとか、って、そんなことないか、ふつー(笑)。いや、それやり出したら、原作とはまったく別のドラマになっちゃうしね。

でも、その分、波瑠さんもインタビューで言ってたけど、このドラマでは波瑠さんの屈託ない笑顔が満載で、難しいこと考えずに、にこにこ観ていられるんだけどね。