ストーリーがテンポよく展開し、聡子の成長が目に見える形になってきて浮き浮きする。

早く次のエピソードが観たくて、一気見の誘惑にもう負けそうなんですけど・・・。

いやいや、観たエピソードの感想をちゃんと書くまでは、次観ちゃだめ、って、真面目か(笑)。

んー、謎の感想縛り(笑)って、何これ。

まあ、このブログもここのところ月一回か多くても週一回更新ペースだったので、慣れないこのハイペースはちょっと厳しい(笑)。

 

今回のサブタイトルは、悪い女になれ=ファム・ファタれ、ってことで、スタンダールの指導、てかもうほとんど特訓もどんどん本格化。ついでに、スタンダールの身振りや挙動も調子に乗ってきてどんどん派手でオーバーに(笑)。

で、ストーリーの流れとしては、せっかく涼介と親密になるきっかけができたのに、スタンダールから頭ごなしにメール送るのを止められ、むすーっとふてくされた聡子のむくれ顔の可愛いったら。と思ったら、今度は図書館にもスタンダールがつきまとい、自分をトマトだと思って、安売りするな、ふるまいひとつで自分の価値が変わる、って、この波瑠さんのトマトのかぶり物、ああ、昔波瑠さんのブログにあったカニのかぶり物の画像思い出して、うー、、またユーモラスなより目の表情がたまらない。ふーっと風に吹かれてよろめいての村石に壁ドン、うわ、波瑠さんのクローズアップ、こんなのされたら、もー、誰だってどきどきが止まらない。

ランチに誘われ、岡部さんは本のことになるとよくしゃべる、知識も話題も豊富だし、もっとみんなと話せばいいのに、と言われて、思わず嬉しくなって、村石と仲良く時間を過ごすうち、雰囲気も明るくなって、次第に軽やかに。

本としか向き合えなかった聡子が人と向き合えるようになったことを喜ぶスタンダール。人としての聡子の成長と恋愛指導の効果を大ぶりなジェスチャー混じりで解説するスタンダールは、その調子でファム・ファタって行きなさい、って奇声を上げ、もう何だかほとんど儀式の祈りの舞踏みたいになってる(笑)。小日向文世の芝居がますますハイテンションになってきて、ほんと可笑しくて吹き出しそう。

聡子のスタンダールへの態度も次第に強気になってきて、村石と自分のことを妬いてるんじゃないかって突っ込みに、スタンダールがむきになって慌てて憤慨とか、二人の掛け合いもすごく面白い。

他方で、マリウス(涼介)の方は、聡子のよそよそしさや村石との急接近にもやもやが募り、作品執筆の進捗も滞って鬱屈な面持ち。また、涼介が聡子に惹かれていることが気に入らないエリナや万平事件を詮索する悦子の不穏な動きも。こちらの方がずっとファム・ファタールっぽい涼介の担当編集者も登場して、さらなる波乱要因?

 

エンディングでは、いよいよメール解禁を許され、スタンダールと腕を組んで小躍りした後、スタンダールから真顔で、後悔するかもしれないが、それでも前にすすむか、とその覚悟を質される。その問いに、本だけで満足する世界には戻らない、自分がどこまでやれるのか、どんな可能性があるのか、もっと自分を知りたいんです、ときっぱり決意を告げるその潔さ、切々たる思いに心を揺り動かされる。

この先の展開がどうなるのか、わくわくする。

 

あと、今回ちょっと気になったのは、涼介の新作のタイトル「罪なき村」と実話をベースにしたという小説の主人公とやら、というのは、ひょっとして何かのフラグじゃないの、てか、これ、万平事件と繋がってる?などと柄にもなく「考察」してみたり(笑)。