こんばんは

朝から曇り空の一日に、なんとなくホッと一息つけたような気がしている私です

今日は父の日…

主人の父はもうずいぶん前に亡くなっています…

主人の兄弟の中では一番可愛がってもらっていたと言われている、その主人の子どもの顔も見ないまま、娘が私のお腹にいるときに交通事故で亡くなりました…

それも自分の家の前で、わき見運転の車に轢かれて…

事故を起こした方も、正直にわき見運転のことを話され、とても反省していらしたことを覚えています…

私の父は、数年前の夜中に発症した脳梗塞で入院し、そのまま一度も話すことも口から食べることもなく、９ヶ月の闘病生活の末に病院で亡くなりました…

そんな父、脳梗塞を起こす数年前に交通事故の加害者になってしまいました…

相手の方が高齢だったこともあり、このまま寝たきりになってしまわれたらどうしようと、本当に申し訳なく思っていたんですが、同居の娘さんに迷惑をかけたくないと一生懸命リハビリをされて、まわりが思いもよらぬ早さで回復され、心からホッとしたことがまるで昨日のことのように思い出されます…

加害者である父だけでなく、お見舞いに伺う私にまで優しい言葉をかけてくださる被害者のおばあちゃまと娘さんに、事故を起こした父もそして私も恐縮しっぱなしでした…

父はとても生真面目な性格でした…

事故後、連絡を受けた私が警察に迎えに行くと、しょんぼりと下を向いていました…

被害者の方には申し訳ないことですが、とても怒ることができませんでした…

そういえば、その数日後に２人で警察に行ったときのこと…

警察の玄関前に立っている、お巡りさんと婦警さんの人形３体を本物と勘違いし、一人一人(一体一体？)に被っていた帽子を取り、深々と頭を下げていた父…

状況を考えたら不謹慎なことなんですが、その時は思わず笑いそうになってしまいました…

でも、今思い出すと泣けてきます…

事故後の罰金等のお話に出かけた検察庁？でも、あまりにも緊張していた父を見た職員の方が、父の気持ちをほぐそうと「○○さんはパチンコにはよく行かれるの？」と優しくてお顔で聞かれたんですが、父の返事にまた不謹慎ですが笑いそうに…

「もう２度とパチンコには行きません！申し訳ありません！」と平身低頭…

父の趣味と言えば囲碁ぐらい…

田舎のことでもあり、あとは時々パチンコに行くぐらいで、普段は近所でも評判のとても働き者の父でした…

パチンコに行く途中に起こした事故だったので、そんな返事をしてしまったんです

職員の方が困惑してらっしゃったことを覚えています…

今日のお散歩中に、骨折でもされたのか左手にギブスをはめ、腕を肩から吊ってらっしゃる方が片手運転をされてるのを目にしました…

利き腕が使えるからなのか、ビックリでした…

家の近所の方は、いつも自分の膝に犬を乗せて運転されています…

事故は自分の怪我だけで済まず、相手を巻き込むこともあります…

どんな事情があるにせよ、危ないことは絶対やめてほしいです…

話は変わりますが、父の日なのに日頃の行いが悪いのか娘からは何もなさそうな主人…

可哀想なので母が留守だったこともあり、久々に２人でランチをしてきました

お気に入りのお蕎麦屋さんに出かけたんですが、父の日でもあるせいか、まだお昼の12時なのにお蕎麦がもうすぐなくなるって話声が厨房から

そんな中、多人数の電話予約があったり、店内に新しいお客さんが一組…

「お蕎麦がもうあまりないので、少量のお蕎麦付きのランチなら出せますが」と言われるお店の方に、それでいいと言われ席につかれた方達…

そしたらその内の一人の方が「お蕎麦は大盛りにしてもらえますか」って

だから〜！

もうお蕎麦がないんだってば！

思わず２人して突っ込みそうになった私達でした

昨日、母と観てきた花菖蒲です

まだ早かったようですが、のどかな風景に癒されました

それぞれに風情があってとても素敵でした

眺めていると、先日広重美術館で観たばかりの《堀切の花菖蒲》の浮世絵の風景が浮かんできて、ますます花菖蒲の風情にウットリでした

ウチの母、花菖蒲を育てていらっしゃる農家の奥さんと、私が写真を撮ってる間にすっかり打ち解けていて、お互いの癌経験の話や、家族の話までしていたようで「ケンカしても母娘はいいね」なんて言われてしまいました

大喧嘩したのをお話したのかな…

前述のように、とても働き者だった父…

仕事がお休みでも朝早くから夕方暗くなるまで、外に出て何かしら仕事をしていました…

つい先日、朝８時に母を美容院へ送って行く途中、車の中で主人のことをブツブツブツブツ…

「土日の２日も休みなら、日曜日でもテレビ観て寝転んだりしてないで、外の片付けでもしてくれればいいのに！！」って言うんです…

毎日朝早くから仕事に行ってくれてる主人です…

夕方は早めでたいてい６時には帰りますが、日曜日の朝８時にゴロンとしてるのがそんなに悪いことなのかなって、思わず怒れてしまい喧嘩になりました…

そんな母ですが、歳のわりに元気なので、足が悪かったり腰が悪かったりするご近所友達に、遊びに来て遊びに来てと、あっちこっちから誘いを受け、毎日昼間はほとんど家にいません…

なので、母がいない間に主人が家のことをチョコチョコやってるのに気づいてないんですよね…

そのことを言えば言ったで「家のことをやるのは当たり前」という母です

でも、最近心配なことが…

ご近所友達が、ちょっとした草むしりとか、お嫁さんに頼みにくいことをウチの母に頼むんです…

家の畑の草むしりは母が朝早く起きてやってくれてるんですが、ゆっくりしようと思う昼間にそんなことを頼まれると、正直母の体が心配になります…

喧嘩の耐えない母と私ですが、父をろくに親孝行もせずに亡くしてしまったので、せめて母には長生きをしてもらい、少しでも親孝行をしたいと思ってるんです…

こんな私でも

父の日のお話から最後は母のことになってしまいましたが、今日も読んでいただいてありがとうございました

ペコデコ

父の思い出＊