おはようございまーす

夕べは曇ってて、お月さまは見られないかとそのまま転た寝

で、夜中にふと目が覚めて外に出たら、それはそれは美しい十五夜お月さまが待っててくれました〜

私のスマホカメラでは、これがせいいっぱい

ウサギさんのお餅つきは残念ながら見られなかったけど

「う〜さぎうさぎ何見て跳ねる
十〜五夜お月さま見て跳〜ねる」

嬉しくて夜中に一人口ずさんでしまいました

さて、別にウサギさんつながりというわけではありませんが、先月お出かけした《ピーターラビット展》の余韻が覚めぬうちに…

世界で一番愛されてるウサギ

ピーターラビットの作者であるビアトリクス・ポターの半生を描いた映画
「ミス・ポター」を観ました

(ずいぶん前に公開されたものです)

ポスターにケチをつけるのは初めてですが、ポターを演じるレネーの表情の写真が、この映画に全然雰囲気が合ってないんです

もっともっとレネーの素敵な表情があったのに、なんでこの写真を使ったのか不思議…
(って、私もエラそーにスミマセン)

その素敵なビアトリクス・ポターを演じるのは、大好きな女優さんの一人である
「ブリジット・ジョーンズの日記」
「コールドマウンテン」
「シカゴ」のレネー・セルヴィガーさん

(ポスターではレニーとなっていますが、他ではレネーと書かれいることもあり、私はレネーと覚えていたのでレネーと書きますね)

はにかんだ笑顔に赤い頬のレネーが、思い描いていたミスポターそのまま

ある意味本物のビアトリクス・ポターより、らしい雰囲気です

ナイフで鉛筆を削るシーン…
絵の具で汚れたパレット…
ピーターラビット展のポターの部屋にも置かれていたパレット、そしてその時の懐かしい思い出が一度に甦ってくるようでした

イギリス・ロンドンの上流階級であるポターの住むお屋敷…
重厚でとても上品な調度品の数々…
思わずため息の出るぐらい私好みのポターの部屋…
そしてポターの描く動物達の住む湖水地方の豊かな自然…
雄大な景色…
何もかもが本当に素晴らしくて、映像の美しさにもウットリしまくりでした

物語の舞台でもある湖水地方の、自然と人間の関わりをとても大切にし、永遠に残そうとしたポター

そんな湖水地方の風景の中で次々と生み出される、可笑しくもあり、時に癒されホッコリする素敵なお話の数々

ポターが出版社に絵本を持ち込んだとき
「ジャケットを着たウサギか…想像ですか？」と聞かれたポター…

「私の本物の友達です」
と即答します

小さな頃からとても想像力豊かなポター

寝る前にメイドさんが読んでくれることになっている物語を、メイドさんに代わって弟、そしてメイドさんにも話して聞かせるポター

思わず笑えてしまいました

小さな頃から空想の世界のお話を作るのが大好きだった私と、図々しい話ですがポターの小さな頃が重なります

小学校１年生の時に、宿題で出された日記が日記とは思えぬ長文になってしまい、担任の先生から「お話は面白いけど、本当のことを書いてね」と言われたことがいまだに忘れられません

スミマセン

話戻ります

ネタバレになってしまいますが(とっくになってる？)、親の反対を押しきってまで出版したピーターラビットの絵本…

娘の本の評判を友人たちから聞いた父親が、ポターに自分で買ってきた絵本を見せると
「わざわざ買わなくても贈呈本があるのに…」とポター
「金を出して買いたかったんだよ…お前は私の誇りだ」とポターを抱きしめるシーンに、優しかった今は亡き父を思い出し胸が熱くなりました

ポターの部屋にあるオルゴール…
父親から６歳の時にプレゼントされたというそのオルゴールの蓋には、画家志望だった父親の描いた絵が埋め込まれていてとても素敵でした

そして、そのオルゴールの音楽に合わせ、恋人ノーマンが口ずさむ「ダンスを教えてあげる」の歌とともに踊るダンスに、なんだか私までドキドキ

あなたが住む僕の心を
僕は大切にしたいと思う
湖水地方に行ってしまって、しばらく会えないポターにあてたノーマンの最期のラブレター

(一度でいいからこんな風に言われてみたかった)

愛しい恋人との永遠のお別れ…
レネーの涙を堪えた健気な演技に、こちらの方が号泣

恋人のノーマンを演じるのは
「スターウォーズ」のユアン・マクレガー
(って、SFは嫌いなので観てないんですがこの方は知ってます)

２人でダンスを踊ったときに、ユアンが歌ってくれた歌に応じるかのような、ポターの気持ちそのままの曲
「When You Taught Me How To Dance」
(あなたがダンスを教えてくれたとき)
が流れるエンディングが素敵すぎてまた涙

イギリスのシンガーソングライター
ケイティ・メルア

ミス・ポター＊