こんにちは

またまた今日は、地元紹介ブログで～す

中山道の馬籠宿

中山道69宿のうち木曽には11の宿場があり、馬籠宿は板橋を１番目とすると43番目になります

道路が南北に貫通していて、急な山の尾根に沿っているので、急斜面になっているその両側に、石垣を築いては屋敷を造る「坂のある宿場」です

坂道を上っていく途中には、右にも左にも歴史ある建物やお土産屋さんが数多くあり、距離的にはそれほど長くないんですが、あっちのお店こっちのお店と立ち寄りながら上っていると、坂道の辛さは全く感じないほど楽しくて、とても見応えのある宿場だと思います

先日の《おばあちゃん市》に始まり、最近水車を目にすることが多いような気がしますが、ここでもまず目を惹くのが、坂道を少しだけ上ったところにあるこの水車です

建物の中に入ると、昔ながらの囲炉裏があり、水車が回っている裏側のからくりなども見られます

所々に点在する一般のお宅にも、素敵な花や庭木が植えられていて、観光客をおもてなししてくださっているお気持ちが表れているような気がして、なんだか嬉しくなります

外国からのお客様が多いせいか、あちこちに英語の看板が見られます

なんて書いてあるかはわかりません

馬籠には写真にある山口誓子の句碑のような文学碑が、路傍のあちこちにあります

途中で食べたぬれおかき
やわらかいおかきに唐辛子がかかっていて、とても美味しかったです

この馬籠の地で生まれ、生家が記念館となった島崎藤村の記念館もあります

島崎藤村といえば、歴史小説『夜明け前』が有名ですが、私は中学校で習った若菜集の中の『初恋』の方が印象的です

まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな

林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ

この詩を読むと、自分の初恋の思い出と重なり胸がキュンとなってしまいます

(ちょっと～笑ってるのは誰ですか？

)

今日ランチしたお店にこんな額が飾られていて、あまりの偶然になんだか幸せな気持ちになりました

文字も装丁も素敵すぎ

また散歩中の写真や庭の花です

中学生の頃、このなんでもない小径が大好きでした

なぜかというと、この先を少し行ったところに、当時好きだった人の家があるからです

そして大人になって奇跡的な偶然が２つも重なったんです

(先に言っておきますが、本当の話です)

娘がまだ高校生の時、役員になったのがきっかけで仲良くなったママ友がいて、娘と同級生の息子さん、そしてその下の娘さんもウチの息子と同級生…
それだけでもけっこうな偶然なのに

察しのいい方はもしかしたら…ですが、そのママ友のご主人が、小径のむこうに住む私が好きだった人なんです

高校の学校祭で何度か見かけましたが、うっすら面影はあるものの、当時野球部でスラッとした体型だったのが、かな～り太られていて、イメージはガラリと変わられていました

(って、人のこと言えるか！ですね)

そのママ友(奥さま)はとても可愛くてキュートな方です

まわりで悪く言う人はいないくらい、明るくとても優しい爽やかな方で、さすが私が好きになった○○君、見る目があるわ～

って思っちゃいました

そして、もう一人、息子が小学生の時に知り合ったママ友は、驚いたことにその好きだった人のお姉さま

離婚して実家に戻られてたんですが、名前を旧姓に戻されてなかったし、家におじゃましたことがなかったので、最初は全く気づかず、幼なじみに教えてもらってびっくりぽん

昔は色白で日本人形のような清楚なお姉さまだったのに、今でもお綺麗には違いないけど、中身は田中眞紀子さんって感じになられてました

でも、どちらのママ友とも今は疎遠になってしまいました

お二人は義理の姉妹になるので、お姉さんが実家に戻られてから、同居ではなかったけれど、それなりにいろいろとあったようで、私が共通の友達だとわかってしまってからは、私には家のことなど思ったことが言えなくなってしまったようです

共通の友人だとわかってから、どちらもなんとなく…となってしまったので、やっぱりそれが原因

と思うと寂しい気がしていたところに、妹が車で事故した相手がそのお姉さまだったんです

お姉さまの方がかなり悪い状況でしたし、当時事故った相手が私と姉妹だとはご存知なかったので、あえて知らせるのも気が重いし、なんとなくそのまま疎遠になりました

でも、それだけのご縁だったということですよね

ブロ友さんのブログで見せてもらってから、ずっと会いたかったザクロの花に、やっと出会うことができました

春紅葉の木に届きそうなぐらいのところで、たった一輪咲いた薔薇

ろくに手入れもしていないので、ウチの薔薇は寂しいものばかりですが、こうしてアップにしてみると、やっぱり華やかで綺麗

どちらの色のタチアオイも、遠くからでも目を惹きます

この実は何の実でしょう

話変わりますが、今日は父の日ですね

電車に乗って隣町まで行ったんですが、とても素敵なお父さんと息子さんに出会いました

『ママにはナイショだよ』の優しい声にふり向いてみたら、足も腕も出ているところはタトゥーだらけの若いお父さん

でも驚いたのは一瞬だけでした

息子さんが可愛くてたまらない様子で、何度も何度も優しく話しかけ、ポーズをとる息子さんの写真を撮ったりふざけっこしたりする様子を見ていたら、急にウチの主人のことを思い出しました

ぶっきらぼうで、優しいことは何一つ言えない人だけど、子ども目線

で遊べる人なので、子ども達のことはとても可愛がってくれましたし、子ども達の友達にも遊んでくれるお父さんとして大人気でした

当時、自営業をしていたので、会社員のお父さんよりは子どもと遊ぶ時間もあり、子ども達も恐いお母さんより、怒らないお父さんが大好きでした

ウチの息子、初めて幼稚園に行った日
『お父さんに会いたい～』
と泣いたそうで、そんな子は初めてだって言われました

なんだかすごく恥ずかしかったのを覚えています

恐い顔してるくせに子どもには好かれる人です

地元紹介ブログのつもりだったのに、長々とたわいもない話をしてしまいました

いつも読んでいただいて、ありがとうございます

　　　　　　　ペコデコ

中山道馬籠宿＊