東京都美術館開館100年の記念に催された アンドリュー・ワイエス展を観賞してきました。
100年前のペンシルベニアを想像してみる。
日本では想像もつかない広大な荒野。
朽ち果てゆく家、そこでつましく雄々しく生きる人々を見つめる静謐なワイエスの目
限られた数の人間たち
いくら多めに考えても、人間は何人もいない広大な土地だ。
寂しくないわけがない。
アンドリュー・ワイエスの目はその
寂しさと孤独を見つめている。
彼の視線の中の絵を見ていると
心の奥の底に涙がたまっていくような感覚に襲われる
水墨画のような絵は主に絵の具で描かれている
色彩のない絵は淋しいのだけれどけど、しかしあたたかい。
そして壊れそうなキッチンにも、枯草がいっぱいの納屋にも、窓の外は明るい光に溢れている。窓にかかっているカーテンは湖風に揺れて光とともに部屋を照らす。
数少ない隣人や家族を、温かい目で見つめ、心は慈しんでいるのだ。
この風景は、アメリカの原点ではと言えるのではないだろうか?
と私は思う。
トランプ大統領に見てもらいたい。

