『ヘンゼルとグレーテル』の物語の中で
今更ながら確認したいコトが多々あったので
『ドイツ語で読むグリム童話名作集』を購入しました

Grimm

で、確認したかった点は以下です

1.初版ではヘンゼルとグレーテルを森に捨てようと提案した母親は実母だったが
第7版(グリム兄弟による最終版)では継母に変わってるかどうか?

2.オペラやバレエの『ヘンゼルとグレーテル』では
森に置き去りになったヘンゼルとグレーテルは砂男によって眠らされるが
原典に砂男は登場するのか(演出家の脚色なのかどうか)?

3.お菓子の家は精確にはどういう造りだったのか?
各部位がどんなお菓子で出来てたのか?

まず1.ですが、この度購入した『ドイツ語で読むグリム童話名作集』は第7版でしたが
それでも継母でなく実母でした叫び

次の2.ですが、砂男ってのが日本人には謎でしょうが
ドイツ語圏の民間伝承では眠りの精とされてて
それがどうして砂男なのかって
目に砂をかけて眠らせるからだそうです
眠くなると目をこするのは砂男が目に砂をかけてるから
なんて、まことしやかな解釈がなされてます

まあ基本的には眠りの精としての砂男は恐るるに足らずですが
ドイツ・ロマン派作家ホフマンは
この砂男を不気味な存在に仕立て上げて
サイコ・ホラー小説『Der Sandmann』を書きましたドクロ
余談ですが、METALLICAの『Enter Sandman』は
ホフマンの描いた砂男からインスパイアされたのでしょう



そして原典には砂男は登場してませんでした

最後の3.ですが、これが微妙に謎のままですはてなマーク
パン(Brot)で出来た小さな家がケーキ(Kuchen)で覆われてて
窓が氷砂糖(hellem Zucker)ってのまでは確認できました
でも屋根がチョコレートとかドアがクッキーとかは言及されておらず
恐らく「ケーキで覆われてる」てのから
屋根部分はチョコレートでコーティングされてるんじゃナイかとか
堅さが必要なドアはクッキーなんじゃナイかとか
推測によって訳されてるぽいですね

それにしてもCDが付いててドイツ語の音声も聴けるので
片手間に(手芸をしながら)聴いてみましたが
自分にとっては英語より断然聴き取り易いと改めて実感しました耳

ホフマンの『砂男(Der Sandmann)』も
ドイツ語のテキストはWEB上で見つけたんですが
実際にドイツ人が読んでるのを聴いてみたい!
『ヘンゼルとグレーテル』の謎はほぼ解明しましたが
『砂男』の謎は深まるばかりです><

ところで昨夜から擬似お菓子の家を作り始めました^^

どうも食べモノで作るのは抵抗があったのと
市販のキットや型紙を使って作るのは苦手だったのとで
ダンボールとフェルトを主材料にしました

家のパーツにダンボールをカットして
両面テープでフェルトを接着して
数ミリの縫い代を残してカットして
組み立てながら縫い合わせたトコロです

形はできた

せっかくなので屋根を蓋にして小物入れにしました

屋根は蓋に

こんなカンジにちくちくちく・・・

外側から内側を縫い合わせ

デコレーションが楽しみですキラキラ