前回に続き、またこの話題。引用があるので長いですハムスター

 

以前、読んだネット記事で、誹謗中傷に悩むユーチューバーさんに、中居さんが「受け止めるべき」と話した、という内容がありました。

 

実際の様子を観ていなくてどういうニュアンスだったのかわからないので私の勝手な解釈ですが、「受け止める」というのは「受け止めて自分の心にしまう」のではなくて、「事実をただ事実として受け止めて平静な心でいればいい」ということかなーと思います。誰にでもあてはまるわけではなく、中居さんがそのユーチューバーさんの人となりを知っていての言葉だと思いますが。

 

それでね、私が読んでいる50代女性の方のメルマガにちょうど、おっ!と思う内容があったので引用します(自由に引用、転載OKのもの)。ここに書かれている「心を止める」というスキルがあれば、誹謗中傷だろうが何だろうが、常に心を平静にしていられるのではないかなーと。スキルなら練習すれば身につくはず、ですもんね。

 

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「心を止める」

 

ヨガで瞑想をする目的は「心を止める」ためなのですが、もちろん、そう簡単に心は止まらないので練習を積む必要があるのです。それはそれは、地味でつまらない練習です。笑

 

今の世の中、目の前に楽しいことや刺激的なことがいっぱいあるので、瞑想する時間は、とても退屈で、初心者にとって決して楽しいことではありません。でも現代人には本当に必要だなと最近実感しています。

 

岡本直人著/はじめてのヨガ・スートラという本に、こんなことが書かれていました。

“いじめ、失恋、リストラ、病気など、人生の深刻な局面におちいったとき、その悩みから解放されたい一心で、誰でも一度ぐらいは「死んで楽になりたい」と考えたことがあるかもしれません。ですが、心の苦しみから解放されるために、なぜ体を傷つけたり殺してしまう必要があるのでしょうか。これは、全く理にかなわないことです。

 

東洋の思想では、私たちは繰り返し生まれて来ると考えていますので、もし心の苦しみから解放されたいと思って自殺を選んだとしても、また生まれ変わって同様の心の苦しみを感じなければならないということになります。つまり、体を傷つけたりしても、本質的には何も解決しないのです。

 

心が苦しいのであれば、心を殺さねばなりません。心に苦しみを与えているのが心の作用だからです。では、心を殺したとき、その人はどのような状態になるのでしょうか。心の作用が完全に消滅すれば、その人はもう再び生まれ変わることのない完全な静寂を得ることができます。これを解脱と呼んでいます。

 

ですから、もし自殺をしたいと言っている方がいれば私は、「体を殺しても楽にはなりませんよ。あなたが心の問題で苦しんでいるなら、どうぞ心を殺して下さい。自殺ではなく、解脱を目指して下さい。」とお話しして、ラージャヨガをお勧めするでしょう。”

 

ちなみに「心を殺す」というのはあまりポジティブな言葉に聞こえないと思いますが、我慢して押し殺すという意味ではありません。また、自分らしさが無くなるようなことでもありません。(詳しく話すと長くなるので今日はざっくり)

 

例えば、何か嫌なことがあった時でも、美味しい物を味わって、食べることに意識を集中させると、その時だけは、嫌なことを忘れられたりしますよね? でもそれだと「食べる」ことに依存してしまいますから、食べることではなく「呼吸」や体を動かして「体」に意識を集中すれば良いのです。この訓練をしていると、だんだん今考えてもしかたのないことは考えなくなります。そして色々な執着を手放して行けば良いのです。心の作用が消滅した時、本当の私が純粋な状態で現れる。この状態が、ヨガ・スートラでは「幸せな状態」と考えます。

 

例えば、こんなことがありました。大会(※ハナの注意書き ボディメイクの大会。この方は講師もされています)でなかなか思う結果がでなくて悩んでいる選手がいました。彼女は、大会が近くなると公開される名簿を見て、どんな選手がいるのか調べて、勝てそうもない…と落ち込むのです。そして、大会当日に上手くできなかったことが、望む結果に至らない原因だと思い、できない自分を責めて自信を失うのです…。なので、大会に出れば出るほどメンタルがやられてしまうんですよね。

 

でもね、これ全部自分の心の中で起きていることですよね? 誰が出場するのか気になるのはどうしてかと言うと、自分が勝てる可能性を、出場する人を見ることで、私でも行けるかもと思って安心したいからですよね? 

 

もし心が止められたなら、誰が出場しようと「へ〜そうなんだ」で終わりますし、そもそも、安心を手に入れようとも思いません。実際の結果が目標に届かなかったとしても、「届かなかったか〜。次の対策に取り組もう」で終わります。逆に、望む結果になっても過剰に喜ぶこともなく、はい、次!ってなります。そして、望む結果のために、日々、やると決めたことに集中して、本番の審査結果は自分ではどうにもならないことなので、手放して、結果を受け止めるでしょう。

<中略>

私も、いちいち感情に振り回されていたことがありましたからね。途中で、そんな自分に気づいて、それ以降、心も体も強くなりました。それに伴って結果も望むものに。なので、心を止めるというワザは、とても大事なスキルだなと思います。もちろん、完全に止めることはできません。できたら・・・解脱なので。笑 でも、感情や思考に振り回されなくなるので、何事も成功しやすくなります。

 

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中居さんの言葉も、この「心を止める」という文章も、私は気持ちが楽になりました。私もしょっちゅうモヤモヤしてますから。こういう境地をめざしたい。

 

読んでくださり、ありがとうございましたチューリップ