マーク・ウェバー引退

http://ja.espnf1.com/redbull/motorsport/story/112637.html

今シーズン末でF1から引退することをマーク・ウェバーが発表した。ポルシェと契約するという。

マレーシアでチームオーダー騒動が勃発して以来、ウェバーのレッドブルでの将来は不確かな状況にあり、ル・マンのLMP1クラスで復帰を予定しているポルシェとの契約がうわさされていた。スポーツカーへの転向を決めたウェバーは新たなスタートにワクワクしていると述べた。

「ポルシェはマニュファクチャラーとして歴史に名を残しており、最高レベルのパフォーマンスとテクノロジーで知られている」と彼はコメント。「F1での時を終え、この新たなチャレンジをとても楽しみにしている。世界最速のスポーツカーを操縦するのが待ち切れないよ」

これでウェバーはF1での12年間にわたるキャリアを終えることになった。最後の7年はレッドブルで過ごした。これまで9勝を挙げており、2010年には最終戦までドライバーズタイトルを争った。

36歳ウェバーはここ数年にわたって1年契約を重ねてきており、継続するためのモチベーションが足りなくなったと感じたら、引退すると述べていた。昨年にはフェラーリ移籍の可能性もうわさされたが、結局もう1シーズンレッドブルに残ることを選んだ。

ウェバーの決断は、チームメイトのセバスチャン・ベッテルとの関係が明らかに破たんしたことで加速したように見える。今年のマレーシアGPでベッテルはチームオーダーを無視してウェバーから勝利を奪い取った。それまでにも2人の間にはさまざまないさかいがあり、最も有名なものは2010年のトルコGPでのリード争い中の接触だろう。

それでも、ウェバーとベッテルによるドライバーラインアップはレッドブルを3年連続のダブルタイトルに導いた――その全てのドライバーズタイトルを獲得したのはベッテルだが――チームはその間に37勝している。

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