アメフト振興を目指して ~ファンにできることって?パールボウルの激戦を受けて編~ | アメフト交差点

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今回は、日本のアメフト振興のために我々ファンは何かできることがあるのか?を中心に考えていきたいと思います!
前々からいろいろと考えてはいたのですが、パールボウル富士通フロンティアーズ vs オービックシーガルズ)が日本アメフトの歴史に残る激戦だったこともありTwitter等でいろいろな意見も出てきたりしたので、この機会に考えをまとめておきたいと思います‼


シーガルズがUPしてくれた激戦のハイライト動画。
アメフト知らない方やまだまだ詳しくない方にも是非見て頂きたい試合内容!




よく知らない方のために、日本のアメフトがどんな感じになってるのかっていうのをサラッと説明しておきますと、

・小学校、中学校にはアメフト部は少ない。
(最近になって安全なフラッグフットボールは体育の授業で必修化されたようです)
・高校では、私立高校にアメフト部があるところもあるがまだまだ少ない。
・大学ではアメフト部があるところは多い!日本の中では選手の多くがこの大学生で占めているといえます。
日本アメフトにはプロがないので、大学卒業後にプレーする場合は社会人リーグ(Xリーグ1部~3部)に所属するか、草アメフトチームに所属することになります。
しかし社会人選手なので、自己負担でお金を払ってプレーしなければならない、しかも普段は働いているため練習する時間も制限される上チーム全員で揃って練習する時間も相当限られる、という厳しい環境にあります。
そういった厳しい環境にあるためプレーしようと思っても出来ない方も多く、大学選手迄で終わってしまう場合も多いのです。
(ちなみに野球やサッカーのように高校卒業後すぐに働いてプレーするというのはまれです。アメフトは身体を作らないといけないので、そういった競技の特性上大学でプレーしてからでないと厳しいというのがあります。)

しかし!
そういう厳しい環境に置かれているのにも関わらずアメフト日本代表はアメリカ代表に延長の末勝利しかけることもあるなど、世界3位の実力を持っているのですからすごいことです。

そういった事情も鑑みていろいろと考えたいと思います。



~ファンに出来る事 その①~
テレビ局に放送・報道希望を送る!

今すぐにでもできることは何だろうか?って考えると、テレビ局さんのほうにアメフトの放送や報道の希望を送ることではないか、と思います。
もちろん製作費等も厳しい中でマイナー競技であるアメフトを放送してくれ、と言っても難しいでしょう。
実際に日テレで録画放送されていたJAPAN X BOWL放送もなくなってしまいましたし(結果的に現在はNHK-BSで生中継して頂けているので良かったかもですがww)、CS放送のGAORAですらNFLの開幕特番は製作費の削減のためなくなってしまいました。
(詳しくは JETS狂の宴さん 2013年9月3日放談:GAORAの開幕特番が無くなった理由 を参照下さい)

しかし、諦めて何もしないままではどうにもならないと思うのです。
たとえ難しくても、声をあげて放送・報道を希望し続けていくべきだと思います。

実際NHKさんがJAPAN X BOWLの放送をして下さっているのも「是非放送を!」という希望を送られたかたが多いからでしょうし、ライスボウルのサイドラインレポートをアナウンサーではなく専門の方にやり続けてもらって欲しいとお願いしたところ、有馬隼人さんが担当なさって下さっていましたし、声は届いていると思うのです。
ですので、できるだけ多くの方にそういった希望を送っていただきたいなと思う次第であります!

前述したような厳しい環境の中で頑張る選手・スタッフ・コーチ・そしてその家族や関係者の方々がいるのですから、取り上げて多くの方に知って頂くだけの価値は十分すぎるほどあると思います!
しかも社会貢献活動と密接な繋がりがあるアメフト。
そういった点も是非報道していって欲しいです。



~ファンに出来る事 その②~
様々な意見を出し、議論する。そして協会の方々に対しても主張していく!


これも比較的すぐにできることで、「日本のアメフトを良くするにはこうしたらいいと思う」「ここはもっとできることがあるんじゃないか」「面白いこういうイベントとか制度にしてみるのはどうか」というのをTwitterやFacebookなどSNSも活用しながら主張・議論することが必要ではないかと思います。
もちろん協会やチーム関係者からすれば「現状を知らない的外れない意見だ」っていう言い方もあるのかもしれませんが、ファンの視点で改善すべきだと思うところ、やり方の工夫をしてほしいところなどは臆せずどんどん言っていく方がいいのではないでしょうか。
『観客=お客さま』目線の意見
というのは大事だと思いますね。
意見してもなかなか実現が難しく出来ないことも多いでしょうが、何かアイデアとして活用できることも見えてくるでしょうし、それぞれがそういう風に日本アメフトのために考えるというのは絶対活きてくると思います。
日本では野球と並んでメジャースポーツのサッカーでさえ様々な議論がなされているわけですから、マイナースポーツのアメフトの立場としてはより一層考えていかないといけないと思います。
そのうえでファン同士の意見交換もあったり、協会やチーム側からの様々なアプローチがあったりすることでだんだんファンのために、選手たちのために、活発的になっていくのが理想的です!
協会関係者の方々におきましては、なかなか難しい状況の中ではあると思いますが是非ファンの声にも耳を傾けつつやっていって頂きたいなと思います。
今回のパールボウルでは試合のユースト中継が無かったですけども、たぶん何かしら理由があってのことなのでしょう。
そのあたり「こういった事情があるので中継できません」という情報提示などはしていって頂きたいなと思います。

しかし、乃木坂46さんの2年連続参加や、ユースト放送試合の増加など様々な点で協会の方々も日々ご尽力されていることはありがたいことです。
我々ファンとしては冷静にそういった点も考えつつ、でも思いついたことはおもいきって主張していくスタンスでいきましょう!



当ブログのコメント欄でも様々なご意見をお待ちしています。
もし意見が集まった場合は、Xリーグ本部のほうに手紙に意見をまとめて送りたいなと思っているので是非お気軽に書き込んでいって下さい(=゚ω゚)ノ




~ファンに出来る事 その③~
金銭的な支援


プロのない日本のアメフトでは、主にスポンサーとなって下さる企業様方からの支援でやっていけているという現状があります。
企業チームもいまや パナソニックインパルス と 富士通フロンティアーズ だけで、他は全てクラブチーム。

そういった中ですので、やはり金銭的な面で相当苦しいです。
なかなか意見があってもチームや協会が大胆な動きはできないのにはこういった金銭面での制限の要因があります。
なので、我々ファンとしては、全体として見ればごくわずかであっても、出来る限り金銭的な支援はしていきたいところ。
グッズの購入やチケットを購入して観戦しにいくことはもちろん、NPO法人として活動するチームや組織に対しては直接「寄付金」「支援金」という形で金銭的な応援もすることができます。
例えば
◎ 相模原ライズ・アスリート・クラブの活動 の支援
◎ アメフット魅力を全方位へ発信!
FCF(Firstdown Crowd Funding)
-NPO法人フットボールジャパン の活動参加

のような形で、直接支援をすることができます。


他にも、NFLに挑戦するチアや選手を支えるシステム
ガチャ
バック!
での支援など、ネットを通して様々な援助システムも確立されていますので我々ファンとしても出来る限り、金銭的な支援もしていきたいところです。




~ファンに出来る事 その④~
友人・知人への宣伝!


なんだかんだいっても、アメフトに興味を持ってもらうのに手っ取り早いのはアメフトに詳しい人と一緒にテレビや会場で試合を観る事。
ルール説明と面白さを伝えながら、少しずつ興味を持ってもらえているのを実感できるのでこちらとしても気持ちいいです(笑)
この形式では一気に多くのファンを獲得することは難しいですが、アメフトってどういうものなのかちょっとだけでも理解してくれる人を増やすことができます。
そうすることで「あ、アメフトそういう感じやったなー」「お正月にアメフトやってるんか、盛り上がってそうやしみよか」っていう感じでゆるやか~にで
あっても興味もってもらえると思うので、意味はあると思います。
「なんだか詳しくはまだ覚えてないけど、面白かった!」「機会があればまたみてみたい!」って思ってくれる人を、小規模なところからでもいいので増やしていくことに意味はある、と僕は思っています。



アメフトが本当に好きだからこそ、いろいろな考えや意見をこれからも大事にして、日本のアメフト人気が少しでも向上することを願ってアクションをおこしていきたいです!!