感情を言語化するために。と、その先に見えるもの | アダルトチルドレン~いつか本当に籠の外へ~

アダルトチルドレン~いつか本当に籠の外へ~

アダルトチルドレンになるまで、そしてアダルトチルドレンがゆえに生き辛いと思ってきたこと、
今がんばっていること、できるようになったことをたくさん書いていこうと思います。

☆アダルトチルドレンの思い出☆

今月購入した本、

『自己を知る脳・他者を理解する脳』

なかなか難しくて、2巡目に入りました。

アレキシサイミアについて書かれた1章を再び読んで、まとめと、思ったことを書き残したいと思います。

アレキシサイミアとは、日本語では『失感情症』となりますが、

感情を言語化出来ない人のことです。

そして、アレキシサイミアが抱える問題に(当事者がこれを問題視出来るかどうかは、個人差があると思いますが)、特に感情面で

自他の区別がつかないこと

が挙げられます。

なぜ、自他の区別がつかないかというと、

メタ認知ができない(第三者の視点が取得できていない)からで、

発達段階的には、メタ認知の前、他者のことを一人称として感じてしまい、そこからの発達が妨げられているとのことです。

ACにも、共通項がありますね。

そこで、私なりに、因果関係を遡って、その果てに何が見つかるのかを考えてみたところ、今のところ次のような流れが見えてきました。

メタ認知が出来ない



他者の理解が出来ない



自己の感情も第三者の視点で見れない



感情面での自他の区分が出来ない(他者のことを一人称で感じてしまう)



自己の感情を言語化出来ない



感情など目に見えないものを捉えることが出来ない



楔前部(想像するときに活性化されるところ)の機能不全



不快なことは、ボンヤリしたまま放置

最後の方については、最近のYahooニュースで、楔前部に関する次のような記事を読みました。

『楔前部の体積が大きいと幸福度も大きくなる』

この体積については、先天的なのか、後天的にどこまで大きく出来るのかは分かりませんし、

幸福というと、幼児期には大袈裟な表現になってしまうので、

もっと平易に、単純に、

楽しいとか、嬉しい

と感じられると、先程のフローを下から上へ見ていく時に、全て否定(否定の否定=肯定)、即ち、

出来る!

になるのだと思います。

ACの視点からも、

もし、何でも思ったことを言ったりしたり出来る環境なら、ボンヤリしたまま放置することにはならないと思うので、

やはり、これが根元かなと思います。

もし、誰の目を気にすることなく、

心の底から楽しいと思えることを増やせれば、

想像することも、柵から解放されることで出来るようになるかも知れないし、

そうすれば、メタ認知も、出来るようになるかも知れないと思います。


にほんブログ村