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玉響と共に(弐)

心霊体験、現象、オーブ(御霊、玉響)など
実体験を元に書いていきます。体験談の置き場

瀬戸内海にある島に魚釣りに行った時のお話です

 

この島は魚釣り海水浴、キャンプなど十数回は訪れたことのある島です

 

小さな島なので島のどこに何があるかは全部知ってました

 

魚釣りの時はいつも渡船を使っていました

 

片道3000円で島まで送ってくれます

 

船頭さんは仲良しで帰りに牡蠣をくれたりとても親切な方でした

 

島の北側に行った事がなかったので初めて行ってみました

 

夜の8時に上陸し迎えは夜の0時にお願いしました

 

そこは島の端で内陸部に行こうにも切り立った山がありほぼ移動出来ない場所でした

 

潮が引いていたので海の中を長靴で移動し平らな岩の上に荷物を置きました

 

この島は昔石の産地だったので切り出した石の破材などが多く捨てられていました

 

そこで買ってきたおにぎりを食べ釣りの用意をしていると

 

変わった匂いが漂ってきました

 

どこかで嗅いだことのある匂い

 

すると突然気分が悪くなってきました

 

しだいに鳥肌と吐き気が起こり頭が痛い

 

何度かもどしたので最初は食中毒かと思いました

 

すぐに船頭さんに連絡をしすぐに迎えに来てくださいと頼みました

 

しかしまだお客さんを下ろしきれてないので

 

おじいさんを迎えに寄こすといいました

 

突発の運賃は2倍なので6000円かかると言われましたがお願いしました

 

荷物をしまい迎えを待ちながら石の上に寝転がっていました

 

30分はかかると言っていたのでとてもしんどかったです

 

しばらくして沖の方にサーチライトを付けた船が見えました

 

「あぁやっと帰れる」

 

と思い船が付けれそうな横の岩に上りました

 

渡船のじいさんがサーチライトで足元を照らしてくれて

 

船の所に歩いて行くとある物が見えました

 

○○家 ○○家

 

平らな石の正体は古い墓石でした

 

私がおにぎりを食べた石も寝転がった石も歩いていた平らな石も全て墓石

 

渡船に乗り込みじいさんに

 

「ここ渡す時に言うてくれにゃー墓石じゃねーか」

 

「すまんかった息子によう言うとくわ」

 

と料金をただにしてくれました

 

それ以来島に渡っての釣りを辞めました

 

何かあってもすぐに帰れない恐怖は二度と御免です

 

 

あの匂いは線香に似ていたように思います

 

キャンプやハイキングで見晴らしの良い所にある大きな石は

古い墓石や願掛け石だったりするので座らない方がいいと

石鎚の方に言われた事を思い出しました