知人の家に行った時の話です
その日は夕食に呼ばれたので夜の8時頃に知人宅に行きました
このお宅は豪邸で自動シャッターがあってそこを入ると庭に駐車場
敷地の周りは高い壁が全周ありました
玄関を入るといきなりガラスケースに飾られた甲冑と日本刀
リビングには大きな水槽が埋め込まれており中にはアロワナが泳いでいました
なんか成金がお金の使い方を間違ったような悪趣味な家と嫁さんが言っていました
知人は帰りが遅くなるようなので先に食事をしました
21時過ぎに電話がありまだ帰れないけど待っててと
嫁さんと二人でテレビを見ながら話をして過ごしていました
すると二階から子供の走る音が聞こえました
「子供おきたんじゃない?」と聞くと
「今日は実家に行ってる。隣の子が走ってる音だよ」と奥さんが答える
どう聞いてもこの家の2階から聞こえる音なのに変だなと思っていました
しばらくしてまた2階を走る音
「これ隣じゃなくて二階だよ。天井で音するじゃろ」というと
たまにこの走ってる音がするらしくずっと隣の家の子供が走ってると思ってたそうです
冷静に考えたらこの広い敷地で高い壁があるのに隣の音が聞こえるはずがない
すでに怖がってる奥さんにそれを言う事はなかったですが
しばらくしてリビング横の階段から
「ぺったん ぺったん」
と裸足で小さな子が1段ずつ降りてくる音が鳴り出しました
「ちょっとー!怖い!」
と奥さんが叫び知人に電話してましたが不通でした
降りてくる音が下まできたのでリビングのドアを開け見ました
リビング横から真直ぐ2階へのびる階段がありました
誰もいません
もうすでに奥さんは泣きそうでした
「大丈夫!○○が帰ってくるまでおるから」
というと少し安心していました
それからちょっと2階を見せてと頼み2階に上がりました
階段を上がると広間がありそこの中央から奥に伸びる廊下
左右に部屋が3個づつあり全部の部屋を見せてもらいました
右側に手前から寝室と旦那、奥さんの自室
左側に子供の部屋と衣装部屋、奥に和室の物置部屋
寝室に入った時に壁に間接照明が3個並んでいたのですが
その照明が明るくなったり暗くなったりしだして
それと同時に廊下で足音が聞こえました
私も奥さんも怖くなり一旦リビングに戻りました
奥さんは何度も旦那さんに電話をかけましたが繋がりません
どうしようと私の顔を見ています
しばらく様子を窺っていると
「ぺったん ぺったん」
また階段を下りてくる足音が聞こえてきました
すぐにドアを開け階段へ行きました
なにもいないのでそのまま2階に駆け上がりました
真っ暗な2階の廊下を見ていると
一番奥の物置部屋のドアの下から突然明かりが見えました
ドアの下の隙間から光がもれてる
あの部屋になにかあると思い奥さんを呼んで行こうとした時に
電気が消えました
パニックで過呼吸になる奥さんもう見ていられないのでリビングまで連れていき
2階に戻ろうとした時
「ガラガラガラ」
と音が聞こえました
やっと旦那さんが帰ってきたらしくシャッターの開く音がしました
何かほっとした気持ちとなんとも言えない怒りが込みあげ
入ってきた旦那さんへ文句を言ってると
後ろから奥さんが旦那さんに飛び掛かっていました
ひと段落して起きたことを話し旦那と二人で2階の物置部屋へ行きました
5畳ほどの和室で色んな箱が積み重なっていました
「これ中身なんなん?」
「贈り物やらコレクションやら」
それよりこれを見てくれと旦那が和室の押入れを開けました
押入れの下の段に大きな木枠に入った日本人形
背丈は80センチほどありました
見た感じすごく古く人形と言うより生皮を剥いで作ったはく製のような顔をしていました
おかっぱ頭で切り揃えられてるはずの髪の毛が一部だけ足元まで伸びてる
「これじゃろう?これしかなかろう?」
と言うと
「やっぱこれか」
恐ろしい体験でした
座敷童って…怖い
旦那が言うには刀や甲冑をあちこち買いに行ってた頃
この日本人形に出会ったそうです
後日、なんであんなに遅くなったのか聞くと
「まだ解決せんじゃろーと思って時間つぶしてたそうです」
ほんとクズな旦那さんでした