幼少期の頃、アンパンマンの作者がどんな人かなんて考えたこともなかった。日本中の子どもたちの心を今も鷲掴みする物語は、どんな人から生まれたのだろう…。
朝ドラで話題の「あんぱん」に出会ったこともあり、物語のネタバレを知りたくない気持ちもありながら、でもやっぱり足を運んだ「やなせたかし展」。
戦争も経験し、数々の別れがあった。生涯を覗けば、決して順風満帆ではなかったと思う。
様々な⼈との出会いに揉まれ、「なんのために⽣まれて、なにをして⽣きるのか」を⾃分に問い続けた、やなせさんが辿り着いたのは、カッコ悪くても、本当に困っている⼈に⼀⽚のパンを、「あんぱん」を与えられるヒーロー像。
「自分が傷つくことなしに正義を行なうことはできない」と言うのが、やなせさんが戦争で学んだ持論だという。
この展示のタイトルは「人生はよろこばせごっこ」。
この考えは、やなせさんが、生きていく中で軸になっていくもの。人を騙して貶めるより、どうせ時間を使うなら、人を喜ばせたい。 綺麗事のようなセリフを、いくつになっても吐き続けたい。
大人になって知るからこそ深まるアンパンマンの魅力(● ̍̑● ̍̑●)


