数ヶ月前までは美しい街だった場所が廃墟となって人が血を流し横たわり、死傷者人数がニュースで毎日報告されれたびに心が痛みます。

他人事として片付けてしまって良いとは思えない…そう感じている人は少なくないかと思います。



私の両親は太平洋戦争体験者です。
父に至っては中国へ出兵しています。

科学的根拠は全くないのですが…
両親の戦争体験は娘の私に少なからず遺伝しているように感じます。

戦争は絶対にしてはいけない。
強く感じている一人です。
これは両親の戦争体験からくる遺伝子の影響かな?

人が人を殺す
それを堂々とする最悪なステージが戦争です。

両親が生前、日本の憲法9条『戦争の放棄』について国会で改正案が出るたびに父は言ってました。

『改正したい奴らはそんなに戦争したいのか?
ならば、先ず改正したい奴ら自身が戦争の最前線へ行けばいい。自分の子供達を最前線へ行かせろ。
どんな理由があろうと、戦争になればお互いが消えないキズを負う。勝ち負け関係ない!
最悪なことをしているには変わりない。
戦争へ向かう発言をする野郎は自分は安全な場所にいるからそんな無責任なことを言えるんだ。』

父の発言を聞きながら母は頷いていました。



武器を持たない民間人を殺すなんつ本当に卑劣であってはならない殺人だ。
また、戦争下で兵士同士が殺し合うのも殺人だ。

それを命令する人は自分を他の人に守らせて、安全な場所で無責任極まりないロクデナシの命令を下す。殺人を供与するんだ。
かつて太平洋戦争で陥った間違いを繰返しではいけない。

私の両親はチャップリンが大好きでした。
ハリウッドの喜劇王チャップリンは戦後のアメリカの赤狩り対象者となりアメリカから追放され、スイスに移住しました。

以下はチャールズチャップリン名言集から。


一人を殺せば殺人者だが、
百万人を殺せば英雄だ。
殺人は数によって神聖化させられる。

戦争をやって、歪みあっている国のリーダーをリングの上にみな引っ張ってくるんだ。
そうしてトランクス一枚の裸で、徹底的にやらせるという具合にいかないもんかね。

思考だけがあって感情がなければ、
人間性は失われてしまう。

権力と威厳を持ち過ぎる者は、
いつでも最後には人々の嘲笑の的となる。


全てチャップリンの言葉です。

元々、家族みんなが映画好きでチャップリンの映画も好きでしたから大抵の映画は見ていて、私は『街の灯』が大好きでした。
私が中学一年ぐらいの時に、NHKの教育テレビ番組でチャップリンの映画特集があった時に初めて私は『独裁者』を見ました。
見終わった時に、父た母からチャップリンがハリウッドから追放されたことを聞きました。

暫くしたら、両親からチャップリンの名言集本を貰いました。
英語と日本語翻訳が入ったものでした。

その中にあったもなでもう一つご紹介します。

必要なのは知識でなく思いやりである。
思いやりがなければ残るのは暴力だけである。
心に愛を知らぬものだけが憎しみ合うのだ。
人生はもっと美しく、もっと素晴らしいはずだ。


国家単位で何があろうが、
先ずは一人の人間として思いやりを忘れたくありませんね。

性別、人種、国籍などにとらわれず、
これからは地球に住む一つの生命体として、
様々なことを受け止めながら
お互いを思いやりながら生きていきたいですね。

爆弾が投下される先には生命がある。
人間も他の動物、生物も……

自分だけの世界ではない。
みんなの世界なのです。


『いち、にのさん❗️』で世界中の人が武器を手放すことはできないのでしょうか?