綾辻行人の『囁きシリーズ』の2作目

『暗闇の囁き』です!





暗闇の囁き (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社
売り上げランキング: 193809


内容(「BOOK」データベースより)
黒髪を切られ変死した女性家庭教師。そして従兄とその母親も眼球と爪を奪われて死んだ。謎めいたほどに美しい兄弟のまわりに次々と起こる奇怪な死。遠い記憶の闇のなかから湧き上がってくる“囁き”が呼び醒ますものは何か。『緋色の囁き』に続く異色の長編推理“囁き”シリーズ第二弾、講談社文庫に登場。






















『緋色の囁き』以来、なんとなく手が出なかった『囁きシリーズ』ですが、ついに2作目に手をつけました。


感想としては






めちゃくちゃいいじゃないスか!!!




って感じですね~。


なんだか僕の琴線に触れました。




事件は過去に山奥で起こった凄惨な猟奇事件に端を発していて、そこらへんの雰囲気がまさに本格ミステリのようで、「おやおや、これは普通にミステリになってしまうのかな」なんて思ったんですが、意外というかやはりというか、結論はホラーにまとめてきましたね。


だいたい今時こんなに古い設定を真面目な顔をしてやってくれる作家さんはあまりいないと思いますが、綾辻氏はそこが立派ですね。

ちょっと雰囲気が『暗黒館の殺人』っぽくて(オチもなんだか暗黒館っぽい??)僕はとても興奮しました。

また囁きシリーズの特色といえる『狂気』と『囁き』と『少年』という要素がとてもよく絡まっていて、そしてなんだか甘酸っぱい純粋さがとてもたまらなかったです。

最後、兄弟二人があっちゃんのことを弁明するシーンなんてなんだか眼がウルッと来ましたよ!





まぁこのあと『黄昏の囁き』も読んだんですが、僕は『暗闇の囁き』が一番好きなようです。


そして『暗闇の囁き』では謎のまま終わってしまった部分がありましたがその真相が『殺人鬼』で読める?という情報をゲットしたので、さっそく図書館に予約してしまいました!来るのが楽しみです!

あの真相、どうなってたんだ!

そしてこんな演出するなんて、ニクイぜ!

というわけで『殺人鬼』もそのうち読みます!



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綾辻 行人
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